ゴージャスなナポリタン の商品レビュー
2019/06/26 ともふささんというパラサイトシングルのしがない中年男性の周りの話 とすれば、大したドラマがあるわけでもなく 正直よくある普通の小説なのだけど 地の文が、どことなく漫談めいているというか ユニークというよりフィクションの外側から語る口調のようで よくある文...
2019/06/26 ともふささんというパラサイトシングルのしがない中年男性の周りの話 とすれば、大したドラマがあるわけでもなく 正直よくある普通の小説なのだけど 地の文が、どことなく漫談めいているというか ユニークというよりフィクションの外側から語る口調のようで よくある文章を「読ませる」ようにリズムよく流れるように仕向けている。なんだかおもしろい。 小説とすれば、どこかで大きいドラマがあるようなものだが この小説でいうと、 ともふささんがいつか自殺するだろうから 目撃したとして、いつか通報した時に死体を見ても平気でいられるように グロ画像を見てトレーニングをしている。そして日常をグロテスクと死体まみれに置き換えてしまう女性 ひばりさん という、思い込みの激しい御方の登場であろうか。 ともふささんに会った瞬間に嘔吐してしまうという、ビジュアル的にも出来事としてもかなりのインパクトを与えてしまうひばりさんが、最終的にともふささんたちと一緒にゴージャスなナポリタンを食べる 正直言うと、わけがわからない! ただ、わけがわからないなりに語りのリズミカルに助けられて最後まで読んでしまうのです。 不思議な日常小説でした。
Posted by
かなり前に日経新聞で知る 作品中に出てきたバンド名 イギリスの傑作バンド runoversのデビューアルバム「5pop songs」 日本のパンクバンド「コバルト」愛の歌 北欧系バンド「風鈴」
Posted by
2016.6月 ナポリタン。そんなんタイトルにつけられたら読まずにいられないじゃないか。特に何も起きないけど、この暮らしのなんともいえない息苦しさ、単調さ、ちょっとのダメさにしんどくなる。つかみどころのない人達ばかり出てくる。あの人みたいだなと思い出す人がいたけど、もはや私も年齢...
2016.6月 ナポリタン。そんなんタイトルにつけられたら読まずにいられないじゃないか。特に何も起きないけど、この暮らしのなんともいえない息苦しさ、単調さ、ちょっとのダメさにしんどくなる。つかみどころのない人達ばかり出てくる。あの人みたいだなと思い出す人がいたけど、もはや私も年齢的にはその域。流されながらでいい。なんとかやってけばいいと思えた。
Posted by
同年代?ということもあり、ああなんだかわかるなぁという部分もあり、私はもっとずっと"黒い"なぁ...という部分もあり(笑)
Posted by
面白いことの寄せ集め、荒削りだけどたしかに面白いです。後編が出るのかわかりませんが、個性的なキャラもいっぱい。アナザーストーリー期待します。 気になるのは方言、この ”ら” の頻出は、新潟ともちょっと違う気がするし、いったいどこの?
Posted by
私には馴染みにくい文体でした。 世界観はのほほんとしつつも、実際に起こっている出来事は結構シビア。 40過ぎてから色々なことが起こる、まさに「おれのくらしはどうなるのだろう」小説。
Posted by
- 1