親の認知症に気づいたら読む本 の商品レビュー
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認知症に関する本,2冊目。これもまとまっている。 認知症には「中核症状」と「行動・心理症状」という二つの段階があるという。「中核症状」とは,見当識障害(時間,場所などが分からない),実行機能障害(計画を立てて実行できない),記憶障害(新しいことを覚えられない),理解・判断力障害などがある。この「中核症状」を引き金に起こる「行動・心理症状」には,失禁や攻撃的言動,食行動異常,睡眠障害や幻覚など,いろいろあるようだ。 少しずつ進行していて,本人は気づいていないような気もするし,本人は分かっているような気もする。病院に連れて行こうとすると抵抗するというのは,自分のことが分かっている証拠なのだろう。まったく分からなければ,素直に従いそうだから。 いつものように,もう1冊読んで,自分なりの「認知症」の捉えとすることにしようと思う。 新しい分野については,3冊くらい読むといいよ~というのが,わたしの本とのつきあい方だ。 入浴に限ったことではありませんが,認知症の人に対し強い対応をすると,本人からも強い反応が返ってきます。「○○するべき」という決まりや目標をつくらず,大きな問題がなければそのままにしておくといった臨機応変な対応を心がけましょう。 (本書,p.122) ついつい強くあたってしまっていた自分を反省して,ゆったりと対応していきたいと思うのです。
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親が認知症と思ったら、まずは受診させる。そして、介護サービスを利用する。親との接し方を考えるとともに介護者の負担を減らすようにする。そんなことが丁寧に解説してある。
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