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殺人犯はそこにいる の商品レビュー

4.5

393件のお客様レビュー

  1. 5つ

    219

  2. 4つ

    115

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

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2024/01/19

一番小さな声を聞け。 いいか、逃げ切れると思うなよ。 日本の内部が腐ってるかを判別する本。もちろんこの一冊だけを盲信することもできないけれど、こういった考えで、こういったことをしている人たちのことにも目を向けなければならない。 情報化社会の中、果たして公職が正しいのか? それは...

一番小さな声を聞け。 いいか、逃げ切れると思うなよ。 日本の内部が腐ってるかを判別する本。もちろんこの一冊だけを盲信することもできないけれど、こういった考えで、こういったことをしている人たちのことにも目を向けなければならない。 情報化社会の中、果たして公職が正しいのか? それは今でも分からない。

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2024/01/12

著者の執念が只管記されている. 線引きが難しいゆえ、一概にaかaじゃないかを判断し批判するのは野暮であるのだろう.現代技術を持ってしてもこの手の判定はプロバビリティだし随所にかなりモヤモヤを感じてしまった.(第1,2種の過誤の...).人権が伴うと定量的な価値判断が全て崩壊するの...

著者の執念が只管記されている. 線引きが難しいゆえ、一概にaかaじゃないかを判断し批判するのは野暮であるのだろう.現代技術を持ってしてもこの手の判定はプロバビリティだし随所にかなりモヤモヤを感じてしまった.(第1,2種の過誤の...).人権が伴うと定量的な価値判断が全て崩壊するので何もわからない. 遺族側に取ったら、結局恨むべき対象を剥がされ犯人を捕まえられませんでした!はどう感じるんだろう.勿論、無実で釈放された方からしたら良い事ではあるけど... かなり叙述が回りくどく冗長なのはノンフィクションだからと割り切るしかない(?)

Posted byブクログ

2023/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めたら止まらなかった。ゴクゴク読んだ。そして、お恥ずかしながら、この本の存在を最近知りました。未だ、交番に行けば貼ってある「横山ゆかりちゃん誘拐事件」のポスター。懸賞金もかかり、何年も探されているあの事件の裏に、こんなことが隠れていたなんて、と衝撃を受けました。ちなみに、発行されたのが平成28年で、本が発行されてから7年も経っているのに、まだ真犯人は捕まっていない。事件について検索してみても、この本と大差ない情報しか出てこない。どこの誰だか分かっているのに!一部の人の名誉とか立場を守るために、幼い子の被害が消される…理不尽だと思いました。

Posted byブクログ

2023/11/11

これが、ノンフィクションなのよ。 こんなにいろんなことが隠蔽されていて、いまも殺人犯は捕まっていない。 どうか、5人の女の子たちの無念が晴らされますように。 真実は作られる。ひとは、信じたいものを信じる。

Posted byブクログ

2023/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件 清水潔 ∞----------------------∞ 警察って何やってるんだろうか?って気はする。 私は死刑反対派なんだけど、足利事件や免田事件を考えると冤罪というのは確かにあって、こういうことがあるから余計にそういう気持ちになる。やっぱり人に人を殺す権利は無いわけで、それが法の元であろうとも、やってはいけないことだと思う。 そして、何度も殺人を犯したかもしれない人でも、時効がきたら逃れられたっていう時代があったんだよね。 警察も去ることながら、科警研と検察も危うかったら何を信じれば良いか分からない。 2023/10/29 読了

Posted byブクログ

2023/10/26

これは本当に起こってること?と何度も疑いたくなった。 真実を究明し続ける人の苦労。 そしてなくしていかなければいけない冤罪。 冤罪がなくならない限り、死刑は正しいのかと 少し考えてしまった。

Posted byブクログ

2023/10/14

物凄いエネルギーをかけて調べ抜いて、ついに真犯人と思しき人物にたどり着いた、前作の桶川事件同様衝撃的な内容だった。 警察は犯人を捕まえるのが仕事ではなく、都合よく作り上げた。作った犯人を罪に問うことに有利な証拠ばかりを採用し、司法も判断を誤って、無罪の市民を17年間も留置所に閉...

物凄いエネルギーをかけて調べ抜いて、ついに真犯人と思しき人物にたどり着いた、前作の桶川事件同様衝撃的な内容だった。 警察は犯人を捕まえるのが仕事ではなく、都合よく作り上げた。作った犯人を罪に問うことに有利な証拠ばかりを採用し、司法も判断を誤って、無罪の市民を17年間も留置所に閉じ込める、これって監禁罪にならないのかな? こんな酷い話があるのかと、驚くばかり。逆に冤罪を作り上げた関係者は処分を受けるべきではないのか。 ただし、だから警察はと、うがった目で公的機関を見るような事はないようにしたい。

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2023/09/23

東出昌大さんがおすすめしてて買いました。読書初心者には500ページほどの本を手に取るのはハードル高いのですが、読みやすく一気に読みました。ノンフィクションで面白かったです。

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2023/09/26

【申し訳ありません。僕はこの本をどう勧めたらいいか分かりませんでした。どうやったら「面白い」「魅力的だ」と思ってもらえるのか、思いつきませんでした。だからこうして、タイトルを隠して売ることに決めました。この本を読んで心が動かされない人はいない、と固く信じています】 2016年に...

【申し訳ありません。僕はこの本をどう勧めたらいいか分かりませんでした。どうやったら「面白い」「魅力的だ」と思ってもらえるのか、思いつきませんでした。だからこうして、タイトルを隠して売ることに決めました。この本を読んで心が動かされない人はいない、と固く信じています】 2016年に盛岡の街の本屋さんで始まり話題になった文庫本Xを覚えているだろうか。 近年ではドラマの参考文献として登場するこの本。もし、まだ読んだことのない方は是非手に取って欲しい。 こんな事が本当にあったのかと驚くことだろう。 こんな事がまかり通るのかと。 この北関東連続幼女誘拐殺人事件のルポルタージュは本当に起きた事件だけに読み心地は重い。 重いが、文体は読みやすく読む手が止まらなかった。 著者の情熱と、綿密な調査力が素晴らしい。 ”権力が報じられたくないことを報じるのがジャーナリズム。それ以外はすべて広報” 読了後、毎日のように目にするニュースが変わって見えてしまうかもしれない。 しかし、私たちはこの事を知らなければいけないと強く感じた一冊だった。 こんな人におすすめ .ᐟ.ᐟ ・ミステリーが好きな人 ・サスペンスが好きな人 ・とくに子供を持つ親 ・社会派が好きな人 ・すべての人

Posted byブクログ

2023/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みものとしては読みやすく、続きが気になってあっという間に読み進めてしまった。 ごく普通の人が、突然に危険人物と決めつけられ報道され、犯人にでっちあげられ、犯していない罪を償うために刑務所に入る。 しかも精度が低めのMCT118法を証拠に逮捕された人の中には、無実を訴えていたにも関わらず、死刑が執行された人もいる。 被害者家族は、捕まった犯人はやっぱり違いましたとの報告を受け、宝物である我が子を失った悲しみだけでも辛過ぎるのに、今も犯人は何もなかったように過ごしていること、改めて捜査をしてもらえないことにも心を乱されなければならない。 清水さんは犯人の目星もつけて警察にも伝えているのに。 間違っていたのなら、間違いを繰り返さないためにも、正しい捜査をすればよいのに。 読んでいてやるせない気持ちになった。 これがノンフィクションであることがショックだった。

Posted byブクログ