忘れられた島々 「南洋群島」の現代史 の商品レビュー
第1章 日本帝国の南進 第2章 冒険ダン吉と三等国民 第3章 海の生命線 第4章 楽園と死の美学 第5章 日本を焼き尽くす砲台 第6章 水爆の海 第7章 「南洋帰り」の戦後 著者:井上亮(1961-、大阪、ジャーナリスト)
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南洋群島と日本の関係を簡潔に丁寧に整理されてた。 きちんと引き揚げその後まで書かれていて移民史として簡潔してた。 南洋でも勝ち組/負け組の抗争をやってたというのは知らなかった。 ゼミの講読とかの教材にはいいかも。
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「坂の上の雲」の坂を転がり落ちた。 太平洋を碁盤に例えるとまさしく捨石だ。 移民の6割が、そして死者の85%が沖縄の人という。 朝鮮人も動員された。受刑者が滑走路づくりに送り込まれた。 各地で悲惨としか言いようがないことに。 二等国民、三等国民とは何だ? その後の沖縄戦や米軍基地...
「坂の上の雲」の坂を転がり落ちた。 太平洋を碁盤に例えるとまさしく捨石だ。 移民の6割が、そして死者の85%が沖縄の人という。 朝鮮人も動員された。受刑者が滑走路づくりに送り込まれた。 各地で悲惨としか言いようがないことに。 二等国民、三等国民とは何だ? その後の沖縄戦や米軍基地を思うと、本土への言い尽くせぬ思いがあることが分かる。 「酋長の娘」を歌える自分に驚く。
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南洋諸島が、日本により統治されるようになって行くまでのことや、日本統治下のこと、第2次大戦下での出来事等、本書は通史的に巧く纏めた労作である。 こうした「余り知られていない?」を説く一冊は重要だ…そして何となく思うのは…所謂“現代史”の範疇に入るような出来事や経過に関して、「存外...
南洋諸島が、日本により統治されるようになって行くまでのことや、日本統治下のこと、第2次大戦下での出来事等、本書は通史的に巧く纏めた労作である。 こうした「余り知られていない?」を説く一冊は重要だ…そして何となく思うのは…所謂“現代史”の範疇に入るような出来事や経過に関して、「存外に知らないこと、忘れられていることが多いのかもしれない」ということだ…
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