古書贋作師 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(借.新宿区立図書館) 米英の古書についてあまりよく知らないのだが、原著者のサインとか言葉が書かれていることがかなりその価値を高めているようだ。その贋作についてのミステリー。とはいえ殺人の犯人とか方法などがメインではなく語り手ウィルと脅迫者との緊迫感あるやり取りがメインか。犯人は途中でわかってしまうし(鈍感な私でも半分読まないうちに推測が付くレベル)、殺害についても普通の警察ならすぐ犯人を挙げられる内容。最後もご都合主義的な終わり方。
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図書館で。 主人公が悔恨の念で過去の事件を語るスタイル、好きじゃないんですよね。お話しの中とは言え、過去は変えられないし。それを「あの時ああしていれば良かった」だの、「思い出したくもない記憶だが」とか前置きを出されるとそれだけでゲンナリしちゃうんですよねぇ。あまり暗い話が好きでも...
図書館で。 主人公が悔恨の念で過去の事件を語るスタイル、好きじゃないんですよね。お話しの中とは言え、過去は変えられないし。それを「あの時ああしていれば良かった」だの、「思い出したくもない記憶だが」とか前置きを出されるとそれだけでゲンナリしちゃうんですよねぇ。あまり暗い話が好きでもないので。 という訳で、強請り犯人が出てきた辺りでちょっとイヤになってしまいました。
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贋作師が主人公のミステリー。設定は面白いが、文体も重いし、ミステリーとしても今ひとつ。終盤につれて徐々に読む力が薄れていった。
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元古書贋作師の婚約者の兄が殺される。彼も贋作師であったと思われる。元古書贋作師は疑われるが証拠も無く放免され婚約者と無事結婚しニューヨークからアイルランドへ引っ越す。が、そこに脅迫者が現れる。 贋作についての薀蓄や制作過程は興味深く読んだ。がミステリ的には登場人物が少ないためオチ...
元古書贋作師の婚約者の兄が殺される。彼も贋作師であったと思われる。元古書贋作師は疑われるが証拠も無く放免され婚約者と無事結婚しニューヨークからアイルランドへ引っ越す。が、そこに脅迫者が現れる。 贋作についての薀蓄や制作過程は興味深く読んだ。がミステリ的には登場人物が少ないためオチがイマイチ。もっと叙述トリックのようにした方が面白かったように思う。
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何処に連れて行かれるのか不安になるたぐいの本。 活字や文字や書や絵など、何か描かれるものに惹かれたことのない人にはあまりお勧めしない。 読むとカリグラフィーを身につけたくなる。
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オットー・ペンズラーの肝入りなのね。 うむー、確かに異色。 「誰が」部分はたぶんそんなに重きはおいてないんだろうな。 古書に関する深い造詣はたっぷり感じられるし、余韻も残る。
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元贋作師を主人公にしたユニークなミステリ。 稀覯本というものの持つ魔力を描いた小説は、ミステリに限らず数多いが、本書のような視点のものは余りないように思う。 ただ、視点のユニークさよりも、主人公の何処かとぼけた語り口調が魅力的だった。
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