ロックの感受性 の商品レビュー
何故だか会社の同僚に無理矢理貸し付けられた本(こういうことって良くある)。RCは聴いてだけど、仲井戸のソロや麗蘭は聞いた事無かったから、BGMにしながら読みました。 第1章はインタビューからライターが文字起こししたもの。表題作の第2章と第3章は雑誌に連載されていた少年時代を...
何故だか会社の同僚に無理矢理貸し付けられた本(こういうことって良くある)。RCは聴いてだけど、仲井戸のソロや麗蘭は聞いた事無かったから、BGMにしながら読みました。 第1章はインタビューからライターが文字起こししたもの。表題作の第2章と第3章は雑誌に連載されていた少年時代を綴ったエッセイとブルースを巡る旅のエッセイ。第4章はこの文庫本の為の書き下ろし。 ライターが書いた第1章よりも、本人の文章である第2章以降の方が断然良いのだけれど、それでも一冊読んでいると、だんだんと言葉のリズムとかに飽きてくる。そんな文章。 仲井戸麗市はデビュー時のビートルズやストーンズを聴いて育った世代だそうだ。高一の頃にはビートルズの武道館ライブも観たという。素直に羨ましい。そんなビートルズ現役世代の仲井戸のビートルズ観が面白い。 「自らギターをかき鳴らし、自分たちで編みだした言葉とメロディーとリズムでシャウトする彼らは、特別な人たちには映らなかった。歌うなんてことは、何も特別でない、誰にでもできる身近なことのような、そんな気にさせてくれたのでありました。」 ビートルズに憧れではなく、まるで仲間内の出来事のような親近感を覚える。これこそが、将来プロのミュージシャンとなった仲井戸の「ロックの感受性」なのかもしれない。 それにしてもタイトルダサいなぁ。
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チャボの世界は青臭い感じであまり好きではないのだが、このエッセーを読んでも同じ香りが漂う。桐朋のことは忌まわしい記憶という感じで、それはそうなんだろうなと思う。 一方でこれほどブルースが好きだとは知らなかった。この本をガイドにブルースを開拓するのは良いかもしれない。
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