ずうのめ人形 の商品レビュー
呪いは感染する!?前作に続き、結局のところは人間が一番怖い!また『リング』を幼少期で観たであろう著者世代の恐怖の捉え方なども全体を通して参考になりました。しかし、サラリと書かれてましたが、よくよく考えるとタワーマンション住人52階分を犠牲に!って想像しただけで凄まじい光景ですよね...
呪いは感染する!?前作に続き、結局のところは人間が一番怖い!また『リング』を幼少期で観たであろう著者世代の恐怖の捉え方なども全体を通して参考になりました。しかし、サラリと書かれてましたが、よくよく考えるとタワーマンション住人52階分を犠牲に!って想像しただけで凄まじい光景ですよね(苦笑)。
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都市伝説と「リング」を掛け合わせたエンタメ要素の強いホラー。 作中にある小説をはさみながら物語は進んでいく。 その謎の小説の先をもっと読みたい…と思うところでパッと現実の時間に戻される。 あぁ、もどかしい…けどそこがいい! 後半はしっかりホラーだけど、途中までその作中の小説と死と...
都市伝説と「リング」を掛け合わせたエンタメ要素の強いホラー。 作中にある小説をはさみながら物語は進んでいく。 その謎の小説の先をもっと読みたい…と思うところでパッと現実の時間に戻される。 あぁ、もどかしい…けどそこがいい! 後半はしっかりホラーだけど、途中までその作中の小説と死との関係性を探るあたりはミステリーっぽい。 助かる方法は見つかるのか。 後半ふいに登場してくるあのかたについては、叙述トリックですよね。 騙された方は多いはず。思わずページを戻して確認してしまいました。 綾辻さんの書くホラーのようなプロローグも良い。 2作目まで読んで確信。私この人の作品好きです。
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なんと「ぼぎわん」の彼らがまた活躍(?)してる。シリーズなのでしょうか、嬉しくなって高評価です。でも今回は霊障の本体が不可解で、イマイチ納得がいかない(のがホラーなんですね)。私はホラーが苦手なのでオカルトの世界に造詣はないのですが、澤村伊智さんの作品は帯でも書かれていますがホラーというよりエンタメなので楽しめます。本当のホラー好きさんには物足りないかもしれません。登場人物たちが魅力的で、そうきたか!という過去との繋がりも意外性があって面白かった。キリカも手元にあるので頑張ります。
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自分の思い描くホラー小説とはかなり違うけど、エンタメとして読めば、面白い。気がつけば100人以上死んでた。そんな人が死ぬ小説って清涼院さんかこの人しか思い出せないわ。
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ひたひたと忍び寄る 市松人形を想像しちゃうと 夜中に読んでしまうと 怖くて べそをかきそうになります 読んでるこちらが どんどん先読みして怖くなるので そこをうまく使って 最後の どんでん返しがくると ええええ とびっくりして 読み返すことになります
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ポイントを外さない上手さがあるというか、 読み手の期待を裏切らないところが魅力だと思う。 都市伝説、不幸の手紙的拡散の恐怖、 リングという読み手が必ず読んでいるであろう作品の をうまく本歌取りする手法。 ホラーとしての怖さというより、 小説としての伏線回収やストーリー展開をと...
ポイントを外さない上手さがあるというか、 読み手の期待を裏切らないところが魅力だと思う。 都市伝説、不幸の手紙的拡散の恐怖、 リングという読み手が必ず読んでいるであろう作品の をうまく本歌取りする手法。 ホラーとしての怖さというより、 小説としての伏線回収やストーリー展開をとったというか、 怖がらせることに特化していないところはあるので そこは評価が分かれるところかも。
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ぼぎわんの作者、澤村先生の書き下ろし二作目。 ぼぎわんから引き続き野崎さんや琴音さんも出演。 ずうのめ人形の怖さは勿論のこと、人間の恐ろしさがとても表現されていたな~と感じた。 次の作品も期待大♪
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ぼぎわんが、民俗的怪異なのに対し、本作は都市伝説と呪いによる怪異。先入観のまま読み進めて、作者の思惑にキレイに引っかかったと思う。
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読了、80点 *** 不審死を遂げたライターが遺した原稿。オカルト雑誌で働く藤間は、作中に登場する「ずうのめ人形」という都市伝説に惹かれていく。読み進めるごとに現実に現れる喪服の人形。迫り来る怪異を防ぐため、藤間は先輩である野崎に助けを求めるが―はたしてこの物語は「ホンモノ」か。 BOOK」データベースより *** 『ぼぎわんが来る』を読みその流れで続きも読んでみました。 作中作で語られる小説に出てくる都市伝説が呪いを発揮し登場人物を襲う、話が進むにつれて作中作の小説の中身が明らかになり、その結果登場人物たちを惑わすという展開が非常に上手い。 やや冗長ではありますが、それもきっちり伏線になっているので読み終われば納得の構成でしょう。 また前作と比較して、理不尽なものに襲われる恐怖や都市伝説の解説などは同じように面白いですが、 解決のプロセスが非常にすっきりしていました。 気に留めておきたい部分としては叙述トリックを使っている点で、使い方自体は十分上手いのですが、 これしか書けない作家さんにならないだろうか、そして今後同じ方向で文体が上手くなっていくならこれよりも後の作品を読んだ方がいいのではと不安になる点でした。
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今度の怪異はあなたの手の中に――嗤い声が聞こえたら、もう逃げられない。 オカルト雑誌で働く藤間は、同僚から都市伝説にまつわる原稿を託される。それは一週間前に不審死を遂げたライターが遺したものらしい。原稿を読み進め「ずうのめ人形」という都市伝説に触れた時――怪異が、始まる。 ...
今度の怪異はあなたの手の中に――嗤い声が聞こえたら、もう逃げられない。 オカルト雑誌で働く藤間は、同僚から都市伝説にまつわる原稿を託される。それは一週間前に不審死を遂げたライターが遺したものらしい。原稿を読み進め「ずうのめ人形」という都市伝説に触れた時――怪異が、始まる。 怪異よりも人間の怖さの方が中心だったし、前半はメタっぽくオカルトについて話してたからわりと全体的に冷静に読めた。里穂可哀想に、幸せになってって思いながら読んでいたのに!違和感はあったけど気がつかなかった。野崎くんはめちゃめちゃ仕事してた。今回は琴子さんの出番なし。これほど被害出た怪異なのに大元が死ねばそれでオッケーっていうのはちょっとあっさりしすぎていたような。それにしても藤間くんは……。あと公式サイト!!!
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