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たんぽぽ団地 の商品レビュー

3.2

29件のお客様レビュー

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2023/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

40年前(1973年)、今まで脇役しか演じていなかった子役が、いきなり主役に抜擢された映画があった。 つぐみ台三丁目団地をロケ地にした映画、その名もたんぽぽ団地。 当時は、たくさんの人々が三丁目団地に住んでおり、和気あいあいとしていたが、現在は、男性の老人1人しか住んでおらず、もうすぐ取り壊しとなっていた。 男性老人1人の孫や、その孫の父親、父親の同級生、そして老人1人の妻など、元々三丁目団地に住んでいた人や関係者などが、タイムスリップしてきた40年前の姿のままの子役に振り回されたり、視聴率が取れなかった、たんぽぽ団地の幻の続編の原稿を探したりするなど奮闘する物語だった。 今まで読んできた小説の中で、なかなかない設定の物語だった。 たんぽぽ団地の幻の続編の原稿に書かれていた 箇条書きに偶然、現在の状況がそのままリンク しており、とても驚いた。

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2021/02/05

人生の中で最高の時 人生が終わりを告げる時思い浮かべるのだろうか? 重松作品としては少し物足りなく感じた。

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2020/02/27

どこまでが現実でどこからが非現実なのか…フワフワっと夢の中に入ったようなお話でした。 古くなって人が少なくなっていつかは壊されてしまう団地、そこで住んでいた人達の人生や後悔、想いが伝わってくるようでした。 重松清さんの作品は初めてですが、読みやすかったです。

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2019/09/19

役目を終える団地がそこに住んだ人とともに、自分たちの過去を振り返る、心暖かくなる話。重松清作品としては少し物足りないきがする。

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2019/03/11

流星ワゴンに通ずるものがありましたが、やはりそれを超えるものではなかったです。 でもなかなか良いお話で、和めました(^^♪

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2018/09/02

団地の歴史は、そこに住んでいる人たちの歴史でもある。 たんぽぽの綿毛のように、未来へ向けて旅立っていく。 花は、なくなってもそれぞれが、それぞれの未来へ種を残していく。 そんな、たんぽぽのような温かい団地の物語。

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2018/07/10

【あらすじ】  1973年、つぐみ台三丁目団地のスターハウス棟を舞台としたSF少年ドラマ『たんぽぽ団地の秘密』がTV放送されていた。  その時に主役を演じていた小松ワタルは現在は俳優を引退し、売れない映画監督となっていた。  監督は思い出の団地が取り壊し間近なのを知り、視聴率低迷...

【あらすじ】  1973年、つぐみ台三丁目団地のスターハウス棟を舞台としたSF少年ドラマ『たんぽぽ団地の秘密』がTV放送されていた。  その時に主役を演じていた小松ワタルは現在は俳優を引退し、売れない映画監督となっていた。  監督は思い出の団地が取り壊し間近なのを知り、視聴率低迷のために不本意に終わらされたドラマの41年後を描く続編の制作を企画する……!    物語は、杏奈と父親の沖田直樹が、取り壊しの決まった団地に住む祖父・徹夫と話し合うため、つぐみ台三丁目団地を訪れるところから始まります。  家族と団地を振り返るレトロな人情ドラマが続くと思っていたら、いつの間にか時空たつまきに巻き込まれ、41年前のドラマ撮影当時にタイムスリップして、ファンタジーやSFのような展開に。  そのうちにワタル少年が41年前に構想した続編のシナリオ通りに物語が進行し、登場人物達も物語の作中人物であることを自覚するメタ構造の展開に!?  最後には登場人物全員が登場してカーテンコールまでやってます。  以前『朝のガスパール』でもこのような趣向がありました。重松清さんって、こんな筒井康隆のような作風の作家だったのでしょうか。 ……と思ってもう一度プロローグを読むと、本作の構造が何となく分かったような気がします。  いやカントク、素晴らしい続編映画ですね。この映画、見たいです!  失礼ながら今までずっと下積みだった小松亘監督がいきなりはっちゃけて“狂い咲き”して綿毛をまき散らしているような映画です。これで枯れてしまっては元も子もないのでこれをきっかっけに破竹の勢いでブレイクして頂きたいものです。     幻の少年ドラマ 41年後の続編!!重松清 たんぽぽ団地のひみつ ■[日々の冒険]小松亘監督が長い沈黙を破って制作する新作は何とあのドラマの41年後の続編!『たんぽぽ団地の秘密』   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180710/p1

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2017/12/25

たんぽぽ団地 重松清さん。 団地は。 マンションより、 ずっと気さくで、 あけっぴろげで、 ちょっとおせっかい。 昭和に建てられた団地が舞台。 昔に、 ドラマ。たんぽぽ団地の秘密。 のロケ地だった団地が、 取り壊されちゃう事になり、 たくさんの人達の想いが、 奇跡となって、 よ...

たんぽぽ団地 重松清さん。 団地は。 マンションより、 ずっと気さくで、 あけっぴろげで、 ちょっとおせっかい。 昭和に建てられた団地が舞台。 昔に、 ドラマ。たんぽぽ団地の秘密。 のロケ地だった団地が、 取り壊されちゃう事になり、 たくさんの人達の想いが、 奇跡となって、 よみがえる。 昭和な世代には、 とても懐かしく。 ステキなお話でした。 重松清さんらしい。 心温まる いろいろな メッセージ等も、 隠れていて。 私も、 お節介おばさんに、 なれたら良いなーと思ったり。 とても 良かったです。

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2017/11/26

図書館でかりた本。 1973年に放送された連続ドラマ「たんぽぽ団地の秘密」のロケ地のつぐみ台三丁目団地は、来年には老朽化により取り壊されてしまうことになっている。5号棟に住むおじいちゃんの今後の話をするために6年生の杏奈は、お父さんの直樹さんとたんぽぽ団地にやってきた。この時にた...

図書館でかりた本。 1973年に放送された連続ドラマ「たんぽぽ団地の秘密」のロケ地のつぐみ台三丁目団地は、来年には老朽化により取り壊されてしまうことになっている。5号棟に住むおじいちゃんの今後の話をするために6年生の杏奈は、お父さんの直樹さんとたんぽぽ団地にやってきた。この時にたんぽぽ団地で体験した不思議で温かいお話。

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2017/06/24

(2017.05.28読了) ファンタジー小説でした。 そう思ってなかったので、前半はちょっとがっかり、気持ちが入りませんでした。 しかし、そこはさすが重松清! 舞台は昨今時々話題になるような老朽化した取り壊し前の団地。昭和のノスタルジー全開で、50歳を過ぎた自分の人生といろんな...

(2017.05.28読了) ファンタジー小説でした。 そう思ってなかったので、前半はちょっとがっかり、気持ちが入りませんでした。 しかし、そこはさすが重松清! 舞台は昨今時々話題になるような老朽化した取り壊し前の団地。昭和のノスタルジー全開で、50歳を過ぎた自分の人生といろんなところが重なります。 団地で暮らした経験のない自分ですが、途中で何度もうるうるしました。経験のある方は是非!!

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