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インナーテニス の商品レビュー

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2020/06/04

週刊少年マガジンに現在連載中の「ベイビーステップ」の中で紹介されていた本。 初版は1978年だが、まったく古さを感じさせない内容である(でも、挿絵は古くさい)。 著者ティモシー・ガルウェイの「インナー・ゲーム」と呼ばれる理論は、人間の中に常に2人の自分(セルフ1とセルフ2)...

週刊少年マガジンに現在連載中の「ベイビーステップ」の中で紹介されていた本。 初版は1978年だが、まったく古さを感じさせない内容である(でも、挿絵は古くさい)。 著者ティモシー・ガルウェイの「インナー・ゲーム」と呼ばれる理論は、人間の中に常に2人の自分(セルフ1とセルフ2)がいることを想定している。 ここ一番という時に、「これを取ったら勝てるぞ」などと考えてしまうのがセルフ1(=「雑念」)。 ただ単純に何かに打ち込み、精神集中できている時に働くのがセルフ2。 セルフ1をおさえてセルフ2の能力をひき出すことで「無我の境地」でプレーすることが可能になり、上達につながるという。 ・サービスが明らかに「アウト」した時は、「フォールト!」と言いながら実に見事なリターンをする。 ・「上達したい」のなら、相手が全力を出し切ったサーブをコート内に打ち込んでくれなくてはいけないはずなのに、相手がダブル・フォールトしてくれるのを心待ちにしている。 たぶん、テニスプレーヤーなら誰もがこういったことを経験したことがあるはずだが、こうして改めて文字で読むとおもしろい現象だなあと思う。 ・「勝負の価値は、勝つことにあるのではなく、全力を出してプレーすることそのものにある」 ・「「この一打がゲームを決する」ような場面で、セルフ1の雑念は逃げ腰になっても、セルフ2は真っ向勝負をしたがっている」 「この試合で勝ったら/負けたら…」「このサーブでエースが取れたら/ダブル・フォールトしたら…」「ここでミスしたらパートナーに/応援してくれている人達に悪いな…」など、プレー中はいろんな雑念が生まれてしまうけれど、この本に書かれているように本当に無心になってテニスを楽しめるようになれたらいいな。

Posted byブクログ

2012/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

非常におもしろいアプローチだった。 テニスの上達法と言うより、自分とうまくつきあう方法について書かれている心理学の本のようだった。

Posted byブクログ