ヘブンメイカー の商品レビュー
あまり書くとネタバレになるので言えないけど、前作以上にスケールでかくて壮大で面白かったし、凄かった! どうか地図を作成してくれ!
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異世界で10の願いが叶うスタープレイヤーに選ばれた佐伯と死者の町に召喚された鐘松の話。スタープレーヤーと召喚者と交互の視点で見れる楽しさと、スタープレーヤーの数だけ願いが違う面白さ。他のスタープレーヤーの願いや生き方も気になる。
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スタープレイヤーという大きすぎる力を持った佐伯くんの、数奇な運命。真の意味で「サージイッキ」となる後半から特にワクワクする。私もラライエで飛び回りたい。 前作より壮大で、かつ恒川光太郎味(?)がありとても面白く、興奮した。ただその分、人間くさいドロッと感も濃ゆく、元気な時じゃない...
スタープレイヤーという大きすぎる力を持った佐伯くんの、数奇な運命。真の意味で「サージイッキ」となる後半から特にワクワクする。私もラライエで飛び回りたい。 前作より壮大で、かつ恒川光太郎味(?)がありとても面白く、興奮した。ただその分、人間くさいドロッと感も濃ゆく、元気な時じゃないと読み切れない。実際、初読時は華屋とのいざこざ辺りで挫折した。 2年越しにリトライしてよかった〜。 スタープレイヤー、3冊目を読みたいな。
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以前読んだ『スタープレイヤー』の第2段。初版は15年だけど、文庫で読んだ。 同じ設定で違う場所で繰り広げられる物語。 文庫あとがきを読んで、 こういう「異世界に転生して無敵」みたいな設定がよくあることを知った。 へー。その手の小説を全く読まないからな。 おそらく恒川さんの世界は、...
以前読んだ『スタープレイヤー』の第2段。初版は15年だけど、文庫で読んだ。 同じ設定で違う場所で繰り広げられる物語。 文庫あとがきを読んで、 こういう「異世界に転生して無敵」みたいな設定がよくあることを知った。 へー。その手の小説を全く読まないからな。 おそらく恒川さんの世界は、他の多くの作品とは違う、 深さや手ごたえのようなものがあるんじゃないだろうか。 スターボードの持つ力と、力によって生まれた世界と、もとから存在する世界。 恒川さんの使う言葉にはへんな臭みがないのですんなりと入っていける。
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副題に『スタープレイヤー2』とあり、続編と評されるのを目にしますが、具体的には前作の前日譚です。 異世界に現れた日本を模倣した街「ヘブン」と地獄「バベル」を創造した男の壮大な建国叙事詩。 ありとあらゆる力を手にした男の波乱万丈の冒険に胸が高まります。 恒川光太郎節は封じられていま...
副題に『スタープレイヤー2』とあり、続編と評されるのを目にしますが、具体的には前作の前日譚です。 異世界に現れた日本を模倣した街「ヘブン」と地獄「バベル」を創造した男の壮大な建国叙事詩。 ありとあらゆる力を手にした男の波乱万丈の冒険に胸が高まります。 恒川光太郎節は封じられていますが(著者に新たな側面が加わったとも言えるが)、筒井康隆『旅のラゴス』のような放蕩録が好きな方にオススメです。 人生で最高の一冊でした。
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『しがない大学生が作り出す壮大な世界の記録』 抽選でスタープレイヤーが当たった大学生の、別世界での活躍(暗躍?)を記録したクロニクルを軸に物語は進む。 前作をさらにスケールアップし、スターボードの使い方も高度(姑息?)になって、面白さ倍増!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公の佐伯が華屋を呼び出した初めの頃から、後半、創造主として人格が変化していくところがおもしろかった。現実に戻った主人公が幸せに生きていってほしいなと思った。
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2020.11.3 読み始める前は厚さにウッとなったけど、いざ読み始めたら前作よりもっとこの世界に引き込まれた。 夕月とマキオのその後の新たな冒険の話かと思いきや、まったく違った。 蘇った死人達とスタープレイヤーとは。 イツキは夕月と違って思慮深いというかズル賢いというのか...
2020.11.3 読み始める前は厚さにウッとなったけど、いざ読み始めたら前作よりもっとこの世界に引き込まれた。 夕月とマキオのその後の新たな冒険の話かと思いきや、まったく違った。 蘇った死人達とスタープレイヤーとは。 イツキは夕月と違って思慮深いというかズル賢いというのか…スターの使い方が慎重! 10個も願いを叶えられるスタープレイヤー、でも失敗もあるし完璧な人生はないんだな。これが現実世界でも、何でも持ってる人に見えてもいろいろ苦悩も失敗も悩みもあるんだろうなと思った。 スタープレイヤーの世界に現地人がいるけど、きっとその現地人も遥か昔のスタープレイヤーが召喚した人たちの祖先なのかも。 この先も新たなスタープレイヤーがこの世界に現れ続けたらどうなるんだろう。でも1人10個の願いくらいでは人間の営みは大きくは変わらないのかもしれない。結局人間はどんな願い事を叶えられる力を持っていても差別や不毛な争いは起こってしまうのが悲しいね。 イツキがレゾナ島を出て、レビを買ったあたりから俄然面白くなって、約250ページを3時間ほどで読み終えてしまった。手塚治虫の『ブッダ』を読んでるみたいだった。レビ好きだからレビの見た風景の章もワクワクした。 だんだんイツキの章と孝平の章が近くなってきて、交わったとき、こういう風につながるのか、と。 ほんとにこんなファンタジーの大長編を面白く書ける人ってほんとにどんな頭してるんだろう。 華屋律子とバベルで再会した時、律子だけが「佐伯くん」と呼んでいて、ちょっとジーンときた。イツキが地球から呼んだのは律子だけなのに2人が幸せにならなかったのはきっとイツキがスタープレイヤーだから…切ない。 十二国記みたいに、第3弾、第4弾と大いに期待してます。
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2019.7 最初は漫画かよ、と思ったがファンタジーで哲学的な小説でした。なんか色々 考えさせられました。
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スタープレイヤー2作目。前作で仕組みはわかっているものの、今度は町ごと持ってきちゃったり、死者をよみがえらせたりスケールが大きいです。あっという間にできるグループ、信頼関係、上下関係。呼び出した人の責任も考えたりして恐ろしく感じました。地球の人類もいろいろな出来事を経ながら今の状...
スタープレイヤー2作目。前作で仕組みはわかっているものの、今度は町ごと持ってきちゃったり、死者をよみがえらせたりスケールが大きいです。あっという間にできるグループ、信頼関係、上下関係。呼び出した人の責任も考えたりして恐ろしく感じました。地球の人類もいろいろな出来事を経ながら今の状況になっているのは分かっているのですが私には全てがとても重くてなかなか純粋に楽しむところまで行きませんでした。これだけのことができるとわかっていても私はやはり消極的に100日を過ごして帰ることだけを考える気がします。
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