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ヨーコさんの“言葉" の商品レビュー

3.9

31件のお客様レビュー

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2016/10/31

大人の絵本と言っていい本である。 「100万回生きたねこ」と、同様に、一人ずつ、受け止め方や、考えが違うだろう。 才能のある者の中で凡庸な集団が、努力し、競争しながら、悲しみや喜びを見出していく姿は、私達自信を表している。 「神様はえらい」の所で、姉妹が、金魚の墓を作るのに、ど...

大人の絵本と言っていい本である。 「100万回生きたねこ」と、同様に、一人ずつ、受け止め方や、考えが違うだろう。 才能のある者の中で凡庸な集団が、努力し、競争しながら、悲しみや喜びを見出していく姿は、私達自信を表している。 「神様はえらい」の所で、姉妹が、金魚の墓を作るのに、どちらも言い分があって、なるほどと、思う。 いい加減な人ばかりやくそ真面目だけでも世界は完璧にならないという言葉にも納得。 腹がたった時の解消法として、手紙を書く、そして記念切手をなめながら、・・・貼って投函する。 なんでも簡単にメールで、用事が、済むけれど、その人の字体が、人柄を表しているからいいかもしれない。 先日、子供が海外出張の時に、メトロポリタンへ行ったよ!と、絵葉書を送ってくれた。 なんだか、とても嬉しかった。 最後に、伯母さんの話が、書かれていたが、私も伯母がなくなった90歳を超えていたが、伯父は、一番いい笑顔の写真を遺影にして、昔から、美人だった、、、と、語ったのが、印象的だった。

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2016/10/23
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ダックスを飼っている人が まったくおんなじことを。笑 偶然その方にこの本をお貸ししたら、お手紙にそのことが書いてあって、そういえばそんなことおっしゃっていたなと思い出した訳なのですが。 ぬきんでて才能のある子 特別に才能のない子 そして凡庸と凡庸と凡庸と けれど不思議なことに、 運動会で大人の涙腺をくすぐるのは 凡庸の競い合う姿 凡庸が凡庸と 鼻の先ひとつで ゴールを奪いあう姿に 誰の子とも知れなくても こみあげてくる 圧倒ではなく 凡庸に 凡庸が 世界を盛り上げる

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2016/11/03
  • ネタバレ

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エッセイ。漫画。NHKで放送されてる「ヨーコさんの”言葉”」をまとめたもの。佐野洋子さんカッコいいし、淡谷のり子さんもカッコいいなぁ。

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2016/10/12

三葛館一般 914.6||SA 「自分らしさ それが大切」 (保健看護学部 4年 Y.N) 和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibi...

三葛館一般 914.6||SA 「自分らしさ それが大切」 (保健看護学部 4年 Y.N) 和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=83411

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2016/08/21

NHKの5分番組を書籍化したもの。甘くはない、ビターな言葉で淡々と語られるヨーコさんのエッセイはどこか哲学的だ。さすが詩人の谷川俊太郎がヨーコさんと離婚したのち決して再婚しようとしなかったほど惚れぬいた女性なだけはある。「ピカソに子供時代はなかった。彼は生まれついてのプロフェッシ...

NHKの5分番組を書籍化したもの。甘くはない、ビターな言葉で淡々と語られるヨーコさんのエッセイはどこか哲学的だ。さすが詩人の谷川俊太郎がヨーコさんと離婚したのち決して再婚しようとしなかったほど惚れぬいた女性なだけはある。「ピカソに子供時代はなかった。彼は生まれついてのプロフェッショナルであった。老いてのちようやく子供になることができたのだ」という章とお嫁に行き老いて亡くなった伯母さんの人生を描いた章がかなり涙腺にきた。全回収録されていないのでぜひ続編も刊行してほしい。北村裕花さんの味のある絵も最高です。

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2016/07/23
  • ネタバレ

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佐野洋子のエッセイだと知って読んでみたが、まさかNHKでやってる番組の書籍化だったとは、しかも2冊目だったとは。 「せめてこれ以上、誰も何も考えないで」と「ビンボー人の品性」と「フツーに死ぬ」が良い。 テント担いで山に行くと、携帯の電波が通じないとこが多い。財布にいくら入れてても、お店自体がほとんどなく、営業小屋で買えるものも知れている。人の少ない危険なとこを通るとき「ここで落ちて誰も助けが来なかったら一人で死ぬことになるんやな」なんて思ってしまう。 それでも、山に居るのが楽しい。それは勿論、山が好きだからなんだけど、実は、「不便で、少ない物で生活して、人が少なくて寂しい」その状況自体を楽しんでいるって部分もある。 「俺は少々捻くれてるのかなぁ」と思ったりしたんだけど、この本の上記3篇を読んだら、合点がいった。 「便利で、豊かになって、人とずっと繋がっていられる」世の中である。昔は良かっただけとは思わない…。でも「せっかく便利なんだし、せっかく豊かなんだし、せっかく人と繋がるのがラクになった」んだから、「便利に甘えすぎず、使いこなす以上に持たず、過剰に繋がらない」ぐらいの節度を持って暮らす方が味わい深い日々を送れるんじゃないか。 ヨーコさんはそう教えてくれている。

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2016/05/15

いいかげんなヤツばっかでも くそまじめだけでも 世界は完璧にならない。 神様はえらい。 ー〔神様はえらい〕 コインランドリーで乾燥待ち中にお店で発見し読んでみた

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2016/05/05

テレビ番組なのですね! それは知らなかったんやけど読んでとても心がすーっとした。すっきりした!とかそういう意味ではなく、なんだかすーっとした。 絵がまた素晴らしい!

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2016/03/19

NHK日曜美術館の前に放送されていた“ヨーコさんの言葉”。最初はぼーっと見ているだけだったのに、いつしか楽しみになった。絵も素朴で味わい深いし、声も少しだけぶっきらぼうで味があって、大好きな時間だった。本が出たと知り、即買いした。9割はTVで見た記憶のあるものだったけど、相変わら...

NHK日曜美術館の前に放送されていた“ヨーコさんの言葉”。最初はぼーっと見ているだけだったのに、いつしか楽しみになった。絵も素朴で味わい深いし、声も少しだけぶっきらぼうで味があって、大好きな時間だった。本が出たと知り、即買いした。9割はTVで見た記憶のあるものだったけど、相変わらず読んだ後に心の中を深い思考のようなものが広がる。この感覚が好きだ。出典が巻末に載っていたので、佐野さんの本を読んでみようかなと思う。

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2016/02/28
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文字数が少ないので、あっという間に読めるのに、 すごく深い内容だなと思いました。 本の帯に書いてある通り、 ”大人のための絵本”です。 時々読み返したくなる本だと思います。

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