PTAグランパ! の商品レビュー
大手家電メーカーを定年退職した、いわゆる元「モーレツ社員」の武曾勤。 悠々自適の隠居生活……のはずが、商社勤めの娘が、小学一年生になる孫娘と共に出戻った。 さらに、勤は娘の代理で青葉小学校PTAの副会長を務めることに。 会長は24歳金髪のギャル男、もう一人の副会長は気弱な主婦。 ...
大手家電メーカーを定年退職した、いわゆる元「モーレツ社員」の武曾勤。 悠々自適の隠居生活……のはずが、商社勤めの娘が、小学一年生になる孫娘と共に出戻った。 さらに、勤は娘の代理で青葉小学校PTAの副会長を務めることに。 会長は24歳金髪のギャル男、もう一人の副会長は気弱な主婦。 勤は「PTAなぞ暇な主婦のお仕事ごっこ」という認識で、敵を作らぬわけがない。 早速、会計監査でママ集団のボス・雅恵に目をつけられる。 形だけの総会、子連れの居酒屋打ち上げ、運動会に夏祭り……勤には到底理解できない出来事と、トラブル満載のイベントが続く中、信頼していた教師がある事件で起訴されてしまい……。 時間労力愛体力を仕事に捧げてきた昭和の男が、子供と家族、自分自身と向き合う一年間!
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世間では、任意の活動、やりたい人でやればいいというように言う人もいて、PTA活動に厳しい環境。確かにPTA活動自体に、経年のマンネリ化で「活動のための活動」、「会議のための会議」、といった改善するべき課題もたくさんあると思う。それでも、この作品はPTA活動に対してポジティブ。もち...
世間では、任意の活動、やりたい人でやればいいというように言う人もいて、PTA活動に厳しい環境。確かにPTA活動自体に、経年のマンネリ化で「活動のための活動」、「会議のための会議」、といった改善するべき課題もたくさんあると思う。それでも、この作品はPTA活動に対してポジティブ。もちろん誰だって負担が増えることはやりたくないし、関わり合いになりたくない。 でも、PTA活動の根底には「子供たちのために」という大原則がある。そこさえ履き違えず、且つ主体的に関われば、武曾氏のように「やって良かった」と思えるのではないでしょうか。「疲れる」のは当然、でも、嫌々するのではなく、活動自体を楽しむことができれば何か得るものがある、そんな風に思わせてくれる作品でした。
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母親なら誰でも経験する、恐怖のPTAを明るいタッチで描いている。また現代社会が抱えている問題を、それぞれの視点で捉えていて興味深かった。
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これは面白かった! 初めて読んだ作家さんで、軽い気持ちで読んでみたが、かなり面白くて、一気に読んでしまった。 他の本も読んでみたい!
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この作家さんで3冊目。そんなにおもしろくないけど、お父さん役の人、伊藤さん役の人みたいなのが毎回でてきて、そういうのが書きたい人なんや、と安心して読める。
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定年退職した会社人間のおじさんとPTAのママ友たちとでは常識が合わないに決まってるんだけど、自分がおじさんの考えに近いことが少し悲しい...。
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PTA役員経験者としては共感できる部分も多いけど、ぼくの場合は、「男だから許される」ことが多かったような気がする。 「女の敵は女」を地で行く場面によく遭遇した。 あぁ、こわ!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【ネタバレ】定年退職したじいさまが、出戻った娘のピンチヒッターとして孫娘の学校のPTA副会長を引き受けて…。フィクションにクレームしても仕方ありませんけど、こんなに上手く事が進んだらPTAで悩む親などいなくなるわけで。解放されてホントによかった(笑
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