第二の産業分水嶺 の商品レビュー
技術的な側面から経済の発展を概観した書。クラフト的生産を強調し、ヨーマン・デモクラシーを問うている。内容としては経済学と経営学との両方にまたがる部分で非常に示唆的なもので勉強になるが、残念なのは、訳文である。雑誌名において、「レビュー」とカタカナ表記のままで良いところを「評論」...
技術的な側面から経済の発展を概観した書。クラフト的生産を強調し、ヨーマン・デモクラシーを問うている。内容としては経済学と経営学との両方にまたがる部分で非常に示唆的なもので勉強になるが、残念なのは、訳文である。雑誌名において、「レビュー」とカタカナ表記のままで良いところを「評論」としていたりする部分はまだいいとして、最も残念なのは、経営学において非常に著名なロザベス・モス・カンター女史を「彼」と受けていることである。原著を当たってないので、原著も"he"としているとしたら、さらに大問題である。本書の評価を大きく毀損することではないことかもしれないが、気になった。
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近代以降の産業のなりゆきを詳述する濃密な経済学書。欧米のほかに、日本の高度経済成長の「奇跡」にも注目している。 だが本書を完全に理解するには、マクロ/ミクロ経済学などの基礎的な知識が必要であり、その点私にはじゅうぶんに咀嚼する能力が不足していた。 こういう本もきっちりと理解できる...
近代以降の産業のなりゆきを詳述する濃密な経済学書。欧米のほかに、日本の高度経済成長の「奇跡」にも注目している。 だが本書を完全に理解するには、マクロ/ミクロ経済学などの基礎的な知識が必要であり、その点私にはじゅうぶんに咀嚼する能力が不足していた。 こういう本もきっちりと理解できるようになりたいものだ。悔しい。
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