学校では教えてくれない戦国史の授業 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
国のトップには、決して余人に与えてはいけない権限が2つあります。1つは徴兵権、もう一つは徴税権です 信玄に天下取りは不可能だった。常時戦えない兵では勝者になれない 戦えるのは、ほんのわずかな期間に限られていた、と言うことです。だから勝負がつかなかったのです 信長に最も欠けていたのは権威。天下取りにはこれは必要不可欠だった 日本人が忘れてしまった天文法華の乱。最大の理由は日本の歴史学者に宗教に対する興味と知識がないからです
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本能寺の変でのかつての自説を検証し否定できる素直さがとても良い。 戦国時代についても成り立ちである室町幕府から始まっているのも好感が持てる。
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実力主義と考えられる戦国時代においても格が重要であり、信長や道三といった下剋上の塊のような人間たちがどのように自分に格を与え、格や権威で物事を見る世間を意識してどのように行動したのかという話が興味深かった。 また、著者は複数の書籍に同じような内容を書いていることが多いので、逆説...
実力主義と考えられる戦国時代においても格が重要であり、信長や道三といった下剋上の塊のような人間たちがどのように自分に格を与え、格や権威で物事を見る世間を意識してどのように行動したのかという話が興味深かった。 また、著者は複数の書籍に同じような内容を書いていることが多いので、逆説の日本史と同じ内容が書いてあるかとちょっと心配であったが、最新の研究成果を活用し、本能寺の変で異なる犯人説が書かれていたり、あまり取り上げられていなかった信玄や謙信について細かく描かれていたりしており、逆説の日本史を全巻読んでいる自分でも新たな発見があって非常に楽しめた。
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