東芝粉飾の原点 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こういう系統の本を読んだことがなかったが、興味を持ち読んでみた。 小笠原啓(おがさわら さとし) 日経ビジネスの記者が書いたもの。 記者というのは、これほどまで情報を集められるものなのかと改めて感心させられた。また、内部告発の情報を多用していたが、東芝ともなる大きな企業となるとたくさんの情報が集まってくるのだろうと感じた。 記者が書いたということで、やはり批判的な方向の意見が多いような気もするし、実際のところとどうなのかと疑問に思う部分もあったが、内容が細かくとてもよかった。
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企業不祥事の本を何冊か読んでいるが、 ・トップが戦略を誤るが、それを決して認めない ・部下に「工夫」「チャレンジ」を求める ・業績が回復しないのは現場の工夫が足らないせいだ、と責任転嫁する ・現場の担当者が無理をして不祥事に至る …という構図がほぼ間違いなく見られる
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消費者として、ユーザーとして信頼できるメーカーだった東芝幹部の裏切り行為。企業を存続させるために、ウェスティングハウスを買収したが、フクイチの事故で原子力発電所の事業は下火に。企業としての膿を出すことなく、当時の幹部も居座る東芝に未来はない。
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【ネタバレなし】よく取材されてて、製造業に勤めている自分にとっては大変参考になる内容だった。中〜大規模の日本企業ならどこでも同じことが起こりうるんじゃないだろうか。 文章が下手なので時々読みにくいところがあってマイナス。
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雑誌の特集をまとめただけという印象。内容自体は悪くないのだが、一つ一つの記事や事実を深堀してしてほしい
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