なぎさ食堂(2) の商品レビュー
ほっこりするなぁ 食系の漫画を読みたい、でも、『幸腹グラフティ』(川井マコト)や『すしいち』(小川悦司)、『食戟のソーマ』(附田祐斗/佐伯俊)みたいな、食べた際のリアクションが過激な作品を読んだら、却って疲れちゃいそうだな、って気分になってしまっている時、そんな我儘を満たしてくれ...
ほっこりするなぁ 食系の漫画を読みたい、でも、『幸腹グラフティ』(川井マコト)や『すしいち』(小川悦司)、『食戟のソーマ』(附田祐斗/佐伯俊)みたいな、食べた際のリアクションが過激な作品を読んだら、却って疲れちゃいそうだな、って気分になってしまっている時、そんな我儘を満たしてくれるのが、この『なぎさ食堂』だな、と私は勝手に思っている 女の子三人が集まって、美味しい物を食べ、更に仲良くなる シンプルな内容だが、それ故に癒される 余計、と言うのは失礼かも知れないが、登場人物を無駄に増やさず、なぎさ、かなこ、千明の三人だけで話が進んでいくので読みやすいし、彼女らの歓びにも共感しやすい ホント、人それぞれだろうが、人間の感じられる、最大の幸せの一つは、やっぱ、食欲が満たされる事だろう。しかも、それが親友と一緒に叶えられるとなれば、笑顔以外の表情にはならない この『なぎさ食堂』の魅力は、何と言っても、三人の笑顔だ 美少女だけでも目の保養になるが、美味しい物を食べて幸せな気分に浸っている顔を見れば、こちらはもっと幸せな気分になれる 料理シーンは丁寧とは言い辛いが、決して手は抜かれていないので、ある程度の技術が備わっていれば、十分なアドバイスになるだろう 個人的にお勧めの話は、#24だ。このエピソードで、なぎさが作るのは、大人になったからこそ、子供の時とは違った憧れがある、子供ランチ。大人の子供ランチと言えば、長崎名物のトルコライスだが、やっぱ、たまに子供ランチを食べたくなる時があるのだ この台詞を引用に選んだのは、分かる、と強く同意したい衝動に駆られたので。確かに罪深い。けれど、それが人間だ
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