ツバキ文具店 の商品レビュー
とても心穏やかに読む事ができた。 この本の登場人物は、本名ではなくあだ名で呼ばれている事が多く、その人の着ている物や見た目から名付けられている。それが、うまく特徴を捉えられているので、読んでいて面白い。 その中の登場人物の一人で、隣人の「バーバラ夫人」。とても心が豊かで感受性...
とても心穏やかに読む事ができた。 この本の登場人物は、本名ではなくあだ名で呼ばれている事が多く、その人の着ている物や見た目から名付けられている。それが、うまく特徴を捉えられているので、読んでいて面白い。 その中の登場人物の一人で、隣人の「バーバラ夫人」。とても心が豊かで感受性が強い人であり、この本の中でも、主人公にいい影響を多く与えているように感じる。底抜けの明るさもあるので、読んでいる私も心が救われる。 代書屋である主人公が、依頼を受けて手紙を書く際、依頼者の性格や思いをできるだけ正確に表現するため、ペンの種類や紙の質・大きさなど細かな部分にまで気を遣っており、文章以外の細やかな気遣いに、とても素晴らしい職業だと思った。 また、主人公が使う文房具の中には、由緒あるとても価値の高そうなものが出てくる。私の生活の中で触れることのない物なので、この本で知る事ができてワンランク上の世界を垣間見た気がした。
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筆跡や紙など作品に出てくる通りに書かれた手紙が所々に入ることで、想像しきれない部分まで実際にみれるので、さらに話に入り込めて良かった。
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鎌倉が舞台のお仕事、日常系の作品。 本好きとか少し違うけれど、文房具とか書道とかが好きな方には是非ともおすさめしたい。勿論、興味や知識がなくても十分楽しめる。 キャラクターに悪い人が一切出てこなくて、ほのぼのできる作品。だけど、人間の死などの日常で感じる恐怖とか後悔とかの負の感情...
鎌倉が舞台のお仕事、日常系の作品。 本好きとか少し違うけれど、文房具とか書道とかが好きな方には是非ともおすさめしたい。勿論、興味や知識がなくても十分楽しめる。 キャラクターに悪い人が一切出てこなくて、ほのぼのできる作品。だけど、人間の死などの日常で感じる恐怖とか後悔とかの負の感情に主人公がきちんと向き合うかっこいい一面も持ち合わせている。 クスッと面白い場面があったり、古臭くて懐かしい文房具屋に思いを馳せたり、人の死に読む手を止められたり、ずっと飽きずに読んでいられた作品。おもしろかった。
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温かさ100てんまんてん 自分や、その周りの人達の、様々な別れだったり向き合い方がゆったりと書かれていてすごく心地よかった すごく悲しいとかでは無いけどじわじわ涙が出る 特に春が好きだった 「高い空から眺めれば、ひとつ屋根の下」という言葉が凄く良かった ご近所付き合いとか、どんどん廃れていっている文化だと思うし、近所に嫌な人がいない世界線だからこそ出来ている付き合い方だとは思う でも、私の性格的にご近所付き合い程はできないにせよ、友達とかとこうやってあったかく付き合えていけたらいいなと思う。 自分に嘘をつきながら生きていた親友、に対する匿名さんの感情は、誰にでも持てるものではないと思った。こんなに人を想える人になりたい
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代筆屋…そんな商売があるとは知らなかった。 文章を考える、文字を書く、どちらもエネルギーが必要だ。この本が発行された2016年、まだAIは今のように一般化していなかった。人はこのころよりもさらにさらに文章を考え文字を書くことをしなくなりつつある。 ましてや墨を擦って文字を書くとい...
代筆屋…そんな商売があるとは知らなかった。 文章を考える、文字を書く、どちらもエネルギーが必要だ。この本が発行された2016年、まだAIは今のように一般化していなかった。人はこのころよりもさらにさらに文章を考え文字を書くことをしなくなりつつある。 ましてや墨を擦って文字を書くという行為。わたしは小学校時代、習字を習っていたとき以来やっていない。お正月に、十二所神社の太刀洗でペットボトルに汲み入れ、それを使って書初めをするというのが面白いなと思った。 p135 翌日、その若水を使い、数年ぶりの書初めに挑んだ。今年の恵方に向かって道具や座布団をちまちまと並べ、ペットボトルに入れて持ち帰った若水を瓢箪の水差しに移してから、丹念に墨を磨る。 鎌倉を舞台に、様々な代筆の依頼をめぐって人間模様が描かれる。しみじみとしたり、感心したり、納得したり、泣けたり。味わいつつ楽しく読んだ。
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手紙は丁寧に心を込めて書けば伝わる 、、、なんて嘘。 私をはじめ、手紙を書くのが苦手な人は、そう思ってるはず。気持ちが伝わる手紙を書けるって才能だと思う。だから、代筆屋という職業がリアルに感じることができた。 「あなたの代わりに手紙を書きます。あなたをイメージして相応しい手紙...
手紙は丁寧に心を込めて書けば伝わる 、、、なんて嘘。 私をはじめ、手紙を書くのが苦手な人は、そう思ってるはず。気持ちが伝わる手紙を書けるって才能だと思う。だから、代筆屋という職業がリアルに感じることができた。 「あなたの代わりに手紙を書きます。あなたをイメージして相応しい手紙を。文面も、文体も、素材も、筆記具も、インクも、切手も、手紙を構成する全てをお任せください」 この小説を読むと、寂しく切なくなる、と同時に心が温かくなる。涙が出る。鎌倉に行ってみたくなる。パンが食べたくなる。手紙を書いてもらいたくなる。春で終わるのも、またいい。 ポッポも、バーバラ婦人も、カルピス婦人も、パンティーも、男爵も、QPちゃんも、みんなみんな愛おしい。 「失くしたものを追い求めるより、今、手のひらに残っているものを大事にすればいい」 なんか、また泣けてきた。
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- ネタバレ
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ドラマが思っていた以上におもしろく、原作も気になって読み始めました。鳩子の優しくて穏やかな日常にほっとします。先代のまったくの素直じゃない姿と、素直に自身の心を綴った手紙との落差に涙。鳩子から亡き先代に宛てた手紙にも静かに目頭が熱くなりました。ドラマはとてもうまくこの平和な日常に起伏をつけましたね。「ほどよい距離の他人」その存在がこんなにも安心できるなんて。また鎌倉に行ったときには鳩子の訪れた道のりを辿りたいと思います。
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はじめのうちは、私も手紙をかきたいな~と思いながら読んで、だんだん鎌倉の皆さんが好きになって、最後はなんだか涙が溢れていた! QPちゃんに、とっても会いたい!
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『ツバキ文具店』を読み終えたあと、胸の奥がじんわりと温かくなった。 まるでやさしい世界にそっと包まれていたような、静かで穏やかな読書体験だった。物語は終始やわらかな空気に満ちていて、とても読みやすく、それでいて人の心の奥にある想いを丁寧にすくい上げてくれる。 今の時代、気持ちを...
『ツバキ文具店』を読み終えたあと、胸の奥がじんわりと温かくなった。 まるでやさしい世界にそっと包まれていたような、静かで穏やかな読書体験だった。物語は終始やわらかな空気に満ちていて、とても読みやすく、それでいて人の心の奥にある想いを丁寧にすくい上げてくれる。 今の時代、気持ちを伝えることはスマホ一台で簡単にできてしまう。実際、僕自身もそうしてきた。でもこの本を読んで、「伝える」という行為には、もっと時間や手間をかけてもいいのだと気づかされた。自分の手で文字を書くこと、相手のことを思いながら紙やペンを選ぶこと。その一つひとつが、想いを大切にするということなのだと思う。 『ツバキ文具店』は、手紙のあたたかさと、人と人とのつながりの尊さを、静かに、しかし確かに教えてくれる一冊だった。読み終えた今、これからは自分の文字で、心を込めた手紙を書いてみたいと思っている。 そんなふうに、日常の在り方まで優しく変えてくれる、大切な一冊になった。
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憧れの街、住んでみたかった街、鎌倉。私が奈良出身だから、勝手に同じ旧都感が懐かしくて、鎌倉が好きなんだと思います。代書業という稀な職業のお話でしたが温かみがあり、鎌倉感も味わえ、楽しませてもらえました。
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