冒険王(4) の商品レビュー
完結の4巻。 読み終えてみると、日清戦争から日露戦争の10年での志村一心の成長物語だったのか。 敵役の雷四郎と謎の老人は、一心自身のもう一つの存在、超えるべきシャドウとしての役割。 「冒険」という危険と隣り合わせの魅力を持つ言葉が、スパイアクションに使われるタイトル。それは志村...
完結の4巻。 読み終えてみると、日清戦争から日露戦争の10年での志村一心の成長物語だったのか。 敵役の雷四郎と謎の老人は、一心自身のもう一つの存在、超えるべきシャドウとしての役割。 「冒険」という危険と隣り合わせの魅力を持つ言葉が、スパイアクションに使われるタイトル。それは志村一心が持つ、若さや甘さが表現されたんではないでしょうか。 己のシャドウを克服した志村一心には、スパイとしてもうそぐわない冒険という言葉。 完結です。
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