白い生きもの図鑑 の商品レビュー
白い生物集。 表紙はオコジョ。 哺乳類は白か茶系が多い。これは地球に発生した順番によるという。カエルやヘビなどのあとから生まれた哺乳類は恐竜などをさけるようにして恐竜が滅びるまで約1憶年間夜の生活をした。それが原因だという、とある。カエルやヘビなどの脊椎動物は色素識別能力が高...
白い生物集。 表紙はオコジョ。 哺乳類は白か茶系が多い。これは地球に発生した順番によるという。カエルやヘビなどのあとから生まれた哺乳類は恐竜などをさけるようにして恐竜が滅びるまで約1憶年間夜の生活をした。それが原因だという、とある。カエルやヘビなどの脊椎動物は色素識別能力が高くカラフルなものがいる。が哺乳類は夜の生活の間に色別能力が失われ、相手を見分けることができないのにカラフルでもしょうがないとして地味な色になったという。ただ恐竜が滅びた後新生代になって、サルなどの哺乳類は色素能力が回復した。人間が色素を色別できるのはそのため。 2015.8.30初版 図書館
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ふわふわのよそゆきを着ています。冬の訪れを告げるユキムシ、洞窟に暮らすホライモリ、ベルーガ、オコジョ…無垢で奇妙な、とっておきの「白」を美しい生態写真と解説で紹介。(帯) シリーズ三冊目。 赤が格好いい、青が奇麗ときて、白は可愛い。 表紙のオコジョは勿論、パンダやバクなど、一般...
ふわふわのよそゆきを着ています。冬の訪れを告げるユキムシ、洞窟に暮らすホライモリ、ベルーガ、オコジョ…無垢で奇妙な、とっておきの「白」を美しい生態写真と解説で紹介。(帯) シリーズ三冊目。 赤が格好いい、青が奇麗ときて、白は可愛い。 表紙のオコジョは勿論、パンダやバクなど、一般的に見て愛くるしい生きものがそろっている。
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図鑑。写真集。 表紙からカワイイ。 シロアジサシ、大人は綺麗で雛は愛らしい。 シンリンオオカミの写真はカッコ良すぎ! 白い生きものには、綺麗なものが多い気がします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
赤や黄などと比べるとインパクトは弱いけれど、白は神秘的で美しい。雨に打たれると透明になる花「サンカヨウ」。レースで編み上げたような「ガラスカイメン」。そして、繊細な飾り羽が美しい「ダイサギ」。ライチョウは脚にも羽毛が生えているのは知らなかった。
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白は純粋、無垢といったイメージだと書いてある。確かに。表紙のオコジョも、雪の中の雷鳥も、ホッキョクグマも、白イルカもカワイイ。とてもカワイイ。 「白」に注目して生き物を集めるなんて、着想が面白い。それでもって解説が元上野動物園園長なんですが、ぶっきらぼうだったり、妙な愛着を淡々と...
白は純粋、無垢といったイメージだと書いてある。確かに。表紙のオコジョも、雪の中の雷鳥も、ホッキョクグマも、白イルカもカワイイ。とてもカワイイ。 「白」に注目して生き物を集めるなんて、着想が面白い。それでもって解説が元上野動物園園長なんですが、ぶっきらぼうだったり、妙な愛着を淡々とした語り口で語ったり、私的には静かにツボにはまりました。 他に「青」と「黄色」もあるそうだ。さっそく見てみたいと思う。
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表紙はオコジョ。ふわふわとあったかそう! 白い生きものというと、何だか冬を思い出しますが、もちろん、通年白いものもいます。 幼いときだけ白いものもいれば、成熟すると白くなるものもいます。 全身真っ白な場合もあれば、黒とのコントラストが目立つものもいます。 清らかなもの、ちょっと...
表紙はオコジョ。ふわふわとあったかそう! 白い生きものというと、何だか冬を思い出しますが、もちろん、通年白いものもいます。 幼いときだけ白いものもいれば、成熟すると白くなるものもいます。 全身真っ白な場合もあれば、黒とのコントラストが目立つものもいます。 清らかなもの、ちょっと妖しいもの、禍々しいもの、かわいらしいもの。印象もさまざま。 そんな白い生きものを集めたミニ図鑑です。 冬に白くなるのは、冒頭のオコジョやライチョウ、トウホクノウサギなどです。夏山では茶色がかった色、冬は白い色になり、いずれも保護色となります。ウサギが白くなる場合は毛が生え替わるというよりも、色素が抜けるため、被毛が乱れないまま色だけが変わることになります。雷鳥は換毛するようですね。このあたりの白化の制御のしくみ、そのスイッチ(温度や日照時間?)というあたりもなかなかおもしろそうです。 通年白い動物もいます。ホッキョクグマやダイサギ、シロイワヤギといったあたりです。ホッキョクグマの毛は実は1本1本は透明ですが、重なり合うため、それぞれに光が乱反射して濁って見えます。透明なビニル袋を重ねると白濁して見えるのと同じ原理です。 白い赤ちゃんがかわいくて人気のタテゴトアザラシやオカダンゴムシは幼生だけが白い例ですが、ベルーガ(シロイルカ)やハリー・ポッターシリーズでおなじみとなったシロフクロウなどは、幼い子には色があり、大人に近づくにつれて白くなっていきます。小さい頃はイノシシのウリ坊みたいだけど、大人になるとツートンカラーになるマレーバクのようなおもしろい例もあります。 ドクツルタケというキノコは見た目は真っ白で清楚ですが、実は猛毒を持ちます。別名、「死の天使」。ひとたびそう知ると何だかおどろおどろしく見えてきます。 雪の季節の到来を告げるといわれるユキムシはアブラムシの仲間ですが、それに近い仲間でオオベニハゴロモという虫がいます。幼虫時代は白く、成虫は鮮やかな紅色になります。いずれも集団で住み、木にくっついて生きています。個々では弱い生きものなので、かたまって鳥などの目をくらませていると考えられています。 ボウズハゲギスというインパクトのある名前の魚は、南極に住んでいます。体だけでなく、血液にも色がありません。ヘモグロビンを持たず、酸素は血液に直接溶け込んでいるのだそうです。体液が-6℃以下になっても生きていけるというボウズハゲギス。白いだけでなく、いろいろ生き残りの秘密がありそうです。 興味深いのはモンシロチョウです。ヒトの目にはいずれも白く見えますが、紫外線を感知する昆虫の目から見ると、メスの表側だけが白く見えるのです。だからオスはそれを手がかりにしてメスを探していると考えられます。 コンパクトで写真を眺めているだけでも楽しいですが、「白い」という括りから、意外に深く、生きものの世界への視点が広がる1冊です。
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白玉団子のようなシロヘラコウモリ、冬を告げるユキムシ、洞窟に暮らすホライモリ、ベルーガ、オコジョ……深海から空まで、無垢で奇妙なとっておきの「白」を美しい生態写真と解説で紹介。
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