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累(7) の商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2021/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ニナが死亡し、ニナになれなくなった累 累の姿で野菊と会い全てを明かし、野菊の顔を手に入れる 野菊、屋敷に火を付ける その時の火傷により結果的に天ヶ崎と距離が縮まる マクベス始まる

Posted byブクログ

2018/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

累と野菊どうなるのかと思ったら、案外シンプルに口紅の効果を伝えて交換してくれつって、協力してもらえるっていう展開。野菊は協力したふりしてどこかで大きく破滅に追いやるつもりなんだろうけど、わりとあっさり展開してる印象。野菊の顔を手に入れて、累は確実に母親と同じ道を進む。新たな女優は咲朱。この巻にきてやっと、羽生田さんの生い立ちやらいざなとの関係が見えてきた。野菊と天ヶ崎の関係も少し変わってきたのかな。周りが少しずつ動いているのに累だけが何も知らされずにいる感じがする。なんかかわいそう。

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2016/04/29

この作品を読み始めた時、これが男同士の場合、と考えた事があった。「口紅」と言うツールを何か他のものにすれば成り立つだろうし、口紅のままでも「顔を盗む時にキスしなければならない」と言う絵面はBL的でそちらの読者も取り込めるだろう、と。「どす黒く汚れた2匹のけものが 地獄の入り口で向...

この作品を読み始めた時、これが男同士の場合、と考えた事があった。「口紅」と言うツールを何か他のものにすれば成り立つだろうし、口紅のままでも「顔を盗む時にキスしなければならない」と言う絵面はBL的でそちらの読者も取り込めるだろう、と。「どす黒く汚れた2匹のけものが 地獄の入り口で向かい合っただけのこと」と言う表現は性別を超えるが、美醜にこれほどまでに固執する表現はやはり「女性性」でなければ説得力に欠けていくんだろう。男性ならば「権力欲」に傾くだろうし。

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2016/03/13

面白いんだな〜。7巻まで、じわじわと着実に、無駄なく物語が進んでいく。いよいよ佳境に入り、もうラストは破滅の予感しかないけどね。マクベスと透世で何があったのかも気になる。

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2016/02/22

1巻読み始めて最新刊まで追いついたので、7だけ感想。 復讐は誰の破滅を導いて、どう幕を閉じるのだろう? 累も野菊も危うい中で、新展開。羽生田さんはこの舞台を演出できるのかな、というか誘との関係が少し明らかになってきてドキドキ。 早く続きが読みたいな~。

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2016/01/08

新たな女優「咲朱(さき)」が誕生する7巻です。 累・野菊・羽生田の三人が揃い「咲朱」を生み出したことで「淵 透世」を発端とする人間関係が新たな展開を迎えます。 累は野菊の協力で女優としての才能をさらに開花させ、何を犠牲にしても演じ続けるその情熱に圧倒されます。 作中で羽生田が...

新たな女優「咲朱(さき)」が誕生する7巻です。 累・野菊・羽生田の三人が揃い「咲朱」を生み出したことで「淵 透世」を発端とする人間関係が新たな展開を迎えます。 累は野菊の協力で女優としての才能をさらに開花させ、何を犠牲にしても演じ続けるその情熱に圧倒されます。 作中で羽生田が淵 透世について 「運命に叛逆し 誰よりも美しく照らされる姿を見るのは この上無く痛快だった」 と語っていますが、それはそのまま読者の累への想いと重なるのではないでしょうか。 古い村の因習に苦しめられたり、舞台女優の立場が極端に高かったりと、現代とは違う雰囲気のある作品です。 なので細かな設定は気にせず、作品に流れるキャラクター感情や累の技量に感嘆しながら読むのをお勧めします。 羽生田と天ヶ崎といった男性キャラクターの過去も語られ、密度の濃い一冊です。

Posted byブクログ

2015/11/24

話は引き続き面白いんだけど、作画の変化が気になる巻だった。変化というか、はっきりと"劣化"と言いたくなるクオリティ。美醜がテーマの本作において、独特な耽美さのある絵が魅力の大きな一端を担っていたと思うんだけど、最新刊の絵ではその魅力が半減してしまっている。 ...

話は引き続き面白いんだけど、作画の変化が気になる巻だった。変化というか、はっきりと"劣化"と言いたくなるクオリティ。美醜がテーマの本作において、独特な耽美さのある絵が魅力の大きな一端を担っていたと思うんだけど、最新刊の絵ではその魅力が半減してしまっている。 6巻以降の新展開は面白く、今までが序章だった言える新たな人格の登場。展開的にこのキャラクターこそが累における人物造形の最高到達点なのは間違い無く、これからクライマックスに向けて展開していく話は本当に続きが気になる。 だからこそ、絵を。絵をもう少し繊細に描いてもらいたいです。。

Posted byブクログ