a day in the life の商品レビュー
すごく詳しい自叙伝。 そして詳しいイラスト。 水丸さんのすべてがわかります。 小さいころから、ずっとその後まで。 住んでいた家から、移り住んだ家、家族のこと。 それらをどれほど愛着を持っていたかを熱く熱く語られます。
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安西さんは子どものころのこととか、とにかく昔のことを本当に事細かに覚えていて、自分の引き出しに大切にしまわれていたんだなと伝わるエッセイ集。大切にしていたのは昔のことだけではなくて、その時々の物とか、人との出会いも然り。大切感が伝わるから、人のことなんだけどおもしろい。おなじみの...
安西さんは子どものころのこととか、とにかく昔のことを本当に事細かに覚えていて、自分の引き出しに大切にしまわれていたんだなと伝わるエッセイ集。大切にしていたのは昔のことだけではなくて、その時々の物とか、人との出会いも然り。大切感が伝わるから、人のことなんだけどおもしろい。おなじみのイラストや、多くの写真も楽しめます。実は図書館で借りて、最後までゆっくり読めなかったので、こういった本は、手元に置いておいて、時間のあるときどこからでもひとつずつ、読んでみるのも楽しいかなとも思いました。
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母と暮らした家は千倉でも最南端になる白間津という土地だった。ここは路地栽培の花で知られている。温暖な風土で年明けから花が咲くのだ。 …何度も何度も千倉の説明が登場する。早くにお父さんを亡くし、少年期をお母さんと二人で過ごしたこの千葉の田舎の家の話が私は大好き。家には庭は三つあり...
母と暮らした家は千倉でも最南端になる白間津という土地だった。ここは路地栽培の花で知られている。温暖な風土で年明けから花が咲くのだ。 …何度も何度も千倉の説明が登場する。早くにお父さんを亡くし、少年期をお母さんと二人で過ごしたこの千葉の田舎の家の話が私は大好き。家には庭は三つあり、お母さんは野菜やお花を育てていらした。四季折々の花や木々に囲まれ、ハンモックに揺られて本を読んだり、暖炉の灰に絵を画いたりと水丸少年はゆったり幸せな日々を送られたことでしょう。 「お母さん」 ぼくが叫ぶと、母は花の中から立ち上がって微笑んだ。そんな母のことを今でも時々思い出す。 海をバックに花のある情景が目に浮かぶ。 絵だけでなく、文章にも味があるんだなぁ、水丸さん。
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水丸さんが雑誌「チルチンびと」に連載していたイラスト入りエッセイ。 千葉・千倉で過ごした子供時代の思い出や、それまで住んできた家やマンションの事など。 ご冥福をお祈りします。
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