壁 ベルリンひきさかれた家族 の商品レビュー
東西冷戦時代の象徴であった「ベルリンの壁(1961-1989)」によって引き裂かれた家族の物語。 西側でひとり寂しく暮らす父親との再会を果たすため、壁の近くの人目につかない場所でトンネルを掘り続ける少年の涙ぐましい姿。母親と妹の三人が脱出しようとした夜の「とまれ!」と叫ぶ東側警備...
東西冷戦時代の象徴であった「ベルリンの壁(1961-1989)」によって引き裂かれた家族の物語。 西側でひとり寂しく暮らす父親との再会を果たすため、壁の近くの人目につかない場所でトンネルを掘り続ける少年の涙ぐましい姿。母親と妹の三人が脱出しようとした夜の「とまれ!」と叫ぶ東側警備兵の凍りつくような衝撃。 震えながら話す少年の話を聞いた兵士が「家族は皆と一緒にくらさなきゃ」と言って、三人を見逃してくれた ! ・・・ 暗く悲愴な時代に垣間見る、優しさと善意にあふれたハッピ-エンドで幕を閉じる創作絵本です。
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この話は実話だろうか、それともこんな話はあちこちに会ったのだろうか。手紙のやり取りは検閲はあってもできていたのだろうか。 壁が崩壊してから再会できるのかと思っていたけど、少年の努力によって自分で道を切り開いたのだと分かった。一時はどうなるかと思ったけれど、無事に出会えて良かった。
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