六畳間の侵略者!?(21) の商品レビュー
ティアをメインに据えたフォルトーゼ編の序章である。作者の健速さんによると今回がシリーズ最長の内容になるとのことだそうだが、それに相応しい様々な思惑の絡み合った序章となっている。 内容だけで言えば、ついに仕掛けてきた軍部の硬軟取り合わせた攻撃に対抗してフォルトーゼ星系へと旅立つ...
ティアをメインに据えたフォルトーゼ編の序章である。作者の健速さんによると今回がシリーズ最長の内容になるとのことだそうだが、それに相応しい様々な思惑の絡み合った序章となっている。 内容だけで言えば、ついに仕掛けてきた軍部の硬軟取り合わせた攻撃に対抗してフォルトーゼ星系へと旅立つ孝太郎一行、とそれだけで展開していて、まだまだ序章である。だが、ディテールにおいては中心に据えられたティアの喜怒哀楽だけでなく、激昂するクラン、彼の皇女と心合わせて再会を実現した桜庭先輩、体重の増える管理人さん、大気圏突入するゆりかなど、本当に見所が多かった。 最後の最後で逆転の一手となるだろう仕込みがされているところなども心憎い。王手に手を掛けられるところにまで陥っているこの窮地からどう脱し、どう反撃していくか楽しみにしたいものだ。 少し評価に悩んだが、この作品らしいドタバタ感に加え、ライトノベルでは珍しいくらいちゃんと考えられたワープ航法も含めて星五つで評価している。 展開の腰はやや重いので、おそらく3~4巻程度を費やす編となるだろう。楽しみにしたい。
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舞台は六畳間を離れついに宇宙・フォルトーゼへ。とはいえまだ助走区間のようで、そこまで大きな戦闘はなく、あらためて六畳間メンバーのハイスペックぶりが確認できたかなと。ティアの心情面の整理もありましたかね。ティアもクランも未来に民のことを考えるいい主君になりそうだ。次は分断されたかた...
舞台は六畳間を離れついに宇宙・フォルトーゼへ。とはいえまだ助走区間のようで、そこまで大きな戦闘はなく、あらためて六畳間メンバーのハイスペックぶりが確認できたかなと。ティアの心情面の整理もありましたかね。ティアもクランも未来に民のことを考えるいい主君になりそうだ。次は分断されたかたちになった孝太郎サイドと他のメンバーサイドで進行かな。片方は孝太郎、もう片方は参謀キャラが複数いる感じだからどうにかなりそうか?どういう結末になるか楽しみです。
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