塚本晋也×野火 の商品レビュー
2015年の塚本晋也監督作品『野火』の解説書・副読本。 監督インタビューや対談で、監督のこの映画にかける熱い思いに触れ、数々の寄稿で、自分が映画を見て抱いた思いを再確認する(後半の篠原勝之の寄稿文が文学的で素晴らしい)。勉強不足な自分には、第二次世界大戦、太平洋戦争、フィリピン・...
2015年の塚本晋也監督作品『野火』の解説書・副読本。 監督インタビューや対談で、監督のこの映画にかける熱い思いに触れ、数々の寄稿で、自分が映画を見て抱いた思いを再確認する(後半の篠原勝之の寄稿文が文学的で素晴らしい)。勉強不足な自分には、第二次世界大戦、太平洋戦争、フィリピン・レイテ戦の図解・年表もうれしい。劇中でまったく説明がない分、この一冊で補うことができる。 本の中でも何度も触れられているが、この『野火』は実に体験的な映画で、まるで自分も戦場にいるかのように思えてくる。何度も見ようという風にはなかなかならない映画だが、一度見てからこれを読むと、もう一度見たくなってくるのだ。そしてそういう映画なので、見ていない人は見てみようという気になってくるのではないか。まぁ実際、この本を手にした人はほとんど映画を見た人だとは思うけども。
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塚本晋也監督からサインを頂いた本書とパンフレットを読み終わる。 パンフレットの塚本監督のインタビュー、本書の野火台本を読むと、 2回目観た時よりも更に「そうだったのか」とわかり、 3度目も足を運ばなければと思うのでした。
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映画を観たあとに寄った本屋にあったので、一部立ち読みしてきました。映画のパンフ買わなかったから、こっち買おうかな…。 途中に映画の決定台本が載ってます。 映画で「これはどっちだ…?」と思った描写に関しては、やっぱり明言されてはいなかったけど、注でいくつか補足があったので、そこを...
映画を観たあとに寄った本屋にあったので、一部立ち読みしてきました。映画のパンフ買わなかったから、こっち買おうかな…。 途中に映画の決定台本が載ってます。 映画で「これはどっちだ…?」と思った描写に関しては、やっぱり明言されてはいなかったけど、注でいくつか補足があったので、そこを読めるだけでも価値があると思う。何気ない描写に隠された意味とか、時代背景とかの解説があるので、観賞後に読むのがおすすめです。
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