旗本金融道(一) の商品レビュー
図書館の本棚で見つけて、ふーんと思って借りたら、これが結構面白かった。乱暴者の旗本の次男坊が、母方叔父が死んだため、その家の跡を継ぐことになる。ところが、叔父の父親は健在で、旗本のくせにとんでもないどけちの因業金貸しだったのだ。碌な飯も食わせてもらわずにやつれていく主人公だが、そ...
図書館の本棚で見つけて、ふーんと思って借りたら、これが結構面白かった。乱暴者の旗本の次男坊が、母方叔父が死んだため、その家の跡を継ぐことになる。ところが、叔父の父親は健在で、旗本のくせにとんでもないどけちの因業金貸しだったのだ。碌な飯も食わせてもらわずにやつれていく主人公だが、そのうちになんとか自分を押し出していくことができるようになり…。結構ご都合主義のところもあるが、楽しみの時代小説としてはうってつけ。
Posted by
旗本の次男坊 母方の叔父の急死で母の実家に末期養子 母の実家は旗本ながら金貸し しかもかなりの阿漕 先代(祖父)は健在でかなりの吝嗇 自由気ままに生きてきた新米旗本、そして新米金貸しの奮闘 叔父殺害の犯人の探索
Posted by
経塚丸雄氏、初読みです。「旗本金融道(一)銭が情けの新次郎」、2016.3発行。旗本の次男坊、安藤新次郎は、母方の祖父、榊原源兵衛のところに養子縁組に。この榊原家は百八十俵なれど金貸しで年二千両の収入が。「義理欠く、見え欠く、情け欠く」が家の方針とか。そんな家の殿様になった新次郎...
経塚丸雄氏、初読みです。「旗本金融道(一)銭が情けの新次郎」、2016.3発行。旗本の次男坊、安藤新次郎は、母方の祖父、榊原源兵衛のところに養子縁組に。この榊原家は百八十俵なれど金貸しで年二千両の収入が。「義理欠く、見え欠く、情け欠く」が家の方針とか。そんな家の殿様になった新次郎の物語です。シリーズのようですから、読み進めてみたいと思います。100両の質草に武士の美人妻が。質流れになったら、どうなることでしょう~。
Posted by
旗本の暴れん坊の三男坊が、金貸しを営む吝嗇家の叔父の養子になる話。 謎解きもあって楽しめるのだけど、テンポが遅くて、説明文が長くて、途中読むペースが遅くなってしまった。 謎解きの結末と、今後の恋物語に進展を期待させる最後に、一気に盛り上がったけれど。
Posted by
- 1