シャッフル航法 の商品レビュー
言葉遊びが好き。 →https://ameblo.jp/sunnyday-tomorrow/entry-12073661498.html
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独特の感覚を持つ、いうなればSF幻想短編集。分かるような分からないような、ルールがあるようでないような、リズムに紛れていくような、読んでいてなんとも不思議な感覚になる。 一番好きなのは、謎の宇宙人?との交流?を描く「イグノラムス・イグノラビムス」かな。あとは、やはり「シャッフル航...
独特の感覚を持つ、いうなればSF幻想短編集。分かるような分からないような、ルールがあるようでないような、リズムに紛れていくような、読んでいてなんとも不思議な感覚になる。 一番好きなのは、謎の宇宙人?との交流?を描く「イグノラムス・イグノラビムス」かな。あとは、やはり「シャッフル航法」か。つい、シャッフル航法シャッフル航法と呟いてしまう感じ。
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とてつもなく知能が高い人間がその知能をひけらかすことにためらいや恥いることなく表現するとこういうものが出てくるのだろうなあと、凡人はそこまでの想像しかかなわない。グレッグイーガンとかと同じ地平が見えているのだとも思う。当然ある難解さを纏うが、実は低奏させているある種のセンチメンタ...
とてつもなく知能が高い人間がその知能をひけらかすことにためらいや恥いることなく表現するとこういうものが出てくるのだろうなあと、凡人はそこまでの想像しかかなわない。グレッグイーガンとかと同じ地平が見えているのだとも思う。当然ある難解さを纏うが、実は低奏させているある種のセンチメンタルというか、とてもエモい感情が聞こえてくるところがたまらなく、新刊のたび手を伸ばしてしまう。一遍目の「内在天文学」に特に顕著。うち3編はNOVAのアンソロジーで既読だったのが残念。
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いつも学術本ばかりなので小説を読みたいと言っていた友人へ贈ったので思い入れの深い本。円城塔の描く屁理屈世界。心の中にいるようで居心地が良い。人間は非言語的な思考で、この小説のような文章を脳内で、めんどくさくまわりくどく、考えて生きている。
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表題作は詩なのだけれど、文章をシャッフルして8回で元に戻るプログラムを書いたとか(http://bookshorts.jp/enjoetoh/)ほんとあたまおかしい(褒めてる)。リズムが良すぎて、頭の中で言葉がぐるぐるぐるぐる回り続ける。 この人にとっては小説を書くこととプログラ...
表題作は詩なのだけれど、文章をシャッフルして8回で元に戻るプログラムを書いたとか(http://bookshorts.jp/enjoetoh/)ほんとあたまおかしい(褒めてる)。リズムが良すぎて、頭の中で言葉がぐるぐるぐるぐる回り続ける。 この人にとっては小説を書くこととプログラムを書くことは、別のモノではなく同じことなのだな、と改めて思った。 あと、やっぱり内在天文学が胸キュン・ボーイミーツガールで好き。
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難しいよ。難しすぎるよ。でも魅力的だよ。 量子論以降の物理学が世界観をまったく変えてしまったように、円城さん以降の文学(というか文字表現)もその世界観をまったく変えてしまったよ。 難しいことは何もわからないよ。なんとなくすごいこと言ってるんだろうなぁってことしかわからないよ。この...
難しいよ。難しすぎるよ。でも魅力的だよ。 量子論以降の物理学が世界観をまったく変えてしまったように、円城さん以降の文学(というか文字表現)もその世界観をまったく変えてしまったよ。 難しいことは何もわからないよ。なんとなくすごいこと言ってるんだろうなぁってことしかわからないよ。この難しい本読んでる俺ってすごいなぁって感じでしかないよ。でもそう感じている俺っていうのはいったい誰から観察されて存在しているんだろうなぁ。部屋にひとりでいるときも俺はちゃんと存在しているのかなぁ。俺を定義する言葉はどこに書かれているんだろうなぁ。 「内在天文学」:君のオリオン座。僕のオリオン座。同じオリオン座。小さな恋のメロディ。★★★★★ 「イグノラムス・イグノラビムス」:ワープ鴨は初めからいたるところに。 「シャッフル航法」:単なる文字の組み合わせ。でもそこにある可能性。 「Φ」:文字で規定されるその存在。 「つじつま」:それでいいじゃん。関係性が同じなら。 「犀が通る」:無限空想。連鎖認識。 「Beaver Weaver」:ビーバー大活躍。論理を砕く。 「(Atlas)3」:僕は僕?あの僕は僕?この僕も僕? 「リスを実装する」:プログラムみたいなもんだわ。 「Printable」:コピーだってできちゃうもん。
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10話からなる短編集。 内在天文学 イグノラムス、イグノラビムス シャッフル航法 ∅ファイ つじつま 犀が通る Beavea Weaverビーバーウェイバー (Atlas)³ リスを実装する Printableプリンタブル 難しいのか真面目なのかふざけてるのか狂気なの...
10話からなる短編集。 内在天文学 イグノラムス、イグノラビムス シャッフル航法 ∅ファイ つじつま 犀が通る Beavea Weaverビーバーウェイバー (Atlas)³ リスを実装する Printableプリンタブル 難しいのか真面目なのかふざけてるのか狂気なのか揺さぶられるように面白い。やはり難しいけど。 リスを実装するが比較的わかりやすかった。 シャッフル航法はリズム。嫌いじゃないし綺麗だと感じた。プログラム。
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自動物語生成プログラム「enjoetoh」による、その理論と実践。 青春、スペースオペラ、カードゲーム、時間操作等、任意のアルゴリズムを選択し、 ある変数にはオリオン座を、またある変数には鴨を、或いは犀を、ビーバーを、リスを代入する。 そうして出力されたのが、これらの文章として...
自動物語生成プログラム「enjoetoh」による、その理論と実践。 青春、スペースオペラ、カードゲーム、時間操作等、任意のアルゴリズムを選択し、 ある変数にはオリオン座を、またある変数には鴨を、或いは犀を、ビーバーを、リスを代入する。 そうして出力されたのが、これらの文章としての演算記録なのである。
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ハートの国で、わたしとあなたがボコボコガンガン支離滅裂に。宇宙間移動時の奇妙な事故を描いた表題作ほか全10篇。『屍者の帝国』より3年、新時代のほら吹きがおくる待望の作品集。
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これはまたすごい歯応え。著者が目指すという小説の自動生成ってテーマがいままでより剥き出しになってる。しかしまさか詩が一番自動生成に向いている(かもしれない)というのは驚き。 「リスを実装する」も「Printable」も、案外人間の手から離れて勝手に複雑化するプロセスの方が自然現象...
これはまたすごい歯応え。著者が目指すという小説の自動生成ってテーマがいままでより剥き出しになってる。しかしまさか詩が一番自動生成に向いている(かもしれない)というのは驚き。 「リスを実装する」も「Printable」も、案外人間の手から離れて勝手に複雑化するプロセスの方が自然現象じみてくると言うのが面白いと思った。 まあ知ったようなことを言いつつ、いつも通り話の半分も理解できないんですけどね。
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