ミーコの宝箱 の商品レビュー
幸せはどこにあるのか。誰しもが持っている人間の歪みの中でそのテーマを追っていく。幸福なクリスマスイヴの話。
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森沢明夫さんの本なので、読み始めてのですが… 主人公の職業に衝撃を受け、このまま読み進めようか?、どうしよう?と。 とりあえず、あと1章。 う~~ん、もう1章。 そうこうしているうちに読み終えました。 やっぱり森沢作品。 随所に心に響く言葉が散りばめられています。 「人って、...
森沢明夫さんの本なので、読み始めてのですが… 主人公の職業に衝撃を受け、このまま読み進めようか?、どうしよう?と。 とりあえず、あと1章。 う~~ん、もう1章。 そうこうしているうちに読み終えました。 やっぱり森沢作品。 随所に心に響く言葉が散りばめられています。 「人って、生きていれば嫌なことが普通にたくさんあるでしょ?でも、目を鍛えると、嫌なことと同じか、それよりもちょっぴりだけ多く、幸せを見つけることができるの。」等々。 森沢作品には癒されます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一見したら、なんだか不幸の星の元に生まれた人。でも、置かれた場所から脱却しようと大きなアクションを起こすでもなく、ただそこで手に入れられる幸せを大切にしようとする姿が 無理をしすぎてなくて好き。 祖母の愛情の裏返しの虐待まがいのしつけは双方報われなくて嫌な感じだけれどら祖父の語り口の箇所はあたたかくて好き。 なんだかんだ言って、シーンごとに愛情をもらえている感じがよかった。 環境や周りに染まらず、まじめな芯を貫くってなかなかできないよなぁ…
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森沢さんの作品では、☆3つは低いとこだが、それでも最後は涙が出て来るくらい良い内容で…。後味が良い本はやはり良いな。
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心にぐっとくる言葉が色んなところに散りばめられている。「ありがとうの手」「宝物を見つける目」素敵だなぁ。物語の始まりにえっ!?と思ったけど…やっぱりいい話でした。
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「ありがとうの手」私の手もそうでありたいと思った。 言葉の1つ1つが心に届く。 最後の文章に2人の名前が入っていて、幸せが続くように感じました。
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いきなりハードシーンで、この物語はどこへ進むのか心配になったけど、そこはやはり森沢作品。感動の波で溺れそうになりました(笑)。祖父母との決別は描かれていませんが、随所に見られるミーコのトラウマ、老い先短かい祖父母が下した苦しい決断を考えると想像に難くない。でも最後の最後で厚い氷が...
いきなりハードシーンで、この物語はどこへ進むのか心配になったけど、そこはやはり森沢作品。感動の波で溺れそうになりました(笑)。祖父母との決別は描かれていませんが、随所に見られるミーコのトラウマ、老い先短かい祖父母が下した苦しい決断を考えると想像に難くない。でも最後の最後で厚い氷が解けていく様にほっと胸を撫で下ろした。おかげで森沢作品の中でもお気に入りの一冊となりました。おススメ。そして最後にミーコとチーコが幸せでありますようにと願ってやまない!! あらすじ(裏表紙より) ミーコは、風俗と福祉の仕事を両立しながら娘のチーコを育てるシングルマザーだ。幼い頃に両親に見捨てられ、躾の厳しい祖母との関係に苦しんだ過去を持つ。苦労の絶えないミーコだが、彼女の特技は、毎日一つ、小さく光る宝物を見つけること。ミーコの宝箱に入っている、一番大切な宝物とは…。一人の女性の半生を通して、母と子、人と人の絆を温かく描き出す。
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ミーコだけでなく祖父母やチーコ、 ミーコの友人や男友達など何人もの 視点から描かれているわけですが、 結果としては、それがこの作品の 弱点すべてに関わっているような 気がします。 あんなに愛あふれる祖父母とミーコが なぜ、どこで離れ離れになったのでしょう。 それこそが、その後...
ミーコだけでなく祖父母やチーコ、 ミーコの友人や男友達など何人もの 視点から描かれているわけですが、 結果としては、それがこの作品の 弱点すべてに関わっているような 気がします。 あんなに愛あふれる祖父母とミーコが なぜ、どこで離れ離れになったのでしょう。 それこそが、その後のミーコの人生を 大きく左右したものだとは、読めばわかり ますし、チーコを愛してやまないミーコの 母としての生き方は、祖父母との暮らしが なくてはあり得なかったものでしょう。 そんなミーコを育んだバックボーン自体が きちんと描かれていないのですね。 どのエピソードを読んでいても、肝心な ところが欠けているために、必然性をもって 迫っては来ませんでした。 祖父母との別れがどのようなものだったか、 どこかで描かれていない限り、この物語は 始まりもしないし終わりもしていない。 そんなうやむやな筋運びで、すべては断片の 羅列に終わった感があります。 唐突に「虹の岬の喫茶店」との関わりを 匂わせたりするサービスは他の作品にも 見られましたが、もう飽き飽きして鼻白む 思いでした。
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途中、悲しい内容が辛くても、森沢さんの作品には愛が沢山詰まっているから、いつも光を感じながら読み進められる。そして必ず最後には温かくスッキリした気分に…。今回もそれをずっと感じながら読めた。誰だって沢山の宝を見つけられるのか…素敵です
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今までとちょっと雰囲気が違います。 風俗で働くシングルマザーのミーコを主人公にした物語。 ミーコはマグダラのマリアのようです。働きは卑しいけど心は気高く、周りの傷ついた人たちを癒して行く心温まる物語。 でもなんかしっくりこないのです。 一つはミーコを育てた祖父母の関係です。何故ミ...
今までとちょっと雰囲気が違います。 風俗で働くシングルマザーのミーコを主人公にした物語。 ミーコはマグダラのマリアのようです。働きは卑しいけど心は気高く、周りの傷ついた人たちを癒して行く心温まる物語。 でもなんかしっくりこないのです。 一つはミーコを育てた祖父母の関係です。何故ミーコはそこまでかたくなに関係を断ち切ったのか。他の人との関わり方を考えたとき違和感が湧きます。 もう一つはミーコの葛藤がさらりと流されすぎた感じです。その結果、深みやリアリティーが不足している気がします。もしこの物語を重松さんが書いたら、もっと重苦しくて、その中に薄っすらとだけど確かな光を感じるような書き方になるのだろうと思います。もっとも重松さんだと重くなりすぎると思いますが。 光と影の物語なのですが、やや影の部分の描き方が不十分かと思います。しかしそれが森沢さんの良いところでもあり、それならばこのようなテーマ・主人公を選んだところが拙かったのかもしれません。
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