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シャープ崩壊 の商品レビュー

3.8

43件のお客様レビュー

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2019/09/01

2017/ 2/16非常にわかりやすく緊迫感のある描写。歴代社長の人災みたいなところがある。東芝然り。★5

Posted byブクログ

2019/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大きな成功体験が企業を、人々を変えてしまった。驕れるものは久しからずということか。 シャープ贔屓だったこと、自身に近い業界の話であることから手に取りました さっと読む限り、4代町田社長、5代片山社長の責任が大きいと 勿論、経営者としての責任は重大で当時の液晶偏重過剰投資が致命の失策なんでしょうが… (しかし、そもそも4代5代にて液晶で一山当てなければ、この時代に生き残れたんかね?) そこからの人事抗争の話は一面的な見方なのではないのかな~ 新聞社らしいコメント切り取りの浅薄な本にも感じさせてしまうね 結局のところ経営者の器を持つ者が現れなかった(居なかった)ということだろう 自由闊達に面白い製品を世に出していた在りし日のシャープを思うと、ただただ悲しいな

Posted byブクログ

2019/02/09

シャープ関連のニュースを見る時、どうしてこのような状況になったかの背景がわかる。池井戸潤の小説のよう。 これが悪いとネチネチと愚痴を言うこと、粗探しをして怒ることは日本企業得意だけど、じゃあどうすれば成果が上がるの?効率良くなるの?という部分、施策を考える部分は本当に下手くそだ。...

シャープ関連のニュースを見る時、どうしてこのような状況になったかの背景がわかる。池井戸潤の小説のよう。 これが悪いとネチネチと愚痴を言うこと、粗探しをして怒ることは日本企業得意だけど、じゃあどうすれば成果が上がるの?効率良くなるの?という部分、施策を考える部分は本当に下手くそだ。現実を見ないで根性論に持っていきがち・・・それでは企業は良くならないでしょって思う。 シャープの経営に関しては、液晶事業に大型投資をしてしまったこと、工場を日本国内に作り垂直統合してしまったことが、最大の敗因であり、言い換えるとそこが取り返しのつかない失敗だったのだろうな。。。と。 ビジネスだからこそ、大きくするという考えは必須だと思うけど、今の世の中国内にのみフォーカスを当てて、日本しか見てないと、海外で大きな変化(ここでは中国、韓国との価格競争)に対応できない、つまり競り勝てないと終わりなんだなってことが良く分かる。 失敗としては、良い事例として評価されるだろう。

Posted byブクログ

2019/01/06

日経お得意の内実ドキュメンタリー記事をまとめて書籍化したもの。 いつもながら、よくもまあ実際その場にいたかのようなしたり顔の文章を書けるもんだ、と半ば感心、半ば呆れてしまうが。 今年(2016年)2月くらいまでの時点での出版なので、ちょうどホンハイの出資を受けて傘下に入るか、産...

日経お得意の内実ドキュメンタリー記事をまとめて書籍化したもの。 いつもながら、よくもまあ実際その場にいたかのようなしたり顔の文章を書けるもんだ、と半ば感心、半ば呆れてしまうが。 今年(2016年)2月くらいまでの時点での出版なので、ちょうどホンハイの出資を受けて傘下に入るか、産業再生機構の支援を受けて実質国有化されるかの決断を迫られているタイミングで本は終わっている。 その後すったもんだの挙句、ようやく先日ホンハイからの株式代金払込みも完了して新経営体制がスタートしたのは衆知の通り。 副題に「名門企業を壊したのは誰か」とあるが、シャープが傾いた原因として、液晶事業への過剰投資とそれに続く経営陣の内紛、権力闘争に求めている。 近年の歴代社長のうち、町田氏、片山氏については、有能だが権力欲にとらわれた人物として描かれ、それに続く奥田氏、高橋氏は経営者の器ではないと言わんばかりの散々な書かれ方。 経営者の悪口に終始しているが、それで済ませてしまってよいのだろうか。 最後の方に、シャープの「元首脳」のこんなセリフが出てくる。 『シャープ社内の誰か優秀な人が突然出てきて、再生のシナリオを描いていくようなことにならないと、士気は下がるばかり』 こんな他人頼み、無い物ねだりの見解を吐いてしまうような人物しかいないようなら、そりゃダメだわな。 だいたい、この規模の会社で同族経営でもないのに、前社長の娘婿の兄や娘婿が社長を継いできている事実にちょっと引いてしまうし、固い財務体質や「目のつけどころがシャープでしょ」の革新性はあったとしても、結局は昭和の古い企業体質を引きずっていた印象をぬぐいきれない。 突き放した言い方になってしまうが、どのみちこうなるべき運命の会社だったのではと感じてしまう。

Posted byブクログ

2017/05/07

日経新聞の取材陣による、経営者にスポットをあてた、シャープ崩壊までのルポ。 淡々と述べられているので、事実関係を把握するためには、お勧めの書である。 そして、決して誰が悪いというものでもなく、ある意味歴史の必然かもしれないと感じた次第。 鴻海の傘下に落ち着いたこれからのシャープの...

日経新聞の取材陣による、経営者にスポットをあてた、シャープ崩壊までのルポ。 淡々と述べられているので、事実関係を把握するためには、お勧めの書である。 そして、決して誰が悪いというものでもなく、ある意味歴史の必然かもしれないと感じた次第。 鴻海の傘下に落ち着いたこれからのシャープの行く末が楽しみです。 本書に記載されている様に、ウルトラCで今は日本電産に在籍している片山氏が復帰したりして。

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2017/03/07

シャープの権力闘争によりシャープの会社が傾く話。 結果論から人の悪い面を書き連ねて、なるべくして会社が傾いたなと思え、第3者が見たときに面白い読み物だと思う。 末端社員としてはこの話がどれほど本当かわからないが、読んだからと言って何か教訓があるわけでもない。 内容があまり気持...

シャープの権力闘争によりシャープの会社が傾く話。 結果論から人の悪い面を書き連ねて、なるべくして会社が傾いたなと思え、第3者が見たときに面白い読み物だと思う。 末端社員としてはこの話がどれほど本当かわからないが、読んだからと言って何か教訓があるわけでもない。 内容があまり気持ちがよくないので、★2.

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2017/02/05

液晶と太陽光の二大巨大投資で一気に傾いたシャープの凋落劇、直近の10年を描いたノンフィクション。個人的にはサムスンとの複合機事業売却のエピソードが面白かった。

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2017/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ロボホン発売のころまで 経産省主導かホンハイ(シャープ内には抵抗感)か 後者の方が銀行には有利そう。 ※本書には出てこないが、結果的には後者に 小さくても潤沢な資金を持つ優良企業だった 亀山、堺と液晶へ巨大設備投資を断行、裏目に出る 太陽電池も駄目 沈むタイタニックの中で椅子取りゲーム 三洋に似てきた自社製品購入お願い リストラにつぐリストラ

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2016/12/14

流石日経新聞というべき、骨太のシャープ崩壊のドキュメント。 メーカーの立場から言わさせていただければ、液晶やプラズマなどのパネル投資をSamsungを引き合いに煽った新聞が何を批評するか?と思わんでも無いですし、為替は読めんよなーとも思うけど、プラズマで死んだパナソニックが復活し...

流石日経新聞というべき、骨太のシャープ崩壊のドキュメント。 メーカーの立場から言わさせていただければ、液晶やプラズマなどのパネル投資をSamsungを引き合いに煽った新聞が何を批評するか?と思わんでも無いですし、為替は読めんよなーとも思うけど、プラズマで死んだパナソニックが復活している以上、シャープの経営に瑕疵があったのも確かなのでせふ。

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2016/12/06

ホンハイ出資前のH28年2月に出された本。 社長がこんなに血縁関係多い人がいたことに少し驚いた。 太陽電池事業の赤字の要因が、割高なシリコンの長期調達契約ということに驚いた、いくらシリコン不足だったとはいえ、ヘッジ率を抑えなかったのか?と思う(結果論かもしれませんが) しかもトッ...

ホンハイ出資前のH28年2月に出された本。 社長がこんなに血縁関係多い人がいたことに少し驚いた。 太陽電池事業の赤字の要因が、割高なシリコンの長期調達契約ということに驚いた、いくらシリコン不足だったとはいえ、ヘッジ率を抑えなかったのか?と思う(結果論かもしれませんが) しかもトップが赤字事業の要因をつかめてないなんて…。 読んでいると、ガバナンスの問題も大きかったように思います。 あと、調子が良かった時代は、天理の研究所が頑張ったことが書かれており、女性が3割在籍、男女徹底平等、机も手裏剣状に配置など、コミュを促す仕組みあり。 シャープペンシル、電卓、両開き冷蔵庫、オーブンレンジ、液晶ビューカム

Posted byブクログ