マーラー 交響曲第三番 改訂版 の商品レビュー
一番好きな作曲家は誰か問われたら、しばし考えた後、「マーラーかなぁ…。」と答えるでしょう。 もちろん、たった一人だけに絞ることはできない。ショスタコーヴィチも、ラヴェルも、ベートーヴェン、ハイドン、芥川也寸志、ベルリオーズ、レスピーギ。嗚呼節操がない。しかし、好きなものはしょう...
一番好きな作曲家は誰か問われたら、しばし考えた後、「マーラーかなぁ…。」と答えるでしょう。 もちろん、たった一人だけに絞ることはできない。ショスタコーヴィチも、ラヴェルも、ベートーヴェン、ハイドン、芥川也寸志、ベルリオーズ、レスピーギ。嗚呼節操がない。しかし、好きなものはしょうがない。 とはいえ、マーラーは好きな作曲家の筆頭にあげざるを得ない。 そして、そのマーラーの作った音楽の中で何が好きかと問われたら、やはりしばし考えた後、「シンフォニー三番」と答えるだろう。 大編成のオーケストラによるきらびやかな、そしてある意味寂しい響きの後に訪れる、児童合唱とソプラノ独唱の可憐さ、厳かさ。 そしてそして、終楽章の静謐で哀しい弦の調べ。 実演で圧倒的な印象が残っているのは、マエストロ・ベルティーニの10年前のコンサート。 今思い出しても、涙がこぼれそうになる。
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