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タヌキ学入門 の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2016/05/03

研究者のきちんとしたデータと引用に基づいた知見が読みやすく書かれていて好印象だった。装丁やイラストもかわいい。タヌキのいる街は、人間にとってもよい街だと思う。

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2016/03/23

本一面タヌキタヌキとタヌキがゲシュタルト崩壊。タヌキが普通に生きていけるような里山が残っていったらいいのになあ。

Posted byブクログ

2016/02/29

誠文堂新光社のこのシリーズは文章の量と図版の量のバランスがとても良く、読みやすい。 タヌキはキツネと並んで、日本人にとって特別な動物であり、三鷹辺りの住宅街でも生息しているらしいから、野生哺乳類の中では一番身近な動物かもしれない。(鼠はもっと都心でも生息しているけど、あれは野生と...

誠文堂新光社のこのシリーズは文章の量と図版の量のバランスがとても良く、読みやすい。 タヌキはキツネと並んで、日本人にとって特別な動物であり、三鷹辺りの住宅街でも生息しているらしいから、野生哺乳類の中では一番身近な動物かもしれない。(鼠はもっと都心でも生息しているけど、あれは野生とは言わないよね。) この本で一番感銘を受けたのは、震災の後タヌキが戻ってきて植生が豊かになったというところ。そして愚かな人間がせっかくタヌキたちが作り出したものを引っこ抜いて防潮堤を作ってしまうところ。 こういう人間の愚かさにはいつもガッカリさせられる。自然界で生きるものたちはこんなことは決してしない。 タヌキが暮らせるような自然があるところが、人間も心地よく暮らせる気がする。 いい本だけど、ちょっと欲張りすぎて調査不足になってしまったところも。 狼のお腹に石を詰めて井戸に投げるのは、「赤ずきん」ではなく、「オオカミと七匹の子やぎ」だし、タヌキとアナグマの味については千松信也の本に詳しいが、肛門腺の処理を誤るとどんな肉も臭くて食えないということは、狩猟系の本には必ず書いてあることで、タヌキの肉が不味い理由にはならない。 まあ、著者は生態を研究する学者だから仕方ないけど、専門でないことを書くなら、ちゃんと調べてからにして欲しい。

Posted byブクログ

2016/02/14

著者は、タヌキをはじめとした日本人になじみの動物たちの生態の研究者。 昔話に取り上げられるタヌキをキツネの比較や、設楽焼のタヌキ、タヌキ寝入りやタヌキ親父などの言い回しなど、親しみやすい取り上げをしているが、地道なフィールドワークによる食生活の調査なども面白い。 311のタヌキへ...

著者は、タヌキをはじめとした日本人になじみの動物たちの生態の研究者。 昔話に取り上げられるタヌキをキツネの比較や、設楽焼のタヌキ、タヌキ寝入りやタヌキ親父などの言い回しなど、親しみやすい取り上げをしているが、地道なフィールドワークによる食生活の調査なども面白い。 311のタヌキへの影響などにもおよび、写真も多く広範囲で興味深い。

Posted byブクログ