惑星カロン の商品レビュー

初野晴(著者)

2016/01/06

人生で初めて「早く出ないかなぁ」って待った小説。良かったなぁ。惑星カロンでもこれまで出てきた4作とリンクしているのが、ファンとして嬉しい！書いてる人いたけど『千年ジュリエット』の登場人物が…！うちにもチカちゃん欲しいです(^^)

2016/01/09

≪ハルチカシリーズ第5弾≫

第5弾．
なんだか物語全体がひっそりと大人らしく進んでいった．
相変わらずチカちゃんは元気で芹沢さんの口の悪さは変わんないだけど．
ハルタが芹澤さんの指摘された点や，山野辺コーチの一面，文化部面々の絆，徐々に近づく草壁先生の過去．
新しい彼彼女らに会えるのも魅力．

既刊の話とリンクするのはもちろん(「退出ゲーム」のたった一文とつながる部分も！)短編がつながる妙技はやっぱりおもしろい．
「千年ジュリエット」のある人物に少し触れるシーン，ほんとに，たった3~4行なんだけど思い出してうるっとしてしまった．

話が，人物がつながるだけでなく，背後にある哲学というか，気持ちがつながってクライマックスを迎える様子は，うれしいようなかなしいような．

「みんな，どこにいるのだろう」と探して不安で期待がないまぜになる．
それでも，そんな瞬間はみんなあるんだよと，そばにだれかいるんだよと，星の瞬きのようにやさしく寄り添ってくれる一冊．

あ、あと、カイユの出番皆無…。

2015/12/23

ハルチカシリーズ5作目。
全国大会を目指す吹奏楽部の物語がメインですが、
今回は（今回も？）あまりコンクールに関係ありません。
日常の謎は日常を扱っているだけにどこか暗い影があります。
アニメ化されてもこの雰囲気が残るように願います。

2015/12/17

ひさしぶりのハルチカシリーズ最新刊。
ハルチカかわいい、ほんとこのコンビかわいい。
恋人じゃない、恋敵。
こんなに愉快な頼れる恋敵。かわいいなー。

青春の謎はたまにグサッとくるくらい、可愛いだけではすまないけれど、切ないだけでもおさまらないけど、それでも全部含めてキラキラしてる。

呪いのフルートから惑星カロンへ、きちんと繋がっているのも面白かった。

この三角関係に決着をつけてほしい気もするけど、いつまでもこのコンビでいてほしいような気もする。

2015/12/12

ハルチカシリーズ第5弾。
このシリーズは青春の甘酸っぱさと音楽に向かうものたちの熱さ、そして初野晴特有のロマンがうまく絡み合っていますね。
今作も、短編四作ですが、どれもそういうことがおりこまれたいい作品たちでした。

2015/11/25

【収録作品】イントロダクション／チェリーニの祝宴－呪いの正体－／ヴァルプルギスの夜－音楽暗号－／理由(ﾜｹ)ありの旧校舎－学園密室？－／惑星カロン－人物消失－
＊草壁先生がクローズアップされた一巻となった。チカちゃんのポジティブさ、健全さがほほえましい。

2015/11/14

読んで良かった。ラスト泣いたー。ありがとうの固持で嗚咽ですよ。

「快晴フライング」との連続読みで、目の辺りがとても痛い。良かった。

2015/11/08

たぶん予定より一年くらい延期していましたが，ついに発売！収録作品はチェリーニの祝宴 -呪いの正体- / ヴァルプルギスの夜 -音楽暗号- / 理由（わけ）ありの旧校舎 -学園密室?- / 惑星カロン -人物消失-の4つ。最初の3つも短編として面白いのですが，それらを伏線としつつ，最後に畳み掛けて回収する惑星カロンに舌を巻く。シリーズとしては，2年生2学期後半。折り返しを過ぎて，今後どうなる！？次作も楽しみです！！

2015/10/24

久しぶりのシリーズだったので他の部活のキャラとかのことをすっかり忘れていたので面白さが半減してしまいました。過去の事件とか何だっけ？とかなってしまったりもして。

書き下ろしの最後の話はちょっと理解できなかったです。

2015/10/18

待ってましたよ、ずっと、ハルチカとの再会をずっと。
しかし今回チカちゃんが引き寄せる謎は手ごわい。手ごわいというか難しい。
今までも、いろんな社会的問題を背景に日常の謎に振り回されてきた二人だけど、今回は、その背景が複雑というよりも、彼女たちを取り巻いている世界の底が深くなっている感じ。
いやぁ、難しかった、じっくりと読まないと理解できない…