あたしとあなた の商品レビュー
「あたしとあなた」は特定の誰かを指しているのではなく、詩の捉え方も読み手の自由。ブックデザインを担当されている名久井さんの「この言葉たちの動きや遠さや近さを、どうやって本という物質にしたらいいのか、悩みました」というのが印象的。
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自分に詩を評するチカラがないので、内容に関するコメントは控えます。要はよくわからない。すんません。 それでも本著を手に取ったのは装丁の美しさ。 表紙を見たら手に取らずにはいられない、引きつけられる感じ。 意味わかんなくても手元に置いておく価値ある宝石のような一冊。 ご冥福をお祈り...
自分に詩を評するチカラがないので、内容に関するコメントは控えます。要はよくわからない。すんません。 それでも本著を手に取ったのは装丁の美しさ。 表紙を見たら手に取らずにはいられない、引きつけられる感じ。 意味わかんなくても手元に置いておく価値ある宝石のような一冊。 ご冥福をお祈りします。
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重厚な印象の外観に対して、 薄青のページには、なんだか冷たいような、淡々とした印象を受ける。 〈あたし〉と〈あなた〉の関係も、重大そうに見えて、実は儚い感じ、みたいなことを伝えたい詩集なのかなぁ。 工芸品として、こだわりを持って装丁された本と聞いて、気になってしまう。 そんな中で...
重厚な印象の外観に対して、 薄青のページには、なんだか冷たいような、淡々とした印象を受ける。 〈あたし〉と〈あなた〉の関係も、重大そうに見えて、実は儚い感じ、みたいなことを伝えたい詩集なのかなぁ。 工芸品として、こだわりを持って装丁された本と聞いて、気になってしまう。 そんな中でも「笑う」という詩は、なんか温かい感じがして好きだった。 あと、ラジオで誰かが紹介していた「他人」という詩の一節も。 あたしの 人生は あたしが決めるけど あなたも ちょっぴり あたしを 決める
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「中身の詩を飾るのではなく 詩を素手で差し出す器としての本、この詩集をそんな風に感じてもらえるだろうか」 谷川俊太郎 「まず、この詩集のためだけの特別な紙を作るところからはじめようと思って、…」 名久井直子 想定のデザイン、手触り、紙の色や質感、とても贅沢な一冊でした。 本...
「中身の詩を飾るのではなく 詩を素手で差し出す器としての本、この詩集をそんな風に感じてもらえるだろうか」 谷川俊太郎 「まず、この詩集のためだけの特別な紙を作るところからはじめようと思って、…」 名久井直子 想定のデザイン、手触り、紙の色や質感、とても贅沢な一冊でした。 本作の谷川さんの詩はあまりよく分かりませんでした。
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この本のために紙を新たに開発した、というエピソードが気になり、手に取りました。 たしかに、ほんのり白枠のついた水色の紙は素敵でした。光で透かして見ると半紙のようになっていますが、触り心地は半紙とは異なり、不思議な感覚でした。 内容としては、やや優しすぎるというか、谷川俊太郎作品...
この本のために紙を新たに開発した、というエピソードが気になり、手に取りました。 たしかに、ほんのり白枠のついた水色の紙は素敵でした。光で透かして見ると半紙のようになっていますが、触り心地は半紙とは異なり、不思議な感覚でした。 内容としては、やや優しすぎるというか、谷川俊太郎作品に特有の"鋭さ"のようなものがほとんど感じられず、むしろ詩の輪郭がぼやけすぎているように私には感じてしまいました。 おとなしく『ニ十億光年の孤独』を読みます。
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ともだちが貸してくれました。 装幀もうつくしい。ナナロク社さんと詩や短歌と名久井直子さんの取り合わせが嬉しい。 ぱらぱらと言葉や単語が落ちてきてゆっくり寝不足の頭で拾っていく感覚。 うまく言えないけどやわらかさを感じる。 また読み返すつもり。
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装丁も詩も本当に美しくてはかなくてどこか陰があって、美しい水色の紙に乗る谷川さんの詩がどこまでも「あたし」に寄り添ってくれる気がして本当に本当に美しくて優しい本でした。 最初「あなた」は大切に思う誰かなのかな?と思ったけど、読み進めていくうちに「あたし」は心の中の自分で、「あな...
装丁も詩も本当に美しくてはかなくてどこか陰があって、美しい水色の紙に乗る谷川さんの詩がどこまでも「あたし」に寄り添ってくれる気がして本当に本当に美しくて優しい本でした。 最初「あなた」は大切に思う誰かなのかな?と思ったけど、読み進めていくうちに「あたし」は心の中の自分で、「あなた」は「あたし」の外側、肉体や外界に向けての自分なのか…?とも思ったり。しました。 あたしは自分の外側のあなたを大事にしたいけど、あなたは世界にすり減らされてどんどん心の中のあたしと離れたり、すれ違ったり、ときどきあなたがあたしに向き合ったり、なのかなーとか。 どんな見方もできるしその時の私でこの詩集の見方は違うのかもしれないなあ。 谷川さんもあなたという誰かは特定の人ではないと言ってたし、、、 ずっと大事にして何度も読みたい1冊。
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まずなによりも、ブックデザインが素晴らしい… 谷川さんの詩は言わずもがな。 図書館で借りて読みましたが手元に置いておきたいので新しいのを買おうかな…
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本として総合的に1つの作品。 詩も表紙も製本も紙もフォントも配置も。 全てが作品。 いつもそばに置いておきたい。 安心する本。
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図書館にある谷川俊太郎の詩集の中で1番見た目がかわいいやつを手に取った。かわいいとテンションが上がる。谷川俊太郎の詩って声に出して読みたい日本語って感じ。特に表題作は言葉遊びのようで面白かった。わたしは「ふっつり」が1番好き。すごく共感できて、景色が美しいから。
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