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知れば恐ろしい日本人の風習 の商品レビュー

3.4

17件のお客様レビュー

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2024/03/10

彼岸やお盆は柳田説を紹介すべきである。 解説に言及がないのは大いに不満。 が、各項目はそれなりに興味深いので★4.

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2023/11/15

本当は怖いなんとやら的などこかカジュアルなものを期待しつつも店頭でパラパラと中身を見てカジュアルではなく生真面目な内容だなということは理解した上で購入しました。 読み始めると確かに生真面目で、序盤の内容は個人的にあまり興味が薄いためにあまり面白さを感じず、後半のわらべ唄や昔話に...

本当は怖いなんとやら的などこかカジュアルなものを期待しつつも店頭でパラパラと中身を見てカジュアルではなく生真面目な内容だなということは理解した上で購入しました。 読み始めると確かに生真面目で、序盤の内容は個人的にあまり興味が薄いためにあまり面白さを感じず、後半のわらべ唄や昔話についてのところでやっと面白さが出てきました。ひとつのテーマについて3ページ程度なのが読みやすさになっています。 初めて知る楽しみもあれば、もともとこのような話には興味があったので既知との比較や記憶を呼び覚ます楽しみがありました。そして既知のいわれと異なればやはり諸説あるんだなと再認識でした。

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2023/01/28

日本の風習やしきたりのルーツについて考察した一冊。なるほどと思えるものもあってなかなか面白かった。でも、量が多いからそれを誰かに話せるように自分の知識にすることは難しい。 でも春夏秋冬で変化する「おはぎ」の名前については印象に残った。これは誰かに話していこうと思う。

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2022/05/16

知れば恐ろしいと書いてあったからホラー系なのかと思ったらそんなことはなく。なるほどと思った話もあれば、うーんと思った話もあった。 深く考えたことがなかったことを考えられるのが面白かった。

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2020/08/07

いろんな説があって何が本当なのかは分からない。人間は想像力があるから、想像した話をまた違う人が聞いて想像し、その話をまた違う人が聞いて。。と繰り返してるところもあるのかな? 伝承を考えることは人を知ることだと思いました。

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2020/02/23

過去の人が恐れていたものが現在では色々と解明されていて、昔の人の生活を想像するとそのように考えざるを得ないんだろうなと思い、何だか切ない気持ちになった

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2019/11/15

知っているけど知らない話。 昨今のミックスされた宗教感ではなく、日本が古来からミックスしていた宗教感による逸話や風習。 なるほど、と納得するものもあれば、そうなの?と首を傾げたくなる話もある。 人の創造力の豊かさは、自然と共にあったときの方が力があったのかもしれない。 面白く読ん...

知っているけど知らない話。 昨今のミックスされた宗教感ではなく、日本が古来からミックスしていた宗教感による逸話や風習。 なるほど、と納得するものもあれば、そうなの?と首を傾げたくなる話もある。 人の創造力の豊かさは、自然と共にあったときの方が力があったのかもしれない。 面白く読んだ。

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2019/09/08

なぜ、夜に爪を切ると「親の死に目にあえない」と言われるのか?「孟蘭盆会(お盆)」の起源は地獄での“逆さ吊り”の刑にあった―日本のしきたりや年中行事、わらべ唄の昔話には、どこか不気味なものや、ルーツに恐ろしい逸話が隠されているものが多い。それはいったいなぜなのか

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2019/02/08

なぜ、夜に爪を切ると「親の死に目にあえない」と言われるのか?「孟蘭盆会(お盆)」の起源は地獄での“逆さ吊り”の刑にあった―日本のしきたりや年中行事、わらべ唄の昔話には、どこか不気味なものや、ルーツに恐ろしい逸話が隠されているものが多い。それはいったいなぜなのか。風習に潜む恐怖の謎...

なぜ、夜に爪を切ると「親の死に目にあえない」と言われるのか?「孟蘭盆会(お盆)」の起源は地獄での“逆さ吊り”の刑にあった―日本のしきたりや年中行事、わらべ唄の昔話には、どこか不気味なものや、ルーツに恐ろしい逸話が隠されているものが多い。それはいったいなぜなのか。風習に潜む恐怖の謎解きをしながら日本人のメンタリティを読み解く。(表紙裏) 内容に比してタイトルが仰々しい。 違和感をぬぐえば、年中行事・童歌・おとぎ話の、いろいろな解釈が語られていて面白かった。 特に、風習や年中行事は、「昔からやっているから」のはじめを知る契機になりえる。

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2019/01/10

民俗学の本は読んでいておもしろい。特に日本の民俗学に関する著書は、われらのルーツである来し方の日本人が、何を考え、何を怖れて生きてきたのかがわかる。その意味では歴史と共通する部分はあるが、歴史は文字通り「歴史に名を刻んだ」者たちを扱うのに対し、民俗学は名もなき日本人がどんな暮らし...

民俗学の本は読んでいておもしろい。特に日本の民俗学に関する著書は、われらのルーツである来し方の日本人が、何を考え、何を怖れて生きてきたのかがわかる。その意味では歴史と共通する部分はあるが、歴史は文字通り「歴史に名を刻んだ」者たちを扱うのに対し、民俗学は名もなき日本人がどんな暮らしをし、いかなる文化の中で生きてきたかを知ることができる。この生活に密着しているところが、歴史とは異なる、身近な楽しさとなるのだろう。 日本人の風習について書かれた本書も、「知れば恐ろしい」という冠がついているが、読んでみればそれほど恐ろしいということもない。なんとなれば著者が古文献にあたり、時代ごとの日本人が感じた恐怖の根拠を合理的に読み解き、説明しているからである。それは、夜道で後ろから聞こえる足音にハッとして、振り返ると家族や隣人が歩いていただけだった、といったときに感じる安心感に似ている。「何かわからない」ものにこそ人は怯えるのであり、根拠が明らかになれば安心する。著者は、花見や七夕といった年中行事、あるいは「えんがちょ」や「かごめかごめ」といった子供の遊びのルーツを解き明かす過程で、そこに潜む恐怖とその根拠を示してくれる。決して独りよがりではない(ときに著者自身の推察もあるが、それにしても何かしらの根拠を示し、それに基づく推察を提示してくれている)、洞察力にあふれた論拠である。だから一時の恐怖にハラハラしつつも、安心して読み進めることができる。 子どもの頃、誰もが遊んだことのあることや、現在にも残る行事といった身近な出来事を通じて、それらのルーツを説いてゆくプロセスは、謎解きのような趣向を帯びる。著者は本業が僧侶だけに、ときに仏教の説法めいた記述もあるが、科学がまだそれほど発達していなかったかつての時代に、宗教の持つ意味や威厳が今よりも大きかったことを思えば、僧侶が古文献に基づいて語る日本人のルーツや習俗は、不思議なほどに説得力を持つのである。

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