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夜空はいつでも最高密度の青色だ の商品レビュー

3.8

74件のお客様レビュー

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2025/11/12

5年前に読んだときは理解できなかったけど、社会人とか色々経験して、前よりは最果タヒさんが何を言っているのか、全部は分からなかったけど、その真意に近づいた気がする。

Posted byブクログ

2025/08/09

今を生きてる人は 生死感を考えることがあんまりないようで。 人の生死感を聞きたいと思っていたのですが こちらの本で共感したり、孤独や価値や愛について考えることもあり、ためになる時間を過ごせました。 「どんなに因数分解したって理解を得られないだろうそんな感情が、その人をその人だけ...

今を生きてる人は 生死感を考えることがあんまりないようで。 人の生死感を聞きたいと思っていたのですが こちらの本で共感したり、孤独や価値や愛について考えることもあり、ためになる時間を過ごせました。 「どんなに因数分解したって理解を得られないだろうそんな感情が、その人をその人だけの存在にしている。」 私が悩んでることも人には理解されないだろうと思ってて、でも、そうやって感じる人ももいてくれると思うと救われます。

Posted byブクログ

2025/05/23

死生観? 「きみ」は特定の誰かじゃなく全世界の人or読者 その存在を知らないことに作者は罪悪感。 分からないような所も多く、なのに気になった箇所をメモしたら一杯になった。 彫刻刀の詩 きみが泣いているか、絶望か、そんなことは関係がない、 きみがどこかにいる、 心臓をならしている...

死生観? 「きみ」は特定の誰かじゃなく全世界の人or読者 その存在を知らないことに作者は罪悪感。 分からないような所も多く、なのに気になった箇所をメモしたら一杯になった。 彫刻刀の詩 きみが泣いているか、絶望か、そんなことは関係がない、 きみがどこかにいる、 心臓をならしている、 それだけで、みんな、元気そうだと安心をする。 お元気ですか、生きていますか。 きみの孤独を、かたどるやさしさ。 やぶれかぶれ 私がコンクリートのひとかけらになって、しあわせな4人家族のお家の床になるのは何年後だろう。そのために、生まれたんです。言い切るんです。 24時間 どんな悪意も天才なら、肯定できるってみんな知って、だから美術館に行くの?… ギリギリで生きているってことに気づかないぐらい、コンビニがご飯も水もトイレも提供してくれる。 プリズムの詩 自分がただの人間だって、 思い知らなくちゃいけないなんて、誰が決めたの。 竹 私はかわいそうだって思った方が楽しめる音楽、増えるよね。…愛してって言葉ぐらいしか似合わない感情を、具体的にしなきゃ殺されるから、とりあえず欲しがっている。… 愛してで事足りるような孤独なんて持っていないよ。 夏 きみを、私が知らないことはひとつの暴力だ。…きみがしんでいても生きていても私は知りようがない。永遠に。殺しているんだよ。… はじめから、そして永遠に、私にとってきみは死体だ。 花と高熱 きみが終わらないと、世界は続かない。 雪 生きていたらいいことあるよ。70億人と友達になれるし、ならなきゃずっと死ねないよ。 栞の詩 愛しあえたら平和になれるという歌が流れる中で、 だれにも愛されない人がいたらその人は 死なないと辻褄が合わないのかな、と、… ぼくは知らずに、ただきみを好きでいる。 だから、最低なんです。 にほんご みんな同じだよって、いわれて、だれもわかってくれないという気持ちに、なるのはどうしてだろう。物理法則? 目の前で、車が事故るまでは誰もふりむいてくれない。それを知ってるから、みんなあぶない運転をする。…そして、だれかをはねるんだね。 きれいな人生 宇多田ヒカルを聴いて、思い出すのが校庭の匂いなら、きみの幼少期は最高なもの。ちゃんと、家族への侮辱に激昂する人類でいてね。 とあるCUTE 渋谷の街で、未来をあきらめるたびにかわいい洋服が手に入る気がしている。

Posted byブクログ

2025/04/26

かなり好きな詩が多かった。 透明な感情に色が着くのが心地いいです。 きれい、美しくみえるのは、自分の心にあるもののお陰だって、自分の心が美しいからだって思ってもいいのかなと思えた。 憂鬱な4月に、ただ一緒に溶けてくれる言葉たち

Posted byブクログ

2025/02/20

初めて読んだ詩集。今まで詩集は読んだことが無く読み方に試行錯誤したけど、何となく自分の感覚に近いと思う詩だったり、好きな表現を見つけることができた。また、あとがきにある、最果さんの考えに今の自分が救われた気がしてとても心地よかった。

Posted byブクログ

2025/02/17

購入から4年経ってようやく開いた本。 『死んでしまう系のぼくらに』では私が恋をしていないからわからない詩が多い、と感じたが、こちらを読み進めると作者は愛だとか恋だとかを多面的に捉えていると思った。それで、少し感じ取りやすくなった。 薄暗くて心地のいいことばたち。

Posted byブクログ

2024/11/23

『死んでしまう系のぼくらに』に続き読了。前作の方が印象に残る詩は多かった。怒涛の詩の後に読む著者の潔いあとがきが好きだ。それにしてもタイトルと装丁で興味を惹くのが上手いなと思う。

Posted byブクログ

2024/10/02

初の詩集レビュー。詩を読むとはどういうことかは分かっていないが、言葉から何かしらの感情が伝わってきて、共感につながっていく。文章として読んでしまうと、流れが悪かったりするので、慣れるまで時間がかかるだろう。 恋愛にまつわる詩が多く、単純な愛を伝えるものではなく、片思いなどどこか...

初の詩集レビュー。詩を読むとはどういうことかは分かっていないが、言葉から何かしらの感情が伝わってきて、共感につながっていく。文章として読んでしまうと、流れが悪かったりするので、慣れるまで時間がかかるだろう。 恋愛にまつわる詩が多く、単純な愛を伝えるものではなく、片思いなどどこか影のある関係性に関するものが多かった。2ページおきに1作品書かれており、余白が多い。詩集とはこういうものなのだろうか。

Posted byブクログ

2024/11/09

悲しすぎて寂しすぎて、読むのが少し辛かった。でも、そういう感情を否定せず、無いものともせず、綺麗なもので塗り潰すこともなく、そのまま表現する・受け止める感覚はあたたかくも思えた。

Posted byブクログ

2024/05/05

タイトルと、作者のお名前に惹かれて何となく手に取った本。詩集。 "若い感性"で描かれた詩の世界。 作者の最果タヒさんは、あとがきで「100%誰かに理解してもらえるなら、そんな人間、この世界にいる意味がない。」と記している。 その通りなのか、最...

タイトルと、作者のお名前に惹かれて何となく手に取った本。詩集。 "若い感性"で描かれた詩の世界。 作者の最果タヒさんは、あとがきで「100%誰かに理解してもらえるなら、そんな人間、この世界にいる意味がない。」と記している。 その通りなのか、最果タヒさんの詩のなかには私には理解できないものもある。その一方で、ふっと理解できる部分共感できる部分がある詩もあった。 理不尽な思いをしたとき、苛立ちが沸き上がってきて押さえきれないとき、イヤな記憶が甦ってきたとき、ある人を嫌いでたまらないとき……そういう負のエネルギーが溢れだすときをなんだか思い出させる詩集であり、それもしょうがないかと負のエネルギーをもつ負の自身を落ち着かせることもできる詩集だった。

Posted byブクログ