たっくんとストーカー男子 ～今日はたっくんのティッシュを食べました～ の商品レビュー

羽澄しろ(著者)

2015/11/30

ギャグ？インパクト重視で、琴線に触れるものはなかったです。せめて、ストーカー君が実は可愛いってネタは、両想いになってからのオチであれば納得できたかも…。

2020/03/12

▼あらすじ
ファンシーグッズ作りが密かな趣味の高校生・金子 拓磨。
彼は最近、メガネ&マスクの変人同級生・牧 純平につきまとわれている。
ラブレターや不気味なぬいぐるみのプレゼント、ドジなせいで目立ちまくる行動の数々に、無視しようとしても心労が溜まる一方。
そんな日々の中、ひょんなことから拓磨は純平の可愛い素顔を見てしまう。
超タイプなプリティフェイスに激しく動揺する拓磨に、純平は人気のない空き教室でエッチに迫ってきて…!?

キュートな粘着系男子のトリコな表題作をはじめ
ハートフルな青春ラブから、ちょっと切なく痛い片想いまで
胸キュン必須な全5編

＊＊＊

表紙の可愛らしい絵柄に惹かれて購入しました。
ストーカーって言ったって可愛いレベルなんだろうな、なんて思いながらいざ本を開いてみると…思ってたより受けがぶっ飛んだ変態で、正直「ここまでやるとちょっとなぁ…」と、思ってしまいました…(汗)
でも、基本的にはコメディタッチでお話が進むので、気持ち悪さも上手く笑いに繋がっていたと思います…多分…(笑)

因みにストーリー性はあって無いようなものでしたね。
相手の素顔を見た途端、攻めの態度がコロッと変わってそこから両想いに至るまであっという間だったので、結局顔かよ～って思わずにはいられなかったのですが、まぁ、コメディ色の強い作品にストーリー性を求めても…って感じですね…(笑)

後は表題作以外にも幾つかお話が収録されていますが、出だしのインパクトが凄まじかった分、印象には残り難いかな…。
それでも、『やさしい痛み』と『愛しのチッチ』は良かったです。
どちらも超短編で、片方はちょっぴり痛くて切ない系、片方はアホエロ系と雰囲気も温度もまるで正反対な作品ですが、短編の中ではもう少し長く読みたいと思わせる内容でした。

…とまぁ、とにかく表題作が思っていた以上にアレで困惑しましたが、絵は割と好きな方なので、次回作に期待したいです(笑)

2015/10/26

表題は結局人間顔ってことかな？可愛ければストーカーされても悪い気はしないっていう…。確かに純平は悪い子ではないんだろうけど、顔だけではどうにもならないこともあるわけで。いくら顔が可愛くて悪い子じゃないからってそれでは緩和しきれないガチストーカーっぷりに正直ドン引きでした…^ ^;