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アンデッドガール・マーダーファルス(1) の商品レビュー

4

95件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

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2016/05/17

不死身の吸血鬼が殺された。謎を解くために現れたのは怪物専門の探偵、鳥籠を持った道化師のような男とメイドだった。 思った以上にロジカルなミステリ。設定は吸血鬼だの鬼だの人造人間が出てくるがフェアである。フランケンシュタイン、ドラキュラなどが無理なく配置されミステリ要素に取り込んでい...

不死身の吸血鬼が殺された。謎を解くために現れたのは怪物専門の探偵、鳥籠を持った道化師のような男とメイドだった。 思った以上にロジカルなミステリ。設定は吸血鬼だの鬼だの人造人間が出てくるがフェアである。フランケンシュタイン、ドラキュラなどが無理なく配置されミステリ要素に取り込んでいるのは読んでいて楽しい。この巻の最後に敵役が名乗っているが、まさかM教授とは。もっと早く気がついて良かったはず。まだまだ私も洞察力が足りない。

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2016/05/02

早くも漫画化決定!不死身の吸血鬼はなぜ殺されたのか?この笑劇(ファルス)めいた事件を終わらせよう――

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2016/04/10

作者が先日の某トークショーで落語好きと仰ってましたが、なるほど確かにこれは落語。こういうの大好き。ってか「真打登場!」やりたくてあの名前だよね。明らかに。 登場人物が吸血鬼に人狼、人造人間、果ては某古典ミステリのあの人やらあの人やらetc.……いろいろごった煮ですが作中の設定アレ...

作者が先日の某トークショーで落語好きと仰ってましたが、なるほど確かにこれは落語。こういうの大好き。ってか「真打登場!」やりたくてあの名前だよね。明らかに。 登場人物が吸血鬼に人狼、人造人間、果ては某古典ミステリのあの人やらあの人やらetc.……いろいろごった煮ですが作中の設定アレンジが上手なのでグイグイ魅せられる。 場所が欧州なので外国語で話してる設定なんだけど、この落語ノリの会話が外国語で行われているのか、日本語で行われているのか、読んでる途中ちょいと気になってひっかかるのだが(作中で外国語では面白さが通じない的な会話があったりして、よけいに「じゃあどっちで話してるんだって所を意識してしまってね)まぁ些末なこと。 続刊も楽しみです。

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2016/03/28

十九世紀末ヨーロッパの怪物事件専門探偵の話。カタカナの多いファンタジーアクションかと思いきや、ミステリとしての謎解きや怪物たちのドラマもしっかりしてて面白かった。青崎さんがタイガ?と思ったけど、いいね!

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2016/03/23

「ははははは」「ふふふふふ」津軽と鴉夜は時々こうしておかしそうに笑い合う。登場人物の個性がいい感じのバランスを持っている。この師弟2人にメイドの静句と新聞記者のアニーを加えた一行がこれからどんな珍道中を見せてくれるのかとても楽しみ。

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2016/03/10

不死、鬼、人外。その上でミステリー。個人的に好きなものを集めた本なので楽しめました。 本気で闘うメイドさんに次回は会えるでしょうか。

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2016/02/21

事件→推理→犯人とステゴロ→その後、という流れが往年のテレビ時代劇のようで痛快です。ただ屍者の帝国を読んだ後に読みはじめてしまったので印象がかぶるなど私のタイミングが悪かった。2巻が出たら通しで読み返そう。

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2016/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

怪物専門の探偵・鳥籠使い「輪堂鴉夜」と「真打津軽」。不死身の吸血鬼が殺された事件や人造人間といった事件を解決していく・・・ 怪物が出てくるからファンタジーかと思いきや、推理はいつものロジカルなので面白かった!それに有名な名探偵もちらほら・・・それに滝から落とされたという教授という人物も!!これは例の有名なキャラでは!?とワクワクしてしまいました。続きも気になります(^^♪

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2016/02/07

≪なんちゃってパスティーシュゴシックホラー怪奇ロマン特殊設定本格ミステリ(著者twitterより)≫ って聞くと詰め込みすぎと感じるだろうけど,そんなことはなくむしろ盛りだくさんなのに胃もたれせずにスッと入れてポンッと読めちゃう. 静句もなんか秘密があるのかな? 第2弾も楽しみ...

≪なんちゃってパスティーシュゴシックホラー怪奇ロマン特殊設定本格ミステリ(著者twitterより)≫ って聞くと詰め込みすぎと感じるだろうけど,そんなことはなくむしろ盛りだくさんなのに胃もたれせずにスッと入れてポンッと読めちゃう. 静句もなんか秘密があるのかな? 第2弾も楽しみ.

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2016/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ファンタジィとミステリを足したドリフターズ(平野耕太)。  予想していたよりちゃんとミステリしてて、すごい安心しました。よっ、さすが平成のクイーン。西尾維新みたいな方向に流れていったらどうしようかと思ってた。  吸血鬼、化け物が出てくる世界におけるミステリ。異界ものっていえばいいのかな。山口の「生ける屍の死」もそうだし、この手で一番印象に残っててうめぇなって思ったの、上遠野の「殺竜事件」なんだけど、あれも最近新刊でなかったっけ? 途中で読むの止めちゃってるけどまた読みたい。  もともとな、青崎の姿勢は嫌いじゃなくて、文章やキャラの動かし方も好きなので、すんなり楽しめました。いや、面白いよこれ。  1巻ってなってるのでまあ続きはあるんだけど、大きな流れ、目的はありつつ、その道中で別個の事件を解決していくというタイプ。  探偵も助手も人外なんですがね。助手のキャラクタがとても好きです。あと静句さんはおいくつなんでしょうね? このひとも人外なのかなぁ。普通のひとなのかな。ダンガンロンパ2のペコちゃんを思い出したよ。  二章の「人造人間」で出てきた刑事さん、名前は出てこなかったけどポアロさんですね。ほかにはルパンやホームズの名前もざくざく出てきます。  敵方ボスのじじいはモリアーティ教授ですかね。カーミラってのは女吸血鬼、アレイスターは魔術師クロウリィの名前ってとこまではぐぐった。ジャックはジャック・ザ・リッパー? 舞台が19世紀後半のヨーロッパだからまあ時代的にあり得なくはないのかな。  小説の人物やらなにやらを引っ張ってきてるので、ファンタジィ版ドリフターズだなって思いました。  第一章の謎解きとか、青崎らしく緻密で好きです。是非とも戦闘だけじゃなくて、ちゃんとミステリしている方向で走ってもらいたい。  抜粋。アイスが食べたいと駄々をこねる師匠と助手の会話。 「コーンポタージュ味がいいな」 「そんな味のアイスは百年経っても作られないでしょうよ」  (´・ω・`)つ【ガリガリ君(コーンポタージュ味)】

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