保育園義務教育化 の商品レビュー
「義務教育化」と一点突破するタイトルだけれど、本質は教育格差を無くすこと。現行法上の課題はさておき、問題提起としては理に適っているように思った。 情弱乙。で、片付けていいことと悪いことがあって、それを解決するのは誰の仕事なのか?考え続けていきたい。
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読みやすかった 要約すると「世の中のお母さん頑張りすぎ、社会的にもそれが当たり前と思われすぎ、もっと社会全体で育てた方がいい、けどそんなフワッとした感じだといつまで経っても実現しないからもう義務化しよーぜ、あと子育ての経済負担もなくそう、実はその方が親だけじゃなくて国にとっての経...
読みやすかった 要約すると「世の中のお母さん頑張りすぎ、社会的にもそれが当たり前と思われすぎ、もっと社会全体で育てた方がいい、けどそんなフワッとした感じだといつまで経っても実現しないからもう義務化しよーぜ、あと子育ての経済負担もなくそう、実はその方が親だけじゃなくて国にとっての経済発展にも良いんだぜ、あと子供に教育するのめっちゃコスパいいのよ、なので小学校より前の年齢に対する教育を義務化しよーぜ、メリットたくさんよ」って感じですね まあそうだよね〜って感じでした
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よくテレビで見かける古市さんの著書、ちゃんと社会学者としての姿を一度見てみたくて本書を読んでみました。 正直、メディアでの物言いを見ていると、「この本でも無茶苦茶なこと言ってるんじゃないか」と思っていましたが 、育児を担う母親に寄り添う内容になっていて驚きました。 子供を持たない...
よくテレビで見かける古市さんの著書、ちゃんと社会学者としての姿を一度見てみたくて本書を読んでみました。 正直、メディアでの物言いを見ていると、「この本でも無茶苦茶なこと言ってるんじゃないか」と思っていましたが 、育児を担う母親に寄り添う内容になっていて驚きました。 子供を持たない、結婚もしていない著者がここまで書けるのは、やはり取材の賜物だろうと思います。 むしろ、子供のいる方は自身の経験談にまみれる傾向にあるので、この本はある種客観的に書かれていて読みやすかったです。 内容も章立ての展開がわかりやすく、言いたいことも絞られていました。 これに賛同するかは人によるかと思いますが、 現状の母親というものの辛さを少しでも多くの人にわかって貰えたらな、と思いました。
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古市さんは結婚もしていなければ子どももいないのにここまで世の中のお母さんの気持ちに寄り添っていることが本当にすごいと思った。日本人全員に読んでほしい。 0歳から保育園に預けるのは可哀想。というなんの根拠もない心無い言葉のことを気にするのは止めようと思った。非認知能力の大切さを改め...
古市さんは結婚もしていなければ子どももいないのにここまで世の中のお母さんの気持ちに寄り添っていることが本当にすごいと思った。日本人全員に読んでほしい。 0歳から保育園に預けるのは可哀想。というなんの根拠もない心無い言葉のことを気にするのは止めようと思った。非認知能力の大切さを改めて感じたので今度は非認知能力に関する本を読もう。
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保育園を義務教育化して、社会全体のレベルを向上させようという本。 『学力の経済学』の主張にもある通り、乳幼児期への投資が1番効率がよいことを踏まえてかかれている。 集団生活では、単なる学力だけでなく、「非認知能力」が培われるというのはまさにほうたわと思う。それが子どもの教育の中心...
保育園を義務教育化して、社会全体のレベルを向上させようという本。 『学力の経済学』の主張にもある通り、乳幼児期への投資が1番効率がよいことを踏まえてかかれている。 集団生活では、単なる学力だけでなく、「非認知能力」が培われるというのはまさにほうたわと思う。それが子どもの教育の中心になると私も思う。 この本では、筆者の主張を、研究結果や過去の歴史、しまた諸外国の好事例をふまえて書かれている。 フランスの少子化対策の進み具合にはとても驚いた。 p.118 ・労働時間が日本より短い ・育児をしている人には柔軟な働き方が認められている ・質の高い保育園や託児所が充実している ・子どもを保育ママやベビーシッターに預ける場合には支援金が出る ・3歳からの保育学校は原則無料で、98%の子どもが通っている ・学費は基本的に大学までは無料 ・新学期の用意をするために毎年出る新学期手当 ・第3子以降が産まれた場合には引越一時金が出る ・家のリフォームや改築のための助成金もでる ・1000人以上の従業員が働いている会社(事業所)では、赤ちゃんに授乳させるための場所を設置しなくてはいけない この本の筆者、古市さんは30歳で、まだ独身男性。 社会学者とはいえ、自分とは異なる環境にいる子を持つ人のことをここまで理解し、 国に対する提言をできるということがすごいと思った。 これぞ、本として色んな人に読まれて然るべきものだと思った。 自分の考えたことをこんな風にアウトプットできるように、少しでもいいからなりたい。
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(いい意味で)偏屈だなと思っていた社会学者による、少子化問題・保育園待機児童問題についての論。 テレビで見る古市さんと比べると、当たり前の正論ばかりで、全く偏屈じゃなかったし、最終章の結論まとめは、どこか温かくて、現代社会を過剰に絶望視したい性格と年頃の私でも『未来に希望を持って...
(いい意味で)偏屈だなと思っていた社会学者による、少子化問題・保育園待機児童問題についての論。 テレビで見る古市さんと比べると、当たり前の正論ばかりで、全く偏屈じゃなかったし、最終章の結論まとめは、どこか温かくて、現代社会を過剰に絶望視したい性格と年頃の私でも『未来に希望を持ってもいいのかな』という気になったり。 わたし自身、子ども関係の仕事に携わっており、かつ、結婚四年目でまだ子どもを持つ気もなく(きっと今後も産む気になれない)、なんかこのトピックにまとわりつかれながらの20代を過ごしてきたなと。自分が産むor産まないはさておき、この世に産まれてきた子どもには、せめて幸せであってほしいし(すごく抽象的すぎるけど)、そのためのまず前提として、子どものお父さん・お母さんには、幸せであってほしいなと(抽象的)。 職務的にも、プライベートでも、自分にできる具体的なことって何かあるのかなと改めて。
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保育園義務教育化。社会学者で慶應義塾大学SFC研究所上席所員の古市憲寿先生の著書。育児の負担や責任が女性にばかり押し付けられている日本社会。これも一種の男女差別、女性蔑視からくるものだと思います。古市憲寿先生が提言されているように、いっそのこと保育園義務教育化を進めれば、日本全体...
保育園義務教育化。社会学者で慶應義塾大学SFC研究所上席所員の古市憲寿先生の著書。育児の負担や責任が女性にばかり押し付けられている日本社会。これも一種の男女差別、女性蔑視からくるものだと思います。古市憲寿先生が提言されているように、いっそのこと保育園義務教育化を進めれば、日本全体の教育レベルも上がるでしょうし、女性のますますの社会進出や女性活躍社会の実現にもつながるでしょうし、一石二鳥の案のように思います。やっぱり保育園問題に代表される子育て問題は、既成概念や常識に凝り固まった頭の固い中高年や高齢の政治家やお役人が解決できるような問題ではなくて、古市憲寿先生のように若くて優秀な研究者のかたの力を借りてはじめて解決できる問題であると実感しました。
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はじめに 「お母さん」が「人間」だって気づいてますか? と著者は問いかける。 子育てのストレスはかなりのもので、9割の母親がそのストレスから逃げたいと思うらしい。子どもの虐待のニュースに接しても、気持ちがわからなくもない、という母親は多い。頼りになる親が近くに住んでいたり、同じ...
はじめに 「お母さん」が「人間」だって気づいてますか? と著者は問いかける。 子育てのストレスはかなりのもので、9割の母親がそのストレスから逃げたいと思うらしい。子どもの虐待のニュースに接しても、気持ちがわからなくもない、という母親は多い。頼りになる親が近くに住んでいたり、同じように子育てに悩む母親が友人、知人にいたりすれば、助け合ったりできるが、母親ひとりで孤立して子育てをした場合、虐待につながることもある。 父親が子育てに参加しなくても、あまり不当な評価を受けないが、母親が子育てしないと、子育ては母親にしかできないでしょ、母親がちゃんとしなさい、と途端に社会の目は厳しくなる。 そんな風潮を差して、お母さんが人間だって気づいてますか? だ。 母親にだけ負担を強いず、社会全体でお母さんの負担を軽くしてあげましょう。そうしたら少子化も解消できます、という主張の本。そのための最重要課題が保育園(幼稚園でもいい)義務教育化政策だ。 様々なデータを紹介しているが、グラフや統計を載せているわけでないので、読みやすい。とりあえず、そうなんだぁ、と受け入れて読み進める。 保育園を義務教育化すると、母親一人で子育てするより、まず子供の社会性が育まれる。他社との関連性を学べ、良い教育を受けられる。悪い影響も受けるかもしれないが、そこは義務教育にすることにより国が責任を持って、一定レベルの環境では育てられる。 時間がとれるようになった母親はこどもを預けている間に休養したり、働きに出たりすることも出来る。ストレスによる虐待もなくなり、女性が活躍できる社会になる。そうすれば経済も上向きになる。 簡単にいうとこんな主張。 ところどころシニカルな表現を使うので、アマゾンのレビューでも意味を取り違えている人がいたが、いたってまともな主張だと思う。 そうねえ、検討してみたほうがいいかもねえ。やっていくうちにいろいろ弊害は出てくるだろうけど、やったほうがメリットが多い気がする。 フランスはそれをやったから少子化から脱したらしい。婚外子が多いということには目をつぶるとして、生まれてきた子どもの成長を国家が手厚く手助けするという考え方は見習わないと。いつまでも子育ては母親の責任では、少子化は解消しない。 問題は財源だけどねえ… 消費税もっと上げるしかないかなあ…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私たちの思い込みを切り崩してくれる一冊。例えば、「母親だけが子どもを育てるのは日本の伝統でもなんでもない」などは非常にひきつけられた。本書の中心的訴えである、格差が広がる日本では、社会全体の「レベル」をあげるために就学前義務教育が重要という考え方を色々な視点から考えることもできて興味深い。 社会は変わってきたし、変わっていくし、そして変えられる。 本当にその通りなんだと思うと素直に思わせてくれる言葉に出会えた。 あとがき部分は、必読 「知らない」と思い込んでいた世界、「知らなくてもいい」と決め込んでいた世界は、想像よりも楽しくて、そして奇妙で、興味深いものだった。 数ヶ月前には知らなかったこと。それは、今では、一人でも多くの人に「知って欲しい」と思うことばかりだ。 「知らない」と思っていた世界は、どんどんと身近なものになった。
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世間のパパママが喜びそうなことばかり言っていて、敵をつくりたくない感満載。学力の経済学等ほかの人の意見・著者を引用しまくっていて、それに古市さんが感想のべている感じ。 これって社会学者って肩書きもった彼じゃなくても別によかったと思うけど、私たち(子育て世代)で代弁できそうな人って...
世間のパパママが喜びそうなことばかり言っていて、敵をつくりたくない感満載。学力の経済学等ほかの人の意見・著者を引用しまくっていて、それに古市さんが感想のべている感じ。 これって社会学者って肩書きもった彼じゃなくても別によかったと思うけど、私たち(子育て世代)で代弁できそうな人ってほかにいないかな。 とはいえ、いっている内容は共感できるものばかりで、保育園に通わせている身としては嬉しい内容だった。
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