図解 はじめよう!「パン」の店 新版 の商品レビュー
僕はほとんどパンを食べないし、パン屋で一山当てようという野望もない。 けれど、妻や娘に付き添っていく、次々に出来るパン屋の経営とはどうなっているのかにちょっと興味がある。 わかったこと。 パン屋の坪効率は高い。投資回転率が高い。パンのマーケットサイズは年間11000...
僕はほとんどパンを食べないし、パン屋で一山当てようという野望もない。 けれど、妻や娘に付き添っていく、次々に出来るパン屋の経営とはどうなっているのかにちょっと興味がある。 わかったこと。 パン屋の坪効率は高い。投資回転率が高い。パンのマーケットサイズは年間11000円で、その三分の一は食パン。規模は二極化。小さい店は日販7万円が目安。などなど。 パンに興味がなくても、なかなか面白い。特色を出すための発想は他のビジネスと変わらない。食パンという基本で突き抜けろ、独自の商品を持て。お客様視点を持て、という具合に。 これで繁盛するパン屋ができるというが、逆に、こういうことを知らずにパン屋を始めてしまう人がいるのかと思うと恐ろしい。 でも、近所のパン屋で、愛想が悪い(少なくとも僕には)ところがある。まあ職人気質でいいんじゃないの、と思っていたら、常連らしい客には愛想がいい。挙句の果てに、レジでパンを落としたのだ。これにはびっくり。本書には、パンが好きではない人はパン屋をやらない方がいい、とあるが、件のパン屋はきっと好きではないのだろう。ある意味この本の逆張りを行っている。いつなくなってしまうか楽しみだが、人気あるらしい。 教訓:マニュアルは武器じゃなくてスタートラインだ。序破急の序だ。まあ、「はじめよう!」だしね。初心忘るべからず。
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