ロスジェネの逆襲 の商品レビュー
400p強の読みでのある小説、またまた引き込まれ、一気読み。3時間くらいですっきりと読了。設定がうまいのだろうか?
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最後の中野渡頭取の言葉「どんな場所でも、大銀行の看板を失っても輝く人材こそ本物だ。真に優秀な人材とはそういうものなんじゃないか」 とても印象的だった。
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怒濤の一気読み。出向しても、半沢は半沢やった。自分の親会社に倍返しとかむちゃくちゃやな。でも、そこにはバンカーとしての半沢の信念があってのこと。最後は鮮やかな倍返しでした。
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半沢直樹シリーズの第三弾。2作目で子会社へ出向した半沢が「信念」の元に親会社の銀行と戦う。 1作目、2作目に比べスリリング感はないが、「仕事」とは何かを改めて考えさせられる。 シリーズ化されてきて、わりと型にはまってきた感あるので、次の『銀翼のイカロス』に期待。
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あれからもう2年も経つのか。大ブレイクした半沢直樹の3作目。前作で超ホロ苦の痛み分けとなった半沢が、それ故の人事で子会社の証券会社に飛ばされてからのお話。 私事だけど10月末で退職してグループ会社に転籍することにした。もとより意向は確認してもらえたし、歳も歳なので寧ろありがたい話...
あれからもう2年も経つのか。大ブレイクした半沢直樹の3作目。前作で超ホロ苦の痛み分けとなった半沢が、それ故の人事で子会社の証券会社に飛ばされてからのお話。 私事だけど10月末で退職してグループ会社に転籍することにした。もとより意向は確認してもらえたし、歳も歳なので寧ろありがたい話で、この本のシチュエーションとは全く違うのだけど、何となく親近感というか臨場感を持って読めたのは確か。 が、そんなことを抜きにしても、この物語、抜群に面白い。シリーズが進む度に面白さが増して行くって凄いな。 とあるIT会社の買収を巡って買収を仕掛ける会社、仕掛けられた会社、アドバイザーとして取り入ろうとする金融機関、親会社も子会社もなく入り乱れての情報戦、腹の探りあい騙しあい。コンゲームと呼ぶにはあまりに複雑且つ世間に対する見え方が尋常でなくドキドキ感満載。 経営者、取り巻く役員、チャンスを伺う銀行員、割って入る証券マン、ジェネレーションギャップも含めそれぞれの思惑の中で蠢く欲望。 わざわざ『銀行員にとって最大の関心事は、人事である』という件りがあってうんざりするが、出世欲と保身の塊のような人物が跋扈する中、半沢の胆力と行動が小気味良い。 曰く『全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ』『仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする』 これから仕事を変わろうとする人間にとってはとても勇気付けられる言葉。 まあ、ここまで腹を括って行動できる人は少なかろうが、せめて小説の中だけでもこういう世界があって良い。 しかし、人事は難しいな。いかに良かれと思っていても受取る人の感情で意味合いは全く変わってくるでね。だから“公平公正”、これを貫くことが人事の矜持。
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プレッシャーのない仕事なんてない。 嵐もあれば、日照りもある。 それを乗り越える力があってこそ、 仕事は成立する。 正しいこと、 信じること、 なすべきことに 全力を注ぐ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
半沢直樹のシリーズの第3作です。銀行の子会社の証券会社に出向となった半沢は、会社の買収のアドバイザーの依頼を受けるが、転勤直後で、人身を掌握できていない半沢は、部下に仕事をまとめさせるが、うまく進まず、なんと元の仕事場の銀行に仕事をとられてしまう。銀行は買収を進めるためのアイデアで世間をあっと言わせる。しかし、何かつじつまの合わないことが、多く、不審に思った半沢は背景を調べ始める。 証券会社には有能だが、いい仕事がなく、くさって文句を言っている若者がいた。バブル後に就職にも苦労し、無能なバブル世代がポストを押さえているため、出世も進まない。くさった世代のものを諭しながら、半沢は仕事を進める。 半沢は仕事を誠実に進めているだけだが、結果的には、一般的には考えられない、子会社が親会社の買収策に対抗することとなる。 みんな社会で生きていて、いろいろなしがらみの中、流されて、仕事をしている中、「そんなの無理だよ」ということも進めてしまう半沢に憧れて、みんな読んでしまうのかなと思いました。
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いわずと知れた半沢直樹シリーズの第三作です。 第二作のラストで大活躍をしたのにも関わらず、 子会社の証券会社へ出向を言い渡された驚きの幕切れから 今度は証券会社で相変わらずの舌鋒と行動力で 次々と敵をやりこめていくのが痛快な作品でした。 孫さん、藤田さん、堀江さんやひろゆきさん...
いわずと知れた半沢直樹シリーズの第三作です。 第二作のラストで大活躍をしたのにも関わらず、 子会社の証券会社へ出向を言い渡された驚きの幕切れから 今度は証券会社で相変わらずの舌鋒と行動力で 次々と敵をやりこめていくのが痛快な作品でした。 孫さん、藤田さん、堀江さんやひろゆきさんを髣髴とさせる IT業界の企業家たちが数多く登場し、 上場益・敵対的買収・ホワイトナイトなどなどと なんだか堀江さんが世の中を騒がせていた頃に よく世間をにぎわせていた言葉が飛び交います。 実際、あの辺りに着想を得て、 そこへ半沢直樹を絡ませたら面白いのでは? というところから書いたのではないかなと。 そう勝手に思ってます。 いや、しかしわかりやすい勧善懲悪はやっぱり痛快ですね。 どんどん読めちゃうので、ページを繰る手が止まりませんでした。 一気読みの一作でした。 上述したキーワードが引っかかる方には超絶おススメです。
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図書館で借りて読んで面白かったので 文庫が出るのを待ち望んでいました。 やっぱり面白い。前の2作は、銀行内のことでしたが 今回は、IT業界に銀行がからむ内容で、面白さがパワーアップ。三木みたいに本当に仕事ができないくせに職場の中でなんか浮いているやつ、現実にいる! 諸田もむかつき...
図書館で借りて読んで面白かったので 文庫が出るのを待ち望んでいました。 やっぱり面白い。前の2作は、銀行内のことでしたが 今回は、IT業界に銀行がからむ内容で、面白さがパワーアップ。三木みたいに本当に仕事ができないくせに職場の中でなんか浮いているやつ、現実にいる! 諸田もむかつきながら、最後のへんで半沢に逆襲されてすっきり。個人的に玉置さんのような人が好きですね。 仕事の質は人生の質だなんて名言残してくれました。
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