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自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 の商品レビュー

3.9

51件のお客様レビュー

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2021/04/29

認知的な歪みをテーマに、一問一答でバイアスに気づかせることを目的としている。 気になった台詞は、「『わかった』という錯覚は自己充実的な快感をもたらしますが、しかし、『わかったことはもうよい』という知識欲減退を誘導して思考停止も併発しますから、『わかった』という感覚には弊害も少な...

認知的な歪みをテーマに、一問一答でバイアスに気づかせることを目的としている。 気になった台詞は、「『わかった』という錯覚は自己充実的な快感をもたらしますが、しかし、『わかったことはもうよい』という知識欲減退を誘導して思考停止も併発しますから、『わかった』という感覚には弊害も少なくないのです。」 一問一答形式なのでちょっとした待ち時間におすすめ。

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2020/12/16

辞書的に使える。80+225項目! 説明は若干わかりにくい文章もあるけど、これだけ多くの認知バイアス事例を挙げられていること、「自分のクセに無自覚であることに無自覚」の記載。最大の未知は自分自身。

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2020/11/09

まさに、タイトルどおり人の心の盲点の指摘で満載でした。最初は、能力の低い人ほど自分を過大評価するのはなぜだろうという疑問からこの本を買いましたが、とても、興味深く勉強になりました。中には、本当にそうなのだろうかと首をひねりたくなる内容も2つほどありましたが、是非、実験して確認して...

まさに、タイトルどおり人の心の盲点の指摘で満載でした。最初は、能力の低い人ほど自分を過大評価するのはなぜだろうという疑問からこの本を買いましたが、とても、興味深く勉強になりました。中には、本当にそうなのだろうかと首をひねりたくなる内容も2つほどありましたが、是非、実験して確認してみたいものです。

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2020/09/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

「自分では気づかない、ココロの盲点」(2013)が評判がよかったので、「完全版」に仕立て直ししたもの。30項目から80項目に増やしている。とは言え読んでものもある。脳のクセを科学的に分かりやすく書かれていて面白い。 [自我消耗] 『自制心や意志力は、筋力に似て、有限リソースです。がんばった後は、やる気や忍耐力、ときには道徳観さえも削がれます。若い人ほどこの傾向が強いことが知られています。 たとえば午後は、朝からの疲れが溜まっているため、午前よりもウソの頻度が20%も増えます。入試が終わると脱力したり(燃え尽き症候群)、重要な仕事が終わった後の打ち上げ会では飲みすぎて泥酔したり、旅行先で財布の紐が緩んだり、ダイエット中に怒りっぽくなったりするのも、同様の原理が働いています。車を買うという一大決心をした直後に、営業マンが「今ならカーナビを2万円の特価で追加できますよ」と畳み掛けるのは、消耗した精神の弱みをつく典型的な作戦です。大きな決断をした直後に別の問題について深く考えるのは難しいものです。なお、脳のエネルギーはブドウ糖です。消耗した自制心は、ブドウ糖を補給することで回復します。』 [モラル正当化効果~善行後の愚行] 『脳は自分をモラルのあるタイプの人間であると自認すると、それを埋め合わせするかのように反モラル的行動を正当化します。だから良い行動をとった後は、「次は少しくらいよいだろう」とモラルに欠ける行動をとる確率が高まるのです。 週末にたっぷり家族サービスした後は、翌週つい遅くまで飲んで帰宅してしまいます。 環境に優しいエコ商品を買った後は、つい利己的に振る舞いがちです。 カロリ-ゼロのダイエット炭酸飲料に合わせて、つい甘いケーキを注文してしまいます。 いつも忍耐強い人が、何かのきっかけで驚くほど激怒したりするのも、同じ心理が働いているのかもしれません。なお、この現象は、アメリカの企業で、黒人女性を採用した後に、非黒人系の男性を採用する傾向があることから発見されました。 [知識の呪縛] 「知る」とは世界の歪曲化。知識は判断を歪めます。脳は一度知ってしまうと知らない人の立場でものごとが考えられなくなります。その結果、自分の知っていることは相手も知っていると期待する傾向があります。 japanese cannot read the font

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2020/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バイアスについて勉強を始めた私に取って本当に良い本に巡り合いました。 80ものバイアスについて網羅的に説明してある。 クイズ形式・ケーススタディ形式で考える機会を与えてくれ、その後答えをみて学ぶと言うスタイルが素晴らしい。 バイアス名が英語名併記なのも良い。 池谷先生らしく、軽快でユーモラス。 本書はアンコンシャスバイアスの入門書としてもとてもおすすめです。

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2019/06/20

認知バイアス(脳のクセ)に関して、クイズ形式でわかりやすく説明してます。 面白かったですし、単に面白いだけでなく、それにあてはまる学説名や、根拠となる論文も示されているので、認知バイアスのインデックスにもなっています。 今後何かあったら、それが認知バイアスでないか振り返ってみよ...

認知バイアス(脳のクセ)に関して、クイズ形式でわかりやすく説明してます。 面白かったですし、単に面白いだけでなく、それにあてはまる学説名や、根拠となる論文も示されているので、認知バイアスのインデックスにもなっています。 今後何かあったら、それが認知バイアスでないか振り返ってみようかと思います。が、きっとそれとは気がつかないのだろうなぁ。 巻末の錯視も面白いです。

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2019/06/17

”あなたは、「世間の平均」に比べれば、それなりに公平に振る舞っている方でしょうか?” そんなアンケートをとると、ほぼ100%の人が”平均より公平に振る舞っている”と答えるそうです。 ・・・人は自分のクセに無自覚であるという事実に無自覚です。他人のクセには容易に気づくことができて...

”あなたは、「世間の平均」に比べれば、それなりに公平に振る舞っている方でしょうか?” そんなアンケートをとると、ほぼ100%の人が”平均より公平に振る舞っている”と答えるそうです。 ・・・人は自分のクセに無自覚であるという事実に無自覚です。他人のクセには容易に気づくことができても、案外と、自分自身のクセに気づかないまま自信満々に生きているものです。最大の未知は自分自身なのです・・・(はじめに) 脳研究者による、まじめな「あるある本」です。1日あればざっと読めますので、肩の力を抜いて、息抜きに是非どうぞ!

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2019/06/06

ヒトの脳がどうなっているのか、についての池谷さんの本。 自分では公平で正しい判断をしていると思いがちな我々も 実は、脳的には勘違いや偏見に満ち溢れている、ということがよくわかる。 ときどき読み返しては、あー自分はこれあるかも、と反省に利用したい。 すぐ読める点もオススメです。

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2024/03/01

池谷裕二先生の著作は面白く、欠かさず読むというここ最近の傾向。積読している期間が長かったけれども、ついに読んだよ、この作品。 心理学を齧った経験もあることから、慣れ親しんだ効果ばかり。心理学と経済学が合わさった行動経済学も脚光を浴びるようになってきて、人間って不思議、人の心のバイ...

池谷裕二先生の著作は面白く、欠かさず読むというここ最近の傾向。積読している期間が長かったけれども、ついに読んだよ、この作品。 心理学を齧った経験もあることから、慣れ親しんだ効果ばかり。心理学と経済学が合わさった行動経済学も脚光を浴びるようになってきて、人間って不思議、人の心のバイアスってもう非合理とか、いろいろ思うわけですが、バイアスを知り尽くして有効な一手を打ち続けるということになるのでしょう。 特筆すべきことは、 ・記憶が定着するのは、テストを解くことでその知識を使ってみること ・記憶力は歳をとっても衰えない

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2018/12/19

労働の価値を示す「コントラフリーローディング効果」がない飼いネコの話に笑う。そのほか、興味深い話が満載。

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