隠居志願 の商品レビュー
昭和20年生まれの玉村さん`前期高齢者`になっての色々な思いが書かれております。憧れの隠居ぐらしは、まだ少し先かもしれませんが、日々の暮らしを楽しむ、玉村さんが居られます。
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1945年生まれ、信州で暮らす玉村豊男氏のエッセイ、「隠居志願」、2015.1発行。自筆の植物画、とてもきれいです。ノンアルコールビールのおかげで、酒が減り(週の半分)、酒半分に比例して肝機能の数値も半分になったとか。良かったですね(^-^)
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玉村さんの本は初めて読みました。 病気をしてから信州に移り住み、20年。 ゆっくり療養するつもりだったらしいですが、元気に野菜を作り始め、ぶどうを作り始め、ワイナリーとレストランを始めてしまって… 忙しく、元気に自然の中での暮らしを楽しんでいらしたようです。 “隠居”を志願された理由はいろいろあるけれど、ぶどうの木の寿命は50年から80年ほどもあり、なんと、古くなった木の方が、美味しいワインになる実をつけるのだとか! 40代でぶどうの木を植えた豊村さんは、ぶどうの木が最高に美味しいワインになる実をつける時まで面倒を見ることが出来ない、それゆえ、きちんと後継者に託したい、そんな意味も兼ねて隠居を考えたようです。 花のイラストが、落ち着いた色調でとても美しい。 文章も、読みやすく、ユーモアもあり、「そういう考えもあるのか」と気付くこともあり、素敵な本でした。 ずっと手元に置いておきたい。
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