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シャーロック・ホームズの思考術 の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2016/12/31

 著者がシャーロキアンすぎて笑える。  あなたは本当にシャーロック・ホームズが大好きなんですな!  大好きすぎてマインドフルネスと足したうえで、さらにシャーロック・ホームズを超える提案。ワトソンに近い私たちが、いかにシャーロック・ホームズのようになれるかを熱く語ってくる。正直熱く...

 著者がシャーロキアンすぎて笑える。  あなたは本当にシャーロック・ホームズが大好きなんですな!  大好きすぎてマインドフルネスと足したうえで、さらにシャーロック・ホームズを超える提案。ワトソンに近い私たちが、いかにシャーロック・ホームズのようになれるかを熱く語ってくる。正直熱くてやけどするくらいのレベルだ。  シャーロック・ホームズや、コナン・ドイルのマインドフルネスなところだけではなく、マインドレスネスなときついても言及されており、実にフラットで読みやすい。  人間の脳の可能性にも触れられており、もしかしたらシャーロック・ホームズに近づけるのかもと思わせてくれた。  面白い。でも、シャーロキアンかマインドフルネス好きにしかおすすめできないかもしれない。

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2016/10/19

2016/10/19 事実だけを見ているつもりでも、主観がどうしても入る チェックリストは優秀 ミステリ的な推理についても、日常生活での思い込みについても学べる。 すでに知っている過去の事例、楽な方に脳は行きたがる

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2016/10/04

脳科学、心理学の観点より、ホームズとワトソンとの思考分析を対比させての考察。 実際の小説のシナリオからの引用ご多いので、この本を読む前には シャーロキアンになる必要あり。

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2016/06/09

ホームズの方法論的なものを期待していたが、心理学サイドからの裏付け、といったところ。 そもそも心理学に疑義を抱く私としては、まあ、そういう見方もあるよね、といった感じでした。

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2016/06/06

 有名な推理小説と、その主人公をベースに問題解決する手順を示す。かなりハードで読むのに疲れたが、得られるものはあった。「マインドフルネス」というキーワードを知る。類書を結構読んでたかもしれないが(身についてない・・)、本書を親本としてかなり整理できた。  緋色の研究、はぜひ読んで...

 有名な推理小説と、その主人公をベースに問題解決する手順を示す。かなりハードで読むのに疲れたが、得られるものはあった。「マインドフルネス」というキーワードを知る。類書を結構読んでたかもしれないが(身についてない・・)、本書を親本としてかなり整理できた。  緋色の研究、はぜひ読んでみたい。

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2016/05/29

人間が持つ思考のクセについて解説していてその内容は必ずしも目新しいものではない。 しかしシャーロック・ホームズの登場人物の思考方法の違いによる「ホームズシステム」「ワトスンシステム」という分類は斬新かつ面白い。 学術書的な内容をまるで小説を読み進めるように楽しめます。 非常...

人間が持つ思考のクセについて解説していてその内容は必ずしも目新しいものではない。 しかしシャーロック・ホームズの登場人物の思考方法の違いによる「ホームズシステム」「ワトスンシステム」という分類は斬新かつ面白い。 学術書的な内容をまるで小説を読み進めるように楽しめます。 非常によく出来た内容だと思う。 ただ私はシャーロック・ホームズの小説を一冊も読んだことがないのがないので、読んでいたらもっと楽しめたかもしれないのが残念。

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2016/03/03

面白かった。聖典の記述に基づいてホームズとワトソンの洞察力や思考方法の差異を分析した認知心理学系の本。ホームズ的になろうとする人にはその努力の方向も示唆している。 聖典をかなり読んでいないとピンと来ないかも。

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2016/02/04

 心理学と脳科学をシャーロック・ホームズを題材に解説し、さらにホームズの思考術を身につけてしまおうと提案している。ワトスンのような過去の出来事やその場の印象に引きずられるような推理を何故してしまうのか、逆にホームズのような的確な推理はなぜできるのかを、記憶の仕方、記憶の引き出し方...

 心理学と脳科学をシャーロック・ホームズを題材に解説し、さらにホームズの思考術を身につけてしまおうと提案している。ワトスンのような過去の出来事やその場の印象に引きずられるような推理を何故してしまうのか、逆にホームズのような的確な推理はなぜできるのかを、記憶の仕方、記憶の引き出し方、そして注意力、観察力、分析力、想像力などの鍛えられ方の違いから明らかにしている。脳科学から見た”思考の癖”がまさにワトスンの推理そのものであるというのが面白い。そしてホームズになるためにはワトスンの思考法から脱却しなければならないのだが、一方でワトスンが欠かせないというのも興味深い。小説において、ワトスンが思いつきを話した後、ホームズがそれを訂正し、捜査の過程でワトスンに語りながら状況を整理し推理するというのがパターンとなっているが、まさにそれが理論的な結論を導くための思考の順序そのものであるという。最初の思いつきに対して、「ちょっと待て」と立ち止まる”ホームズによる訂正”が出来るか否かがホームズになるための第一歩であるが、”思考の癖”に従うとそれがなされないためワトスンになってしまう。この”ホームズによる訂正”は訓練によって身に付けることができるそうだ。ホームズの思考術を身につけようという提案は、”できる”という確信があってのものかもしれない。

Posted byブクログ