ドール の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
主人公も登場人物も良いところがない。物語の展開も良い方向に進まず。悪夢を見ているような気持ちで読み終えました。 映画「ジョーカー」を見終わった時のモヤモヤみたいな。救いのなさ。早く読み終えたいばかりに集中して読めたので、そこが作家さんの腕があるところなのかなぁ。とも思いました。
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主人公は目にも止まらぬ早さで狂っていくし、どんどん気持ち悪くなる。本当にいつの間にかおかしなことになっていたので、いつからおかしかったのか全く分からない。そこがクセになって一気読みした。読んではいけないものを読んでしまった気持ち。
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ラブドールへ純粋に愛を捧げながら、現実と虚構が分からなくなったのかな?主人公の男子中学生が置かれている状況を考えると、歪んでしまうのも理解しようと思えばできるような気がするけれど、このどうしようもない性癖は、どう育ったら生まれるのだろうか? この異様で嫌悪感しか残らない話を書き上...
ラブドールへ純粋に愛を捧げながら、現実と虚構が分からなくなったのかな?主人公の男子中学生が置かれている状況を考えると、歪んでしまうのも理解しようと思えばできるような気がするけれど、このどうしようもない性癖は、どう育ったら生まれるのだろうか? この異様で嫌悪感しか残らない話を書き上げた著者に脱帽。 「クロス」も時間をおいて読んでみたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2015年第52回文藝賞受賞作。 山下紘加さんの最新刊『クロス』の刊行記念で『ドール』が河出書房新社HPで2週間限定全文無料公開されている。 描写が細かく、表現力が抜群な文章でドラマを観てるかの如くすぐ読み終えた。 誰しもが通り過ぎる思春期だけれども、 この時期をどう過ごすかでそれからの人生も変わってくるだろう。 主人公のように心通じ合える人がいなくても想像力によって、それが人ではなくても友達や恋人なるものを作って自分の世界を幸せに生きて行ける人はいるだろう。 その大切な世界に暗雲を呼び込む部外者の存在は読んでいて許せない。そうでなければ、ユリカと一緒に平穏に暮らしていけたかも知れない。もしかしたら長谷川とも仲良くなれたかも知れない。 ただ、主人公の言動も問題があった。 弱い者いじめをされてる者が矛先を自分より弱いと認めた者(もしくは物、動物)に向ける矛盾。 最終的にはユリカを利用することによって心が落ち着くのだろうか…主人公はどうすべきか読者に投げかけているようだった。 学生時代はまた不条理も学ぶところだと思う。傷付け傷付けられる。 この物語を通してどう思うか問うことは大事な教育なのかも知れない、勇気がいるけれど…。
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装丁の可愛いさとタイトル、そして女性が書いた作品ということで読んでみたけど、想像してた内容と全然ちがう。 気持ち悪い。驚きの内容でした。
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終始、淡々とした物語でしたねぇ…作者さんが異常に若い上に女性ということが気になりますが…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 個人的にはそこまで入れ込む物語ではありませんでしたねぇ…いじめっ子が何人か登場してくるのですが、まさしく「記号」として書かれているだけな印象で、名前で...
終始、淡々とした物語でしたねぇ…作者さんが異常に若い上に女性ということが気になりますが…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 個人的にはそこまで入れ込む物語ではありませんでしたねぇ…いじめっ子が何人か登場してくるのですが、まさしく「記号」として書かれているだけな印象で、名前でのみ登場人物をかき分けているように感じてしまいました…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 主犯の少年くらいかな、キャラが立っていたのは…その他はもう…ねぇ…居なくてもいいんじゃないのかな、と思ったり。 ん~、なぜ若い女性の作者がこのような題材を選び、小説を書いたのか理解に苦しみますがまあ、筆致は淡々としていてかつ読みやすかったし、最後どうなるんだろう…と興味を失うこともなく読み進められましたね。 肝心のラストは少々、肩透かしでしたが…うまいオチを思いつけなかったのかな? 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー さようなら…。
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思春期の不安定さと少年の救いようのない闇。 かなり鬱々とした文章。最後まですっきりはしなかった。すっごく気持ち悪い。でもそれがとてもクセになる。好きな作品です。
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狂っとる 自分以外全く見えていない ユリカかわいそうですよ あれ…私…彼女に同情してる こんな気持ち初めて という小説でした
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久々に小説を読んだが・・・内容が・・・ 帯に書いてある文章だけを読むと、ラブドールとの倒錯した純愛かと思いきや・・・ ある意味裏切られ ある意味、なるほどな作品
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