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ふたりの文化祭 の商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2016/06/24

高校の文化祭を舞台とした青春小説。対照的にも思える男子生徒と女子生徒をメインに描いてあるけれど、どこかしら誰にでもふと思い入れを持つ部分はあるんじゃないのかなあ。ちょっと苦々しく、そして暖かく微笑ましい物語です。 個人的にはやはり本好きなもので、本に関する話題がいろいろ出てくるの...

高校の文化祭を舞台とした青春小説。対照的にも思える男子生徒と女子生徒をメインに描いてあるけれど、どこかしら誰にでもふと思い入れを持つ部分はあるんじゃないのかなあ。ちょっと苦々しく、そして暖かく微笑ましい物語です。 個人的にはやはり本好きなもので、本に関する話題がいろいろ出てくるのが楽しいところ。そしてあの物語、たしかに知ってる! 続きがあったのは知りませんでした。なるほど、読みたくなっちゃうぞ。

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2016/04/24

面出しで、帯に 図書委員vs.バスケ部 って書いてあって、思わず手に取ってしまった。 なんだか覚えのある気持ちが描かれていたり、でも、高校生ころこんなにしっかり自分の気持ちを把握出来てなかったよなーなんて思ったり。今、高校生になって高校生の気持ちで読んでみたかったな。 主人公2人...

面出しで、帯に 図書委員vs.バスケ部 って書いてあって、思わず手に取ってしまった。 なんだか覚えのある気持ちが描かれていたり、でも、高校生ころこんなにしっかり自分の気持ちを把握出来てなかったよなーなんて思ったり。今、高校生になって高校生の気持ちで読んでみたかったな。 主人公2人以外の存在感も結構あった(特にあおいちゃん)ので、別の子を主人公にして続編とかあったら読んでみたい。 ちょこちょこ、主人公の八王寺さんの好きな本が出てくるので、それも楽しめました。

Posted byブクログ

2016/04/24

見られることを常に意識しているイケメン君と文系のめがね少女とは幼稚園時代のおさななじみ。文化祭の企画実際にやっても楽しそう。

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2016/04/05

現代のふつうの(?)高校生が文化祭の企画に取り組むなかで、何かしらの心理的な変化を経験する、というジャンル。活字は大きいし紙は厚めなのでお話はどんどん進展してしまい、「え、そんなところで結び?」と、名残惜しさを感じるまもない慌しさのうちに終わってしまいます。印象に残っているパラグ...

現代のふつうの(?)高校生が文化祭の企画に取り組むなかで、何かしらの心理的な変化を経験する、というジャンル。活字は大きいし紙は厚めなのでお話はどんどん進展してしまい、「え、そんなところで結び?」と、名残惜しさを感じるまもない慌しさのうちに終わってしまいます。印象に残っているパラグラフのひとつ── 「笹川くんに気まずい思いをさせてしまって、申し訳ない気持ちになる。こういうのが、嫌なんだ。ほとほと、自分にうんざりする。……面倒くさい。早く帰って、ひとりで本を読みたい。切実に、そう希求する。丹念に書きこまれた心理描写を追うことで、他人をわかったようなような気になりたい。そうすれば、少しは安心できるから」(118ぺ) ──そんな、自覚され、実践された内向性の思考の中に閉じこもる主人公には、ぜひともいま暫くの間、そしてできるなら最後の最後まで、その姿勢を貫き通して欲しかった。なんて思うのです。

Posted byブクログ