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院内カフェ の商品レビュー

3.7

73件のお客様レビュー

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2015/11/04

初めての中島たい子作品。ドラマシナリオみたいに場面が切り変わり、それぞれのパーツがうまく組み合わさって結末へ。幸せな気持ちになれるエンディングでよかった。2015.11.4読了。

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2015/10/25

今の病院は、一昔前よりずいぶん明るく清潔になったものだと思う。悲しみや苦痛の渦巻く中、ほんの少しほっとできる場所。健康な人と病を持つ人が語り合える場所。院内カフェというのは、たしかに独特の空間だ。

Posted byブクログ

2016/02/08

舞台は病院内に併設されたカフェ。 そこでバイトするスタッフと、 お客としてやってくる人々の悲喜こもごもな物語。 私自身長女で、親の老いを感じざる負えない年齢だということや、 登場人物の人生が、他人事とは思えない部分が多々あって…。   なかでも朝子と孝昭夫妻の話が印象的。 夫婦...

舞台は病院内に併設されたカフェ。 そこでバイトするスタッフと、 お客としてやってくる人々の悲喜こもごもな物語。 私自身長女で、親の老いを感じざる負えない年齢だということや、 登場人物の人生が、他人事とは思えない部分が多々あって…。   なかでも朝子と孝昭夫妻の話が印象的。 夫婦間に交わされる手紙がとても素敵でした。 「さやか」という小さい女の子が、辛い闘病の現実から逃げるために ”まりあちゃん”というもう一人の自分を作ってるんですよ。 病気なのは自分ではなく”まりあちゃん”なんだと。 この子の母親はそれをわかって「まりあちゃん」って…。 本当は諭すべきなのでしょうが…。 つらいですね。 ”病んでる者にまず必要なのは、薬でも原因の究明でもなく、たぶん救いなんだ” と言う孝昭の言葉、わかる気がします。 家族って、誰かが病気になって初めて 正面から向き合えることがあるのかもしれない…。 亮子と航一も、とてもいい夫婦関係。 共有する悩みが互いの思いやりにつながっていてね。 バイトの村上君も、飄々としていていい感じだし。 ”病気が良くなるクッキー” この院内カフェなら、ありそうな気がしてきます。 「ウルメ」「ゲジデント」「マダム・スプラッシュ」 私もよく行く場所のスタッフさんに、 ニックネームつけられてたりして…。 病院て、診察が終われば速やかに立ち去りたい場所。 でもこんな「院内カフェ」があったら、ちょっと寄っていきたくなる。 心地よい香りのする素敵な物語でした。 それにしても、あの聖夜の贈り物は誰の仕業なんだろう・・・。

Posted byブクログ

2015/10/13

久しぶりの中島さん。 文章は…少し読みずらかったけど キャラクターは癖がありながらも どこかが柔らかい。 院内カフェという設定自体が面白かったです。

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2015/09/28

病院の中にあるチェーン店のカフェ。 提供するものは他のお店と一緒だけれど、お客さんは多少?変化に富んでいる。 淡々とカフェ店員の視点で来店した客のことを描いたり、客の視点で病と人生を見つめたり。 ラストは、ちょっといい話風にほんわか。 みどりのうるうるした目の恐竜・・・。

Posted byブクログ

2015/09/07

ふつー…(´-ω-`) ほっこりもしないし、感動もしなければ中途半端。 しかもなんだか薄ぼんやりしていて私は好きではない。

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2015/08/20

一気読み2時間で読了。 こんな風に、心や体の痛みと戦う人の気持ちが書けるということは、著者も何か、つらい目に会ったんだろうか。 つらい経験の中から、こんな話を紡ぎ出せるのなら、作家ってすごいと思う。

Posted byブクログ

2015/08/17

チェーン店ではあるからこそ、院内にあるそのカフェは院内にありながら、病院とは全く違う。 そこに務める人、通院する患者、入院する者、家族… それぞれの時間が流れるけれど、その場所はただそこにあるだけ。

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2015/08/08

自分の人生と両親の介護と夫の病気と… テーマはなかなかに深刻だけれど、 そうなのよ、そうそう、と共感するところ多々、 ギクッと心に刺さるところあり、 相手の身になって思いをいたす大切さを再認識すること数回… 最期まで一気に読み進み、こころほかほか。読後感も良くて満足。 ゲジデント...

自分の人生と両親の介護と夫の病気と… テーマはなかなかに深刻だけれど、 そうなのよ、そうそう、と共感するところ多々、 ギクッと心に刺さるところあり、 相手の身になって思いをいたす大切さを再認識すること数回… 最期まで一気に読み進み、こころほかほか。読後感も良くて満足。 ゲジデント、素晴らしい医者だ。

Posted byブクログ

2015/08/05

病院のカフェに集まる人々のあれやこれや。 アルバイトする小説家は著者ご本人かも、と錯覚する。リアルだ。

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