マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ の商品レビュー
皆生きるのに一生懸命だけど疲れてしまった人がドラグクィーンのシャールに体に良い食事を作ってもらい、自分の流れを変えていく。それぞれが一抹の寂しさを抱えながらも自分の課題を生きていく。こんな居場所の常連になって美味しいご飯を食べたいと思わせるお話だった。
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ドラッグクィーンのシャールさんが不定期で営むお夜食カフェ「マカン・マラン」 疲れて心が折れそうな人々をシャールさんの料理と言葉で癒す連作短編集。 やはり様々な波を超えてきた人の言葉の重みは違いますね。胃に優しい料理食べたい。
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リアルなシャールさんどこかにおらんかな? ごはんって、食べることって、大切。 私も作って食べて元気だしてる。 ひとりじゃないなって思える本。
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人生に行き詰まり、悩み、疲れた人たちがひょんなことから出会う、夜食の店「マカン・マラン」 ドラァグクイーンのシャールの出す料理は、食べる人それぞれにピッタリ合った優しい料理。 料理をキーに人生をやり直すという話は多いが、本作はさらに性的マイノリティーのドラァグクイーンが作る料理と...
人生に行き詰まり、悩み、疲れた人たちがひょんなことから出会う、夜食の店「マカン・マラン」 ドラァグクイーンのシャールの出す料理は、食べる人それぞれにピッタリ合った優しい料理。 料理をキーに人生をやり直すという話は多いが、本作はさらに性的マイノリティーのドラァグクイーンが作る料理ということで、さらに話に奥行きが生まれている。 日の当たる道は歩けないけど、それでも自分に正直に真っ当に生きている人の、至極の言葉が満載だ。 それにしても描かれた優しい料理を本当に食べてみたいと思う。
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商店街の路地裏にある、夜だけ営業する夜食カフェ、マラン・カランで展開される短編。マラン・カランの店主はドラァグ・クイーンのシャール。シャールさんは芯の強い人で、なおかつ人を包み込む温かさもあり、人にはなかなか話せないようなことも話せてしまう。 中学生が、遠くに住む友達を思って、そ...
商店街の路地裏にある、夜だけ営業する夜食カフェ、マラン・カランで展開される短編。マラン・カランの店主はドラァグ・クイーンのシャール。シャールさんは芯の強い人で、なおかつ人を包み込む温かさもあり、人にはなかなか話せないようなことも話せてしまう。 中学生が、遠くに住む友達を思って、その子なりに考えた行動が周りから見れば筋違いだが、その子がなぜその行動をしたのか、本当にするべきことはなにかきちんと探って支えてくれる大人が親以外にも周りにいることは大事なことだと感じた。そして登場するご飯がおいしそう…
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ドラァグクイーンのシャールさんが営む夜食カフェ『マカン・マラン』。このカフェには簡単に辿り着けない。 素朴な温かい言葉で心に栄養を。愛情たっぷりの料理で体に栄養を。 相手が誰であれ対等に向き合うシャールさん。 各章自分も共感できるところがあり、読んでいるだけで心も体も健康になっ...
ドラァグクイーンのシャールさんが営む夜食カフェ『マカン・マラン』。このカフェには簡単に辿り着けない。 素朴な温かい言葉で心に栄養を。愛情たっぷりの料理で体に栄養を。 相手が誰であれ対等に向き合うシャールさん。 各章自分も共感できるところがあり、読んでいるだけで心も体も健康になった気分に。 個性溢れる仲間たちも素敵だなー! 肩の力がフッと抜け、野菜が恋しくなる素敵な作品でした♪
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キネマトグラフィカがすごく好きなので、同作者の有名作を借りて読みました。さくらと同じでお金がないので笑 本当に、体から余計な力が抜ける安心感を与えてくれる作風。おいしそうな料理たち、素敵なドラァグクイーンたち、それらに癒される各話の主人公たち。どの短編もどこかで自分と重なる部分が...
キネマトグラフィカがすごく好きなので、同作者の有名作を借りて読みました。さくらと同じでお金がないので笑 本当に、体から余計な力が抜ける安心感を与えてくれる作風。おいしそうな料理たち、素敵なドラァグクイーンたち、それらに癒される各話の主人公たち。どの短編もどこかで自分と重なる部分があり、マカンマランでシャールに会える彼ら彼女らが羨ましくなる。誰も彼もほかと比較しての劣等感や後ろめたさや少し醜い優越感を持っていて、それが「誰にでもあること」として描かれているのが心地よい。 「柳田に女装させようとも思わないシャール」という姿は、それぞれで違った幸せの掴み方があることを体現していると思う。 これも気に入ったので、いずれ買おうかな。あと古内一絵さんを読み漁る旅に出ようかと思います。 ちなみにマカン・マランお好きな読書好き各位!!絶対に近藤史恵さんの『ときどき旅に出るカフェ』を読んでください
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この本を読んだ人はみなシャールさんのお店に行ってみたくなることでしょう。 本当に身体にいいものを食べさせてくれるお店。どこかにないかな。 シャールさんはなぜドラァグクイーンになったのか?それは最後まで語られなかった。大男で美男子で優秀だった彼が、カミングアウトをしたのは、どんない...
この本を読んだ人はみなシャールさんのお店に行ってみたくなることでしょう。 本当に身体にいいものを食べさせてくれるお店。どこかにないかな。 シャールさんはなぜドラァグクイーンになったのか?それは最後まで語られなかった。大男で美男子で優秀だった彼が、カミングアウトをしたのは、どんないきさつがあったのかな? 少々疑問も残りつつも、人に本当に身体にいい美味しいものを食べさせるのって大事。
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5/8 面白かったのですが、 期待が大きすぎたみたいです笑 みんな何食わぬ顔で毎日を過ごしてるけど、やっぱり苦しいことを抱えていますよね 自分の人生をより良くするためにはどうすべきか もっと考えてみようと思いました
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私も、シャールさんのようになりたい。 シャールさんのように、傷ついている人や、お腹がすいている人がいれば、必ず、美味しいご飯を食べさせてあげられるような。 見返りも期待せず、ただただ出逢った人の幸せを祈ってご飯をつくってあげられるるような、そんな人になりたい。 いつか、少しでも先...
私も、シャールさんのようになりたい。 シャールさんのように、傷ついている人や、お腹がすいている人がいれば、必ず、美味しいご飯を食べさせてあげられるような。 見返りも期待せず、ただただ出逢った人の幸せを祈ってご飯をつくってあげられるるような、そんな人になりたい。 いつか、少しでも先生に近づけるように。 『「大丈夫よ」 シャールの声が密かに響いた。 「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」 だから、今はなにも見えなくても、絶望する必要はない。 「悩むことが大切な時期だってあるのよ」 「どんなに色々なものが足りなくたって、誰もが自分の人生の女王様よ。あたしもそう。もちろんあなただってそうよ」』
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