「待ち」の子育て の商品レビュー
私の保育の仕事の姿勢も この「待つこと」を重点に置いてやってます。 共感できるところたくさんありました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
大学の図書館で借りました。おすすめの本です。 自然の中で育つ静岡県の保育園の子供たちのことがイキイキと書かれています。 戸外で裸んぼになっている子供たちの写真が挿入されており、なんとなくわが子の幼稚園を彷彿とさせたので借りて読んでみました。「さくら・さくらんぼ保育(斉藤保育)」のことやリズム遊びのことが少しだけですが書かれてあります。 この保育園の園長によると特別なことをさせたいのではなく、「自分たち育てられたのと同じことをいまの子供たちにもしてやりたいと」という思いで子供たちを育てているのだそうです。 本の作者の子は、「まるで自動ドア」のようにスプーンを口元へ運んでやると反射的にあーんと口をあけ、手づかみで食べるたくましさなど無かった、と書いていました。まるで3歳前後のわが子のことを書かれているようで、ドキッとしました。 最近の子は食べることに意欲の無い子が増えているとのことです。"生きる力"という言葉が教育の目的として登場したのも最近なのだから、もしかすると子供たちはすべてに関しての意欲が薄れてきているかも知れません。 本に出てくる園長先生の言葉がステキだったので引用させてもらいます。 ”大人が先回りして何かを与えるんじゃなくて、赤ちゃんでも『わたしはこれがしたいんだよー』って自分の要求をだす、そのことをとても大事にしていきたいんですね。そして子どもに上から何かを教え込む、詰め込むのでなくて、子どもといっしょに何かを発見して学んでいく、ってことなんです”。
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