国を救った数学少女 の商品レビュー
前作、窓から逃げた100歳老人がとても面白かったので読んでは見たが、感想としては、普通といったところ... 痛快なところもあり、そこは非常に楽しめたのだが、2名ほどそれらを台無しにするほどの屑がいる。 あの2人の存在が、少なからずこの物語を悪くしてしまっていると感じた。
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翻訳家の力量なのか原作者の無駄に長いストーリーのせいなのか、あんまり面白くなかった。南アフリカの屎尿汲み取りの仕事をしながら無学の黒人少女が閃きで数学の頭脳で所長になる序盤から巻き起こるドタバタ劇。窓から逃げた100歳老人の方が良かったな。
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タイトルがひどい。 英語版のgirlも話的には⁇だけど、スウェーデン語はわからないからな… 登場人物が焦ってなくて話のスパンが無駄に長い。 くだらない話はさっさと終わるパターンが好きなんだけど この作者はいろいろ実在の人物とか入れたがりだからか、 あっちの人がこうなって〜ひっぱり...
タイトルがひどい。 英語版のgirlも話的には⁇だけど、スウェーデン語はわからないからな… 登場人物が焦ってなくて話のスパンが無駄に長い。 くだらない話はさっさと終わるパターンが好きなんだけど この作者はいろいろ実在の人物とか入れたがりだからか、 あっちの人がこうなって〜ひっぱりに飽きた。
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機知のある言い回しが一番の魅力。 話が長いが、ある状況下の暮らしが10年以上続くというのを何回も繰り返すことで、登場人物たちの人生が特別なようでいて普通に生きる人間たちであることに説得力が出ていると思う。 日本題が煽り。数学的なトリックがまったくなくて残念に思うくらい。
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窓から逃げた100歳老人 に続く第二弾 十分楽しませてもらいました ありえない設定なのに実在の人物を取り混ぜて話は進みます 絶望しそうになったり、応援したり、最後はほっとさせてもらいました 主人公ノンベコの周りは個性ありすぎの人たちばかり 第三弾も執筆中とか 楽しみです ≪ ...
窓から逃げた100歳老人 に続く第二弾 十分楽しませてもらいました ありえない設定なのに実在の人物を取り混ぜて話は進みます 絶望しそうになったり、応援したり、最後はほっとさせてもらいました 主人公ノンベコの周りは個性ありすぎの人たちばかり 第三弾も執筆中とか 楽しみです ≪ 爆弾が 世界を破壊 しないため ≫
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2016年2月22日図書館から借り出し。意外と部厚いので驚いた。他の本もあったので、3月7日読了。実質3日ほど。第1作「窓から逃げた100歳老人」のハチャメチャな面白さは、この第2作でさらにパワーアップしている気がする。ブラックなユーモアのセンスは抜群で、イギリス人をも凌駕すると...
2016年2月22日図書館から借り出し。意外と部厚いので驚いた。他の本もあったので、3月7日読了。実質3日ほど。第1作「窓から逃げた100歳老人」のハチャメチャな面白さは、この第2作でさらにパワーアップしている気がする。ブラックなユーモアのセンスは抜群で、イギリス人をも凌駕するところがある。原題は「スウェーデン国王を救った少女」というものだが、邦題「国を救った数学少女」というのは、いささかセンスが足りない感じがする。せっかくの傑作を手に取る人を減らしそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
南アフリカのアパルトヘイト下で最底辺の人生を始めた少女が自分の道を切り拓き原爆の脅威から世界まで救うことになる。 実在の王、首相などの世界の要人が実名で登場し、史実をなぞっている部分もあるだろうが、ほとんどは奇想天外でハチャメチャな冒険譚だ。 タイトルほどには「数学」が前面にはなく、むしろマルチリンガルな語学と頭の回転がいい主人公、そしてその他の登場人物もクセがあるけれど憎めないキャラクターたちで、ストーリーに引き込まれた。 16-21
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南アフリカでアパルトヘイト政策がまだ存在した時代に、字は読めないが数字に明るい黒人の少女がいた。数々の危険だがコミカルにも感じる出来事をくぐり抜け、スウェーデンにたどり着く。それも核兵器付きで。この核兵器の処理に頭を悩ませつつ、面倒な仲間と愛する人ができる。王や首相と逃走劇を演じ...
南アフリカでアパルトヘイト政策がまだ存在した時代に、字は読めないが数字に明るい黒人の少女がいた。数々の危険だがコミカルにも感じる出来事をくぐり抜け、スウェーデンにたどり着く。それも核兵器付きで。この核兵器の処理に頭を悩ませつつ、面倒な仲間と愛する人ができる。王や首相と逃走劇を演じるなど、かなり奇想天外なストーリー展開だが、とても面白かった。
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黒人差別が歴然としていたころの南ア、最底辺の家庭に生まれた少女ウンベコ。両親を亡くし、し尿処理場で働く。読み書きも知らないウンベコだが、数字に関しては天才的な才能がああり、処理場の管理者をも圧倒させる。数学的才能と機知に富む発想でピンチを切り抜けていく。次々現れる奇怪な人々、あり...
黒人差別が歴然としていたころの南ア、最底辺の家庭に生まれた少女ウンベコ。両親を亡くし、し尿処理場で働く。読み書きも知らないウンベコだが、数字に関しては天才的な才能がああり、処理場の管理者をも圧倒させる。数学的才能と機知に富む発想でピンチを切り抜けていく。次々現れる奇怪な人々、ありえない偶然。スウェーデン国王まで登場してテンヤワンヤ! あれよあれよと、読んでしまいました。実在の人物も辛らつに書かれていたり、笑って読んでしまいましょう。
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スウェーデンの作家ヨナス・ヨナソン、2013年発表の小説。南アフリカが秘密裏に作った核爆弾をめぐってのドタバタコメディ。面白いです。 南アフリカの貧民街に生まれた黒人少女が主人公。文盲が当然の街で育った少女は持ち前の才覚で独力で文字を覚え、数学的才能を開花させます。しかし貧民街...
スウェーデンの作家ヨナス・ヨナソン、2013年発表の小説。南アフリカが秘密裏に作った核爆弾をめぐってのドタバタコメディ。面白いです。 南アフリカの貧民街に生まれた黒人少女が主人公。文盲が当然の街で育った少女は持ち前の才覚で独力で文字を覚え、数学的才能を開花させます。しかし貧民街は脱出したもののひょんなことから原爆の秘密研究所で囚われの身となり掃除婦として強制労働に従事することになります。才能ある少女はそこで駄目所長を陰で支える存在となりますが・・・。 約10年後に一発の原爆と共にスウェーデンに脱出した少女(その時にはもう少女ではなく大人ですが・・・)はスウェーデンで狂信的反王政主義者の青年とその双子の弟に出会います。この双子の生い立ちの物語りがもう一つの主軸として語られますが、ハチャメチャなお話し。 そんなこんなで最終的に原爆をいかに処理したか、という数十年に渡る長大な物語りは、史実に則しながらも虚実入り乱れての痛快な大ボラ話、皮肉やブラックユーモアもたっぷりの大変面白い作品です。 数十年に渡る長大な物語りだけに、語られるエピソード一つ一つはかなり大雑把と言う印象を受けるものが多いです。著者の前作「窓から逃げた100歳老人」に比べるとスケールも小さく、ちょっと物足りない感もします。主人公の黒人女性もやや類型的で今ひとつ魅力に欠けます。この作品の中で最も輝いているのは狂信的反王政主義者の双子兄とパートナーのアナーキスト少女のおばかカップル。めげずへこたれずおばかを貫くこのカップルはすごいです。
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