神の値段 の商品レビュー
生死すら分からない芸術家。 本人の情報がない状態で評価されるということは、純粋に先入観もなしで作品を見てもらえているからだろうな。
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現代美術の絵画のお話。 有名な書道家と販売員のお話で、販売員が殺害されたので その助手がなぜか疑惑にさまっていく。 私はあんまり美術に興味をひかれないので、別次元のお話かな。 美術=投資の対象だよっていうことが、少し理解はできる。 金と一緒か。 美術(書道の文字)についてかた...
現代美術の絵画のお話。 有名な書道家と販売員のお話で、販売員が殺害されたので その助手がなぜか疑惑にさまっていく。 私はあんまり美術に興味をひかれないので、別次元のお話かな。 美術=投資の対象だよっていうことが、少し理解はできる。 金と一緒か。 美術(書道の文字)についてかたってくれているが、あんまり重要性を感じえない話だな。 絵画ならまだわかるけど、文字にそこまで深い意味があるのか。。
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ミステリーはそれほど好きではないけれど、アート業界への興味はあり手にした一冊。 秘密だらけの画廊の支配人が殺され、アシスタントである佐和子が戸惑いつつ後を任される。 無我夢中でアートフェアの展示を終えた時、急に作品達が光りだし、お互いに呼応してハーモニーを奏でたという場面に私...
ミステリーはそれほど好きではないけれど、アート業界への興味はあり手にした一冊。 秘密だらけの画廊の支配人が殺され、アシスタントである佐和子が戸惑いつつ後を任される。 無我夢中でアートフェアの展示を終えた時、急に作品達が光りだし、お互いに呼応してハーモニーを奏でたという場面に私まで胸が熱くなった。 設置された場所や環境によってまるで作品に意思があるかのように感じる経験も少なくない。 無名という謎めいた画家の想いや作品に込められた想いが紐解かれることで、アートというものの底知れぬ魂のようなものをうっすらと感じられたように思う。 価格と値段には違いがあり、画家の意思が反映されるからこそ「神の値段」であると教えてくれた父親の存在もこの作品のキーだろう。 アート業界にもやはり闇の世界で繰り広げられる取り引きの材料になっていることを再認識して残念に思う。そこは死とも隣り合わせなのだろう。 どんな芸術家も自らの作品にはただならぬ想いを抱いていると思うけれど、無名にとって唯子がそうであったように、ゴッホのように優れた理解者が側にいるということがどれだけ芸術家を支え、新しい作品の命の誕生と生涯に貢献しているのかを改めて認識した。 正しいマーケットが熟成されることを願わずにいられない。
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メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない前衛芸術家・川田無名。 彼は、唯一つながりのあるギャラリー経営者の永井唯子経由で、作品を発表し続けている。 ある日唯子は、無名が1959年に描いたという作品を手の内から出してくる。 来歴などは完全に伏せられ、類似作が約六億円で落札されたほどの価値をもつ幻の作品だ。 しかし唯子は突然、何者かに殺されてしまう。 アシスタントの佐和子は、唯子を殺した犯人、無名の居場所、そして今になって作品が運びだされた理由を探るべく、動き出す。 幻の作品に記された番号から無名の意図に気づき、やがて無名が徹底して姿を現さない理由を知る――。 (アマゾンより引用)
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秘密につつまれた画家。 カリスマ性のあるギャラリーオーナー。 謎の死。 製作スタッフと唯子の関係。 次から次から、出てくる、謎❢謎❢ 次が次が、読みたくて、ページをめくるスピードが速くなる❢ 最後がスリリング〜 佐和子は作品をどうするんだろう❓
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アートの世界についていろいろ描かれていて、興味深かった。画家本人が筆を取っていない作品でも、画家の作品になるなんて、知らなかった!アート業界では常識なんだろうか。ギャラリーのお客様への対応とか、オークションの進み方とか、新しい発見がたくさん。 ミステリーではあるけれど、殺人事件よ...
アートの世界についていろいろ描かれていて、興味深かった。画家本人が筆を取っていない作品でも、画家の作品になるなんて、知らなかった!アート業界では常識なんだろうか。ギャラリーのお客様への対応とか、オークションの進み方とか、新しい発見がたくさん。 ミステリーではあるけれど、殺人事件よりも、無名の存在についての謎の方が焦点を当てられているような気がした。
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#神の値段 #一色さゆり #読書記録 美術ミステリ。といえば原田マハだが、さて、第二の美術ミステリ作家となれるか?という人らしい。 この作品はこのミス大賞。 このミス=若手作家ってこともあり、ミステリとしては甘いところ多々。アートビジネスをリアルに描いてるところに意義がある...
#神の値段 #一色さゆり #読書記録 美術ミステリ。といえば原田マハだが、さて、第二の美術ミステリ作家となれるか?という人らしい。 この作品はこのミス大賞。 このミス=若手作家ってこともあり、ミステリとしては甘いところ多々。アートビジネスをリアルに描いてるところに意義がある。 作者は藝大卒業後ギャラリー勤務していたとか。 ミステリ部分が上手くなれば、今後の作品も楽しみ。
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key word アート 絵の価値とは このミス アート業界の側面は詳しく面白く書かれてあり面白かった。ミステリーの側面は少し私には物足りなさが。
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アートミステリー作品を読みたいと思って探しあてた1冊の本。 姿を現さない謎の芸術家、川田無名。 川田の作品を専門に売る画商のような存在の唯子。 ストーリーは唯子が殺され、犯人を探すことと、無名の存在を露わにしていこうとする2つの課題がある。 ひとつひとつの場面を細かく分析していく...
アートミステリー作品を読みたいと思って探しあてた1冊の本。 姿を現さない謎の芸術家、川田無名。 川田の作品を専門に売る画商のような存在の唯子。 ストーリーは唯子が殺され、犯人を探すことと、無名の存在を露わにしていこうとする2つの課題がある。 ひとつひとつの場面を細かく分析していくその描写はおもしろい。最後まで「そして、どうなった?」と感じながら、先が先が気になる…という思い。 ストーリーとしてはおもしろく、犯人はお前か〜!!とスッキリ感もあった。 でもわたしにとって、実在しないアートに関するストーリーは現実味に欠けて、少し物足りなさがあった。 存在するアート作品を題材にしたミステリーは、迫力が増す気がする(^o^)
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面白かった!最近、投機の対象として現代アートのマーケットに現れる若手経営者に勝手にモヤモヤしていたけど、やっぱり最後は愛が勝つ。ラスト痺れました!
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