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スタンフォードのストレスを力に変える教科書 の商品レビュー

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102件のお客様レビュー

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2015/11/21

要点は、 1.ストレスには良い面もある 2.逆境は人をつくる という2点だと思います。 この2点について、最新の脳科学・心理学に基づく各種の実証実験によって明らかにしようとするものです。 アプローチは学術的ですが論文ではないので難解な部分もありません。 テーマはさほど目新しい...

要点は、 1.ストレスには良い面もある 2.逆境は人をつくる という2点だと思います。 この2点について、最新の脳科学・心理学に基づく各種の実証実験によって明らかにしようとするものです。 アプローチは学術的ですが論文ではないので難解な部分もありません。 テーマはさほど目新しいものではないかもしれませんが、よみやすですし納得感もあります。 <目次> Part1 ストレスを見直す 第1章 すべては思い込み ――「ストレスは役に立つ」と思うと現実もそうなる 第2章 ストレス反応を最大の味方にする ――レジリエンスを強化する 第3章 ストレスの欠如は人を不幸にする ――忙しい人ほど満足度が高い Part2 ストレスを力を変える 第4章 向き合う ――不安な困難に対処するのに役立つ 第5章 つながる ――いたわりがレジリエンスを生む 第6章 成長する ――逆境があなたを強くする 第7章 おわりに ――新しい考え方は、ひっそりと根を下ろす

Posted byブクログ

2015/11/01

本書では、研究成果に基づきストレスに対するいくつかの認識を改めることを勧めている。ストレスの定義を「行為」と「反応」分けることから始まり、理解の方法とつきあい方が地の文と「エクササイズ」と呼んでいる部分でわかりやすく説明されている。ここまでのプロセスの実施後、他者と共有することも...

本書では、研究成果に基づきストレスに対するいくつかの認識を改めることを勧めている。ストレスの定義を「行為」と「反応」分けることから始まり、理解の方法とつきあい方が地の文と「エクササイズ」と呼んでいる部分でわかりやすく説明されている。ここまでのプロセスの実施後、他者と共有することも求められている。 「ストレスは健康に悪い」と思うとリスクが高くなることを示した上で、それを減らしたり、避けたりするのではなく、考え方を改めて受け入れることが最善の対処方法という。具体的には、各自の人生観による信念を踏まえた「マインドセット」(思い込み)を強化することで、レジリエンスが高まり、感情や考え方が変化する、とのこと。覚えておきたい知見を以下に引用した。すぐに効果得られなくとも意識していきたい。ただこれまでに「逆境の恩寵」という言葉でイメージを持っていたことに重複もあった。

Posted byブクログ